K-POPボーイズ・グループ、TRENDZの新たな挑戦──“0.1秒の誤差も許さない”パフォーマンスに迫る!

7人組K-POPボーイズ・グループ、TRENDZが日本セカンド・ミニ・アルバム「CANVAS」をリリースした。今作には「何者にでも染まれる」という意味が込められたタイトルの通り、様々なジャンルの新曲5曲を収録。メンバーが振付の制作や日本語詞などにも挑戦し、新たな世界観を提示するような作品に仕上がっている。今回OTOTOYでは、メンバー全員にインタヴューを実施。彼らの“0.1秒の誤差も許さない”ダンスパフォーマンスは、どのように生み出されるのか、その秘密を探った。
「何者にでも染まれる」という意味が込められた一枚
INTERVIEW : TRENDZ

取材・文 : 坂井彩花
写真 : 大橋祐希
練習生時代から、一緒に時間を過ごしてきた
──オトトイ初登場なので、まずはTRENDZがどのようなグループなのかから教えていただけますか。
HANKOOK:TRENDZは7人の少年からなる、「これからのトレンドを引っ張っていく」というテーマを持ったグループです。
ra.L:音楽やダンスパフォーマンス、ビジュアル、ファッションなど、いろいろな方面でトレンドを引っ張っていきたいと思っています。
EUNIL:このTRENDZというチームは、各自がいろんな色を持っていて、いい音楽があったら、他のメンバーに共有したりもするんです。
YOONWOO:メンバーのra.Lは、すごくファッションに関心が高いので、彼に褒めてもらったり、フィードバックしてもらったりすることが、すごく助けになっています。
ra.L:褒めるときは褒めるけど、ダメなときはダメっていうもんね(笑)。
HAVIT:ra.Lは正直だから(笑)。
YOONWOO:ちゃんと指摘していかないとチームとして輝けないし、大切なことだと思う。
EUNIL:遊ぶときに仲がよくても、「ここは揃えなきゃ」っていうときには、ちゃんとフィードバックできる雰囲気がないと。
ra.L:メンバーひとりひとりがいろんな分野に関心を持っていますし、パフォーマンスに関しては練習生時代から培ってきた実力もある。僕たちならトレンドを引っ張っていく存在になれるという自信があります。


──“0.1秒の誤差も許さない”ダンスパフォーマンスは、みなさんの強みのひとつかと思いますが、それだけの精度を実現するためには、どのようなことを意識しているのでしょうか。
EUNIL:繊細なリテールまで考えています。足を回すっていう振り付けひとつにしても、早さや高さを調整して徹底にダンスを合わせるからこそ、他のグループとの差が生まれたんじゃないかな。
LEON:高さを全体で合わせるときは、背の高いメンバーがかがんであげたり、合わせたりすることが多いですね。一方で、腕を使うダンスのときは、背の低い人が大きく動くようにしていて。お互いで調節し、合わせています。
EUNIL:一緒に住んでいたり、練習生をしていたりした時間が長かったので、振り入れの段階で「ここは直したほうがいいね」「ここは気を遣ったほうがいいね」と自然に感じ取れるようになっていて。気を遣うパートについて意見を言い合うと、同じことを思っていたなんてことも多いよね。
──パフォーマンスの完成度を高くする秘訣はありますか。
LEON:前提として、練習に多くの時間を費やすことが何よりも大切だと思っています。そのうえで、僕たちは長い時間をかけて培ってきたチームワークがあるからこそ、短い練習時間でも高い完成度に到達することができます。
HANKOOK:仕事のことに限らず日常生活についても話すし、冗談を楽しんだり一緒に美味しいものを食べたりもする。普段からコミュニケーションをたくさん取って、厳格な上下関係を作らないようにしています。
YOONWOO:一番上のお兄さんと最年少では6歳差なんですけど、年の差を感じさせないように友達みたいに接しているのもあって、日常生活でも仕事でも、そういう雰囲気ができているから、パフォーマンスにもいいシナジーを生めているんじゃないかな。
YECHAN:最年少としても、そういう状況がすごく心地いいです。長い時間をかけて、自然にチームワークを作ることができたし、今ではお兄さんたちと過ごしているのが楽だもん。
LEON:練習生時代から、一緒に時間を過ごしてきたことで生まれたチームワークは、僕らにとって一番の強みですね。

