【ExWHYZ】Episode24 yu-ki「より多くの人に今の自分たちを見てもらえるように」

2025年5月からツアー〈ExWHYZ TOUR 2025 '(unfinished) odds and ends' 〉を開催中のExWHYZ。その個別インタヴュー・シリーズが第3弾は、yu-kiが登場。ファーストシングル「iD」の制作秘話や、8月2日に開催される3周年記念公演の会場、LINE CUBE SHIBUYAへの特別な想いを語ってもらいました。
1st Sg「iD」からの先行配信
INTERVIEW : yu-ki(ExWHYZ)

明るいギャルマインドを持ちながらも、いい意味での抜け感も持っている、yu-ki。ライブでは、4人のバランスをとりつつ、笑顔でMCやパフォーマンスを行うのが印象的だ。取材直前には8月2日にLINE CUBE SHIBUYAで開催されるワンマンライブのチケットが一般発売日前に完売という嬉しいニュースも入り、まさにここから駆け上がっていく状態のExWHYZ。yu-kiに、新作シングルのことからライブのことまでざっくばらんに話を聞いた。
取材&文 : 西澤裕郎
写真 : 大橋祐希
だんだん遊び心を出していける曲になってきた
──yu-kiさんは雨女として有名ですが、今朝も雨が降っていましたね(笑)。
yu-ki:取材の時間には止んでよかったです(笑)。
──いつもOTOTOYの個別取材のときは雨が降るので、本当すごいなと思います。
yu-ki:また傘を持って写真撮るのかなと思っていたので安心しました(笑)。
──髪色も変わって雰囲気も変わりましたね。
yu-ki:夏なので、明るくしよっかなと思って(笑)。

──いろいろお話を伺っていきたいのですが、まずはLINE CUBE SHIBUYAのチケットがソールドアウト。しかも一般発売日前に完売ということで、率直にどう思われましたか?
yu-ki:めちゃめちゃ嬉しかったです。これは、ガラクタツアー(「ExWHYZ TOUR 2025 ‘(unfinished) odds and ends’」)を1公演1公演積み重ねてきた先にあったものだなって思うので、お客さんたちにしっかり届いていたんだなっていう嬉しさと、この日をたくさんの人が選んでくれたんだなって嬉しさで、いっぱいです。
──直接マスター(※ExWHYZファン)たちの温度感や手応えを感じられるのが「ガラクタツアー」の現場だったと思うんですけど、ライブでの反響や手応えはいかがですか?
yu-ki:マスターのみんなが、毎公演「今日がいちばんよかった!」って感想を言ってくれるのが、すごく嬉しかったですね。私たちもライブが終わったあとに、メンバーみんなで映像を見返して、「ここをもうちょっとブラッシュアップしよう」とか、それぞれで揃ってなかったところとかを次の練習で持ち寄って修正するみたいなことをしたり、歌の面ではmayuちゃんが中心になって、より細かく合わせるようになったんです。
──バイブスだけではなく、パフォーマンスやテクニカルな部分も、細かく、より良くしようとしているツアーだったんですね。
yu-ki:4人になったことで、ひとりひとりがもっと強くなっていかないといけないし、立つようにならなきゃいけないって認識があって。その部分は各自で考えて研究して、あとは4人で合わせてっていう感じでやっていますね。
──4人それぞれの個性を際立たせることが求められる中、yu-kiさんは自分のどんな部分を際立たせたいと考えて練習しているんでしょう?
yu-ki:「yu-kiはダイナミックだね」って言ってもらえることが多いので、勢いだけじゃなくて、もっと基礎の部分とか振り幅とか、そういうところでも改めて意識して表現できたら、もっと強くなるのかなと思って。今はそれを研究しています。

──「ガラクタツアー」に臨むにあたり、4人でやっていくんだ!という意識を改めて強く持ってスタートしたそうですね。
yu-ki:HOPEツアーを初めて4人で回って、その頃から自分の中で気持ちの整理がついてきたというか。意思が固まったっていうほど大げさじゃないけど、ひとつの方向に気持ちを向けられるようになったなって。それまでは少し心が揺れていた部分もあったんですけど、それがなくなったなと思います。その次が「ガラクタツアー」で、全員の気持ちがちゃんとひとつに固まってからスタートできたことが、本当に良かったと思っています。
──セットリストも10パターンくらい考えた中で、ブラッシュアップして臨んだんですよね。yu-kiさんは、ツアーのセットリストについてどう感じていますか?
yu-ki:ライブハウスツアーではあるけど、勢いだけのセットリストじゃないというか、その中にもちゃんとドラマ性があるセトリになったなって思います。だからこそ、自分たちの気持ちがちゃんとひとつになっていないと見せられないのかなって。
──新代田FEVERでの東京公演を拝見したとき、「見せるパート」と「バイブスで上がるパート」に緩急があるなと思いました。その両方を見せたいという気持ちがあるんだなと。
yu-ki:流れを大事にしようっていうのは、全員の共通認識としてありました。見せるところは見せるって最初から決めていたからこそ、勢いのあるパートでも以前よりもっと勢いが増したというか、より暴れられるようになった気がします。
──ツアーのなかで、印象に残っている会場やエピソードってありますか?
yu-ki:どの公演だったか忘れちゃったんですけど、mayuちゃんがすごく豹変したときがあって。それこそ、マイクなしで叫んでいたりとか(笑)、「Unknown Sense」でめちゃくちゃ楽しそうに暴れまくっていたんですよ。それに釣られて、私たちも、お客さんのバイブスも一気に上がって。その空気で、曲の印象すら変わったというか、「あ、今までとちょっと違うな」「新しくなったな」って感じられる瞬間がありました。
──mayuさんが覚醒する予兆はあったんですか?
yu-ki:mayuちゃんの中では何かしらあったのかもしれないんですけど、メンバー間では「今日マジで暴れまくろう!」みたいな話は全然してなかったので、完全にサプライズでした(笑)。逆にそれがあったからこそ、「私たちももっとやってやらなきゃ!」って、エンジンがもう一段階ギア上がった感覚があって。
