Negiccoが原点回帰して挑む勝負作をハイレゾで!! 3人へのインタヴューとともに

新潟在住の3人組アイドル・ユニットNegiccoが、ニュー・シングル『光のシュプール』をリリース!! タイトル・トラック「光のシュプール」の作詞・作曲は、彼女たちをデビューから支え続けているサウンド・プロデューサーのconnie。西寺郷太、小西康陽、矢野博康、田島貴男といった数々の作家陣による楽曲で音楽ファンを賑わせてきた彼女たちが、原点回帰して挑む勝負作です。編曲は、前作「サンシャイン日本海」をプロデュースした田島貴男。大人の恋をコンセプトにした、とびっきりのウィンター・ソングです。また、カップリングの「1000%の片想い」の作詞・作曲は、タイトル曲同様connieが、編曲は次世代ポップシーンの担い手との呼び声も高いShiggy Jr.が担当。Negiccoの勝負作を、ぜひともハイレゾでゆっくりご堪能ください。
大人の恋をコンセプトにしたウィンター・ソングをハイレゾで!!!
Negicco / 光のシュプール(24bit/48kHz)
【配信価格】
ALAC、FLAC、WAV(24bit/48Hz) 単曲 200円 / まとめ購入 1,200円
【Track List】
1. 光のシュプール
2. 1000%の片想い
3. 光のシュプール(inst)
4. 1000%の片想い(inst)
5. 恋のEXPRESS TRAIN(ayU tokiO rearrange ver)
6. 相思相愛(あら恋 remix)
Negicco「光のシュプール」Negicco「光のシュプール」
INTERVIEW : Negicco
NegiccoとOTOTOYの付き合いは、西寺郷太がプロデュースした『愛のタワー・オブ・ラヴ』を配信しはじめたときのこと。すでに彼女たちは、結成10周年を迎えようとしていた。しかし、そう感じさせない初々しさと、どこか控えめなところが印象的だった。その後、小西康陽、矢野博康、田島貴男のプロデュースによるシングルや、自身初のオリジナル・フル・アルバム『Melody Palette』をリリースし、〈SUMMER SONIC〉や〈ROCK IN JAPAN〉にも出演するなど、その歩みを着実に進めてきた。今年10月には、代官山UNITでの2デイズを行い、来年には恵比寿リキッドルームでの2デイズも決まっている。
そうした環境の変化のなか、メンバー3人にもこれまで以上に強い自主性や想いを持ちはじめている。OTOTOY主催で行なった秋葉原の元・中学校を使った公開レコーディングでは、自分たちで細かい内容を詰め、アドリブも含めて特別な空間を作ってみせた。そんな彼女たちが、今作で目標にしているのは、オリコン・ウィークリーTOP10入り。前作では惜しくも11位という結果だったが、本作ではデビューから支え続けているサウンド・プロデューサーのconnieが作詞・作曲をつとめ、満を持して目標に挑む。数字はひとつの指標でしかないかもしれないが、これを達成した先に新しいフェーズが待っていることだろう。メンバーだけでなく、スタッフ、ファンも一丸となって臨む本作のリリースにあたり、新潟県振興のイベントで東京に訪れていた3人に話を訊いた。
インタヴュー & 文 : 西澤裕郎
自分たちからも提案していけるようになっていきたい
ーー先日は、秋葉原3331での『Negiccoと学校』公開レコーディング、ありがとうございました!! 本番では、アドリブとか沢山やってくださってましたけど、やってみていかがでしたか?
Megu : 自分がもし先生だったら? っていう気持ちでやったんですけど、校則に厳しい先生で、たまにボケる、ちょっと熱血っぽい"やんくみ"みたいなイメージでできて、楽しかったです(笑)。
元・中学校の図工室で録音したライヴ音源を“最高音質”で配信開始!! コールもミックスもトークも生々しく収録!!
>>>当日のレポート、写真、MVはこちらレーベル T-Palette Records 発売日 2014/10/18
01. 02. 03. 04. 05. 06. 07. 08. 09. 10. 11. 12. 13. 14. 15.
※ 曲番をクリックすると試聴できます。
ーーそんな設定をしていたんですね(笑)。あのとき、教壇の上でライヴをしてもらいましたけど、先ほども銀座三越の特設会場でのイベントで、ライヴハウス以外の場所でのライヴも、もう慣れっこですね?
