
南波志帆 INTERVIEW
小さい頃に習っていたジャズ・ダンスの影響もあり、洋楽が身近にあった南波志帆。そんな彼女が、高校卒業とともに洋楽カヴァー・シリーズ『Choice』にチャレンジした。最初は英語の発音もままならなかったというが、楽曲を聴けば、そんなことをまったく感じさせない。原曲の芯をしっかりと残しながら、彼女特有のエアリーで優しいヴォーカルが、さりげなく際立っている。
また、本作と同時に4枚目のシングル『髪を着る8の理由』がリリースされる。この曲は、南波が髪を切りたいと思ったことから出来たということで、カバー曲とは違った、よりパーソナルに迫った曲となっている。その2作を比べると、確かに微細な歌い方の差異を感じさせてくれる。それがまたおもしろい。高校を卒業し、そんな、大人への階段を登っている彼女に、じっくりと話を伺った。
インタビュー&文 : 西澤裕郎
ビルボードによる洋楽のカヴァー・シリーズ
南波志帆 / "Choice" by 南波志帆
「ダンシング・シスター」や「君の瞳に恋している」などCMでもおなじみの有名曲や、バングルズやゴーゴーズなどのガール・ポップ、そしてスパイス・ガールズの「ワナビー」やトム・トム・クラブの「おしゃべり魔女」ではキュートなラップにも挑戦。
【価格】
WAV 単曲200円 / アルバム1800円
mp3 単曲150円 / アルバム1500円
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難しそうな波ほど、自分を試して乗りたくなる
——南波さんは、小さい頃にジャズ・ダンスをやっていたこともあって、自然と洋楽も聴いてらっしゃったそうですね。
はい。3歳の頃通っていたジャズ・ダンスの先生が、洋楽しか使わない先生だったので、その影響でジャミロクワイとかマイケル・ジャクソン、タワー・オブ・パワーなどをすごく好きになったんです。実は、小学校5年生のときに、初めて見に行ったライヴがタワー・オブ・パワーでした。
——初ライヴがタワー・オブ・パワー!? 小学校の時、他にどういう音楽を聴いてらっしゃったんですか?
すごく偏っていたので… 河島英五さんの「酒と泪と男と女」ばかり聴いていました(笑)。
——それはまた、小学生らしからぬ曲名が出てきましたね(笑)。どういうきっかけで聴くようになったんですか。
テレビか何かで流れているのを聴いたのがきっかけだと思うんですけど、はじめて楽曲の言葉の持つ力を感じたんですよ。歌詞の内容とかは全然分からなかったんですけど、言葉が訴えかけてくる感じがして。好きになって何回もずっと聴いていて、カラオケでも歌ったりとかしていました。

——そんな音楽遍歴を辿ってきた中で、『"Choice" by 南波志帆』で歌った曲はどれくらい知っていましたか?
半分は知っていました。テレビのCMで流れていたり、耳になじみのある曲たちばかりで、「can't take my eyes off you」はその代表ですよね。個人的にはカーディガンズが好きで、レギュラーをやっていたラジオでも紹介していたりもしたので、今回カヴァーできて嬉しかったですね。
——本アルバムに収録されている曲って、色々な人に歌い継がれ、聴き継がれている曲たちですよね。別のインタビューで、「がなり立てるというより、ささやく感じで歌うと、自分の声の特徴が活かされるんじゃないか」と仰っていましたけど、どういう風に自分の声を活かすことを心がけましたか?
基本の声がエアリーで優しい印象になってしまうので、あえて意識的に芯を強めに歌ったりしました。そうすることによって、自分の声の違った良さが出たりするので。曲ごとによって自分でボーカル・プローチを考えて、プロデューサーの矢野さんと話して、曲が一番生きる歌唱をしましたね。
——例えば、本作で芯を強めに歌った曲は、どの曲になるんですか?
「can't take my eyes off you」は矢野さんと話して、『銀河鉄道999』でメーテルが鉄郎に向かって歌っているような気持ちで歌いました。諭しているような感じでアプローチしてみよう=母性愛みたいなものを出してほしいという矢野さんからの要望で。あと、カーディガンズは原曲が好きだったので、原曲のあの気だるい感じを真似して歌ってみようと思って。一番原曲とボーカル・アプローチが近い曲だと思うんですよね。
——この前、奇妙礼太郎さんに取材をしたんですけど、「歌を歌うことはサーフィンみたいだ」って話になったんです。曲が波で、自分がその波にどういう乗り方をするかによって楽しみ方が変わる。世の中にはいっぱい波があって、乗りたい波がいっぱいあるから人の曲を歌うのが楽しい。そういう話だったんですけど、南波さんも、人の曲を歌う時って、同じようなことを感じますか?
そういう感覚は、ちょっとあるかもしれないですね。難しそうな波ほど、自分を試して乗りたくなる感じというか。
——今回、波に乗るのに難しい曲ってありましたか?