Nao☆ : 慣れましたし、こういうステージのほうがメンバーと目を合わせる回数が多くなるというか、仲良くなきゃできないステージだなって思います。「あ、ごめんね!」「今日狭いよね!」「ちょっと通るね!」みたいな、アイコンタクトが必要だから。
Kaede : 確かに。ギクシャクしてたらできないよね。ステージ上ですれ違うときとか。
Megu : 「どけどけー」みたいな。
Nao☆ : どけどけ~どけどけ~、邪魔だ邪魔だ~!!

ーー(笑)。そうしたライヴと平行して、来年1月24日、25日には、リキッドルームでの2daysを発表したり、ライヴハウスのステージは大きくなってきていますよね。今年の10月31日、11月1日には代官山UNITで2daysを行ないましたね。
Megu : UNITは自分たちの憧れの場所だったんですけど、クリスマス・ライヴをやったのっていつだっけ?
Kaede : 2012年かな?
Megu : そこから2daysできるようになってすごいことだと思ったし、内容も全然違って、2日ともすごく凝っていて、新しいチャレンジができました。あと、Negiccoに関わってくれてる人が増えたんだなっていうのを一番感じましたね。
ーーそれはどういうところで感じたんですか?
Megu : 衣装提供してくださる方がいたり。
Nao☆ : 映像とかね。
Megu : そうそう。映像も今まで自分たちで考えて、自分たちで用意しなきゃいけなかったんですけど、こういうふうにしたらどうですか? って提案をしてくれる人がいたり、衣装も3人分用意してくれたりとかして。環境が変わるほど、自分たちもライヴだけに集中できたり、そういう状況がありがたいですね。
ーーバンド・セットでのライヴはどうでしたか?
Kaede : 生演奏でやるってこんなに楽しいんだなって改めて思いました。オケはオケで楽しいんですけど、やっぱり全然違うんですよね。ちゃんと歌えるようになったっていうのも実感できますし。昔は(ヴォーカルを)被せていた時期もあるので、そうじゃなくて、ちゃんと生で歌えるっていう嬉しさがありました。
Nao☆ : バンドの人たちがしっかりしているから、私たちもわたわたしないでできたり、やっていて楽しいです。逆にバンドでやることによって、自分たちがどう動いていいか分からなかったりすることもわかったので、そういうところをもっと詰めていって、自分たちからも提案していけるようになっていきたいなって。
最近、忙しすぎて夢か現実か分からない
ーー関わってくれる人が増えたり、課題が見えたり、かなり明確に成長している実感があるんですね。そんななか、今回はconnieさん作詞作曲による『光のシュプール』がリリースされました。最初にトラックを聴いたときの印象を教えてもらえますか?
Nao☆ : 最近いろんな方と楽曲制作をして、いろんなものを吸収して、いままでと違う曲を作るようになってきたんですけど、「光のシュプール」は、connieさんの奇麗な歌だなって印象がありました。冬ソングっていうのもあって、落ち着きを感じるというか、はい(笑)。大丈夫かな、今日。全然受け答えできてない(笑)。
ーーそんなことないですよ(笑)!
Nao☆ : 昨日話してたんですけど、最近、忙しすぎて夢と現が分からない。境目がわからなくなる(笑)。
Kaede : 夢のなかみたいな、ね。
ーーかなり予定が詰まっているから、どっちが夢で、どっちが現実かわからない?
Nao☆ : はい、どっちが現実か分からない(笑)。
ーーいまは現実ですよ(笑)。Meguさんはどんな印象を持ちましたか?
Megu : 最初聴いたときは、「大人の恋の歌」っていう意味がそこまで理解できなくて、レコーディングのとき、connieさんにこういうコンセプトだよって教えてもらって、「いつもの元気のいい歌い方とは違う感じで歌って」ってアドバイスをもらいながら頑張りました。

ーーじゃあ、声の出し方とかはいつもと違った?
Megu : そうですね。いつもとは違いました。明るい感じとかじゃなくて、想像しながら歌ってって言われました。
ーー想像?
Megu : 長年付き合った…(爆笑)。
Nao☆ : なんでそこ笑うの(笑)?
一同 : (笑)。
Megu : 大人の恋だよ、みたいな。わかんない!!
ーーすごい照れながら歌ったんですね(笑)。
Megu : 照れながら、はい(笑)。
Nao☆ : でも、甘い感じと、柔らかい感じと、かわいい感じと、大人っぽい感じが混ざって、すごいよかったよ。
Megu : ありがとうございます(笑)!
ーー顔、赤くなっちゃってますね(笑)。
Megu : すぐ赤くなるんですよ(照)。そう、その柔らかい感じを意識しました。大人と柔らかい感じ。雪みたいな柔らかい感じ。
ーーKaedeさんは、そういう甘い恋の世界に入り込めました?
Kaede : そうですね。なんて言おうとしてたんだっけな…。
Nao☆ : 起きて~(笑)!!
Kaede : 冬っていうと恋みたいな、そういう感じをイメージしながら「何度目の冬かしらね」みたいな、語りかけるように歌えたらいいなと思って歌いました。
Megu : 恋のなかでさ、冬が一番きれいなイメージない?
Nao☆ : イルミネーションとか?
Kaede : イルミネーション、あるね。
Megu : そうそう。夏だとちょっと危険な感じがするじゃん?
一同 : (笑)。
Nao☆ : なにいってんの(笑)?
Kaede : 一夏の恋みたいな?
Nao☆ : そんなこというの? 熱中症とかじゃなくて(笑)?
一同 : (笑)。
Megu : アバンチュールっていうの?
Nao☆ : ビーチで会ってそのまま恋、みたいな?
Megu : そうそう、そんな感じ。春は淡いし、秋だと離れちゃうイメージ。
Nao☆ : お別れみたいな?
Megu : そう。さみしい感じがして。冬は、すごく幻想的。
Nao☆ : そうだね。あったかい感じで、ずっと一緒にいようねみたいな。いいね、いいね(笑)。
一同 : (笑)。
ーー冬の新潟には、イルミネーションがキレイな場所とかありそうですね。
Nao☆ : けやき通りっていう有名な通りがあって、そこは例えると原宿?
Megu : う~ん、表参道?
Nao☆ : 表参道みたいな感じです。
ーーへえ、行ってみたいですね。
Megu : けやきの木にLEDが絡まってるんです。
Nao☆ : あれ、けやきの木なんだ。
Megu : けやきの木だよ。
Nao☆ : だからけやき通りなんだ!!
Megu : いまさら(笑)。
大人の恋と、若かりし恋っていうか
ーー(笑)。今回は"冬"が明確なテーマになっているわけですね。ミュージック・ビデオは初の海外ロケということで、フィンランドで撮ったんですよね。同じ雪が降る場所でも、新潟とはまた全然違いますよね?
Kaede : 雪質が違いますね。
Nao☆ : 足跡が付かない雪でした。新潟の雪って水分が多いからボチャっとなるんです。
Kaede : パウダー・スノー。砂みたいな感じだったよね。
Nao☆ : みんなで、せーので雪をもって離したりして。
Megu : ダイヤモンドみたいに、さーって落ちていったよね。
ーーやっぱり寒かったですか?
Kaede : 痛かった!!
Megu : 寒すぎる。
Nao☆ : ここが一番寒い場所だって思いました。
ーーフィンランドでも、歌を歌ったりしたんですか?
3人 : サンタさんの前で歌いました!

ーーミュージック・ビデオに映ってるサンタさんだ!
Nao☆ : 急に「光のシュプール」歌えって、(Negiccoスタッフに)言われて(笑)。
Negiccoスタッフ : そんな言い方してないよ(笑)。
一同 : (笑)。
Nao☆ : でも、オケがないから、すごい恥ずかしかったよね。スタッフさんがiPhoneでオケ流して歌って(笑)。
ーー実際に歌ったんですね(笑)。
Megu : 録音以外で世界で初めて歌ったのがフィンランドで、サンタさんの前でした!
ーー「1000%の片想い」を聴いたときの印象はどうでしたか?
Nao☆ : かわいくて、きゅんきゅんするなって、みんなで言ってました。
ーー今回は両方ともきゅんきゅんするというか、恋の曲ですね?
Megu : 「1000%の片想い」は、大学生の恋みたいな感じです。
Nao☆ : 大人の恋と、若かりし恋っていうか。
ーー「1000%の片想い」は、どんな歌い方をしたんですか?