「WANNABE」とかすごく難しかった(笑)。初めて聴いたときは、なんじゃこりゃって思った曲だから、いざ歌うとなると出来るのかなぁってとすごい不安で。だって最初の一言目から「てるふぁろ~! 」って(笑)。何言ってるのこれ! 何回歌詞見て聴いてもわからない! という難しさはありました。年明けからレコーディングをしていたんですけど、去年末くらいから英語漬けの毎日で。ずっとずっと聴いて毎日過ごしていたら、ある日突然「てるふぁろ~! 」が言えるようになって。降りて来たんですよ「WANNABE」の神が(笑)。
——(笑)。
いざ自分が歌うってなると洋楽は難しいんだと思って。日本語みたいに聴いたままスッと歌えなくて。詰まっちゃう感じがどうしてもあるので。
——たしかに、カラオケに行って洋楽歌っても口が回らなかったりするし、感覚が日本語と違いますよね。
口の中で使っているとこが違うんですかね。口の中が意味分からない動きするから、制作期間中ずっと口の中が血だらけで、鉄の味がしていて。Rの発音とか色々違うので舌噛んじゃったりとか。口内炎とかもたくさんできて、過酷なレコーディングでした(笑)。
——どうしたら口が回るようになったんですか。
最初は、歌詞を追って歌っていこうと思っていたんですけど、それだと単語単語で入ってきて頭が混乱しちゃうから、とりあえず曲の流れを耳コピをしようと思って。耳で聴いたものをカタカナで起こして、空耳アワーみたいな感じである程度歌えるようになってから、歌詞をみて英語を追いながら歌えるようにしました。カタカナで書く作業をすることによって、自分の中で整理ができたんです。
——結構英語の勉強にも活かせそうですね。
まさにそうですね! 私は今、大学生でもあるので、あれから英語のテストが怖くなくなりました(笑)。(制作期間)当時は高校生だったので、定期テストで英文を見た瞬間「怖~い! 」と思っていたんですけど、ずっと洋楽に触れてたからすごく読めるようになったし、リスニングも得意になって! 良い事づくしですね。
ミステリアスなアーティストが好きなのかもしれない
——あははは。洋楽を歌ってみて、言葉以外でも日本語の歌との違いを感じましたか?
ひとつのフレーズに対する言葉数が多いなと感じました。あまり伸ばしたりとかしないから、全部がぎゅぎゅぎゅと詰まっている感じで。日本語でいうと全部早口で歌っているような、そういう感覚なのかなと思いましたね。私は普段からスロー・ペースでついついおっとりしちゃいがちだから、洋楽はスピード感が大切だなと思って、頑張って(口を)動かしましたけど。
——南波さんが小学生の頃聴いていた河島英五さんなんかは、まさに日本的な叙情性を持った歌をうたっていたと思うんですね。そのギャップが面白いなぁって思いました。ちなみに、ここに収録されている以外の洋楽は最近聴かれたりしますか。
最近はマイ・ブラッディ・ヴァレンタインとかを、よく聴いています。眠るときのおやすみBGMです(笑)。
——寝れますか(笑)?
わたし意外とノイジーな方が寝れたりするんですよ。「can't take my eyes off you」はマイブラっぽいイメージで歌ってみようと思って。ギターがガーと鳴っている上で、甘い声で淡々と歌っていくというか。激しいギターと甘い声というギャップがすごく好きだなと思ったので、ここにで活かしてみたり、それとビョークとかも前からすごく好きなので、よく聴いたりしますね。あとは、ブロッサム・ディアリーとか好きです。

——光と陰の両面があるような物や人がお好きなんですね。ノイジーの中に甘さとかもそうだし、ビョークも『ダンサー・イン・ザ・ダーク』で見せたような暗い面も表現していますし。
ストレートに進んでいかない感じが好きなのかもしれないですね。人間的にも魅力的な人たちだと思うし。ミステリアスなアーティストが好きなのかもしれないですね。
——先ほどの波の話で言えば、難しい波にも乗れるようになったら、自分でアレンジをしたくなる人もいると思うんですけど、そういう欲は出て来たりしましたか?
バリバリ出ていましたね(笑)。一旦乗りこなせるようになると楽しくて、実験的に色々試してみちゃおうと思いました。ひたすらに可愛く歌ってみたとか、元気に海外のキッズっぽく歌ってみたりだとか、普段やらないボーカル・アプローチをしてみましたね。一旦自分の中に入ってしまうと、どう調理するか楽しかったです。
——自分で作った歌とか生活に根付いた歌だと感情が入れやすいと思うんですけど、他の人、ましてや外国の方が作った曲を歌う時って、自分との距離が離れているから難しいと思うんですね。どうやってその曲に近づいていったんでしょう?