Nao☆ : かわいい感じ。
Kaede : shiggyさんっぽい曲だからね。
Nao☆ : 池田さんを意識したんですけど、難しいんだなって思いました。shiggyさんっぽい曲ですねって、connieさんに言ったら、意識して作ったって言ってました。この歌は表現するのが難しいなっていうか、「光のシュプール」より苦戦しながら歌いました。みんなそれぞれ声質が違うので、それぞれの個性がちゃんと出ていて、それぞれの恋がちゃんと出たかなって思います。
Megu : 私は、広末涼子さんの「majiでkoiする5秒前」の歌い方を意識しました。弾ける感じというか、スタッカート多めな歌い方というか。
ーー言われたわけじゃなく、自分でそこを意識したんですね。
Megu : 言われた訳じゃないです! 聴いたときに広末涼子さんの「majiでkoiする5秒前」が頭の中を流れて、こういう感じのポップな歌い方が似合いそうだなっていうことで。でも、よく考えたら「1000%の片思い」って辛いですよね。
ーー確かに。絶対叶わないのに、さらにダメ押しされてる感じ。
Nao☆ : でも、すごいよかったよ。私、すごい(歌い方と)あってると思ったもん。
Megu : 広末さん、ありがとう(笑)!
ーーメンバー同士で、そういう歌い方とかの特徴が見えたり、感じていることがあるのっていいですね。
Nao☆ : この子のここが良いっていうのが毎回あるんです。ここが好きとか。
Megu : ありますね。今回は恋の曲だったり…。
Nao☆ : 声が小さい(笑)。聞き取れない(笑)。
ーーMeguさんは、恋の話をしてから、急に声が小さくなりましたね(笑)。Kaedeさんは「1000%の片想い」で、どんなことを意識して歌いましたか?
Kaede : キャンパスとかの単語が歌詞に入っているので、なんとなく大学の恋のイメージというか、自分の大学生活を思い返しながら歌いました。
connieさんの歌でトップ10に入るのが理想の形
ーー前作はオリコン10位を目指していましたが結果11位だったということで、今回こそ10位以内に入ることが目標になっていますね。
Nao☆ : connieさんの歌でトップ10に入るのが理想の形だと、みんな思っていて。『サンシャイン日本海』でトップ10を狙っていたんですけど、11位っていうギリギリ惜しい結果になって。今回、connieさんの作詞・作曲って聴いたときに、みんな"これだ!!”って思ってたんで、なるべくしてなるじゃないですけど、少しずつ少しずつ前に進んできて、ここで初心に戻るっていうか、connieさんからスタートしてきたので。はい、トップ10目指してがんばっていきます。
ーー満を持してじゃないですけど、本当にこのタイミングでの勝負作ですね。来年はリキッドルームでの2daysも控えています。そちらに関しては、どんなことをやろうかとか考えたりしていますか?
Kaede : まだなんにも決めてないです(笑)。
Nao☆ : こうやって曲が増えていくと、この曲はバンド・アレンジのほうがいいかなとか、考える楽しみができたりしますね。「光のシュプール」とかもバンド演奏になったらどうなるんだろうかとか、ね。
Megu : 楽しみだよね!!
ーー2015年は、じっくりとやってきたことが形になる年になることを祈ってます。今日はお忙しいところ、ありがとうございました!!
3人 : ありがとうございました!
RECOMMEND
Negicco / Melody Palette (24bit/44.1kHz)
結成10年目にして自身初のオリジナル・フルアルバム! 西寺郷太(NONA REEVES)プロデュース「愛のタワー・オブ・ラヴ」、小西康陽プロデュース「アイドルばかり聴かないで」に加えて、Negiccoの活動を10年間支えてきたプロデューサーconnieの新曲も収録という、まさに彼女達の10年の歩みが音に直結した作品。
Negipecia / Girl's Life(24bit/48kHz)
新潟在住の3人組アイドル・ユニットNegiccoと大阪堀江系ガールズグループEspeciaがコラボし、Negipeciaを結成。シングル「Girl's Life」発売!NegiccoとEspeciaは、2013-2014年のカウントダウンパーティ、横浜港客船を使った「Fiesta.2013」「Fiesta2013-14」にて共演するなど、公私ともに交流が深いグループ。今回、一夏限定のコラボとしてNegipeciaを結成いたしました。本シングルのリード曲「Girl's Life」の作曲・編曲・プロデュースは、おニャン子クラブや野猿などの楽曲も手掛ける後藤次利が担当。
PROFILE
Negicco
2003年に結成された新潟発アイドル・ユニット。メンバーはNao☆、Megu 、Kaede。西寺郷太、小西康陽、矢野博康、田島貴男などのプロデュースによる楽曲をリリースし、今年はSUMMER SONICやROCK IN JAPANなどのフェスにも出演。『サンシャイン日本海』はオリコン11位を獲得。