あえて、近づかなくてもいいかなと思う曲は、距離をとったまま歌ったりもしたんですけど、「WANNABE」は原曲が「友情最高! 永久不滅! 」みたいなことを歌っている内容だったから、友達との関係性に置き換えたりして歌ってみたりしました。ピアノでバラード調のアレンジになっていたので、「WANNABE」は泣けるバラードになりましたけど(笑)。
環境が変わっていっても自分の本質はブレないことに気づけた
——今回、南波さんのシングルもリリースされますよね。僕の聴いた印象だと、これまでの歌い方と「髪を切る8の理由。」はちょっと変わったような気がしたんですよ。もっと感情が出てるというか、曲ありきというのは変わらないんですけど、南波さんがもっと前に出てきている感じがしました。
今回の曲の歌詞は、私が髪の毛を切りたいと言ったことから始まった曲なんです。なので、わたしが曲の真ん中にいないと成立しない世界観だったので、ボーカル・アプローチも自然とこういう感じになっていったんだと思います。自分の発言したことによって歌詞もできていったので、今まで以上にすごく責任を感じて。そういったものも含まれたボーカル・アプローチになりました。
——髪を切りたいって言ったのがきっかけだったんですね。
歌詞はそうですね。19年間ずっとロング・ヘアで、それをトレードマークとしてアーティスト活動を行っていたので、何かきっかけがないと切れないと思っていたんです。断髪というのは、わたしの中で大切なことでもあったから、それをテーマにした歌詞になったら面白いんじゃないかって話になって、今回の曲が完成しました。
——男性目線だとどうしても、長い髪の女の子が髪をばさっと切っちゃうとなんかあったんじゃないかって勘ぐってしまうんですけど。
「失恋? 」とすごい聞かれました。違います(笑)。長い髪が印象的だったので、わたしの顔をみんな覚えていないんじゃないかなぁと思ったり、長い髪だけが自分のアイデンティティになってしまっているんじゃないかなと不安に思っていて。わたしの顔とかアーティストとしての私自身をちゃんと見てもらいたいなと思ったんですよね。
——「こどなの階段」のときは、大人と子供のどっちつかずな真ん中にいる感じだったじゃないですか。大学生になったことで、大人寄りになったような気持ちもありますか。
そうですね、ありますね。
——それによって、環境とか考え方とかも変わりましたか。
高校生までは、与えられたものをやっていれば毎日が回って行っていたけど、大学生にもなると自分の将来を自分で決めて、自分で切り開いていかないといけないなというのはすごく感じています。履修登録とかもそうですけど(笑)。より、しっかりしてきましたね。
——インタビューでは、折に触れ20歳を一つの節目に考えていますよね。やっぱり20歳までに何かを達成したい気持ちはあるんですか。
生き急いでいるんですかね(笑)。でもやっぱり10代だからできることとかあると思うんですよ。だからそこで急いでいるのもありますけど、20代は20代で出来ることや可能性は広がるだろうし。だから全然執着しているというわけではないです。
——新しいシングルのイメージがだいぶ違ったので、新しい顔が出てきた気がして、勝手に嬉しいなと思ってしまいました。『"Choice" by 南波志帆』のような挑戦をしたことも一つのきっかけだったのかもしれないですね。
よく考えると、今回濃いですよね。シングルの特典のCDで、10代コラボという企画もしたんですよ。ニコニコ動画で有名なボーカロイドPの椎名もた君ーぽわぽわPと呼ばれているんですけどーが作った曲をわたしが歌って。ジャケはニコ動で有名なmeisaちゃんという18歳の女の子が描いてくださったんです。そのCDもあるので、なんでこんなにスペシャルなの!? と思いますけどね(笑)。
——大学生になって髪の毛も切って、洋楽のカヴァーも挑戦して、10代の人達とも一緒にやって、心機一転というか、また色々新しく始まる感じがしますよね。
そうですよね。「髪を切る8の理由。」の世界観は、過去の自分を否定して前に進んでいくのではなくて、過去の自分も肯定しながら愛しつつ前に進もうというもので。自分が変わるタイミングなのかなと思いましたね。
——そう思えたのは、周りの環境が変わったことが大きいんですかね。なかなか早熟じゃないですか、そこまで考えられるのって。
なんか昔から達観したところがあって(笑)。髪の毛を切ったことによって、周りの環境が変わっていっても、自分の本質は絶対にブレないんだなと気づけたんです。本当に、今変わることは怖くないし、どんどん変化していきたいと思っているので、今回のはそのタイミングにぴったりだったのかなと思いますね。
——僕は今、絶対に坊主にできないですよ。自信があれば出来るんだと思いますけど。
ああ。じゃぁまず五厘くらいから(笑)。
——いきなりハードル高すぎでしょ(笑)。これからどんな活動をしていきたいかなどの、目標を教えてもらえますか。
今回ラップにチャレンジしたりと色々やってみたので、南波志帆名義の作品でもどんどん取り入れていきたいなと思っています。それこそ、日本語のラップ曲をやってみてもいいなと思うし。どのフィールドにもマッチするのが南波志帆の個性なのかなと思い始めたので、壁を作らずに色々な世界に挑戦していきたいなと思います。あとは、わたしの曲を聴いたり、ライブを見てくれた人が前向きになってくれるようなポジティブな人になりたいです。アーティストとしても人間としても魅力的になっていきたいなと思いますね。
——地に足を付きながら、思い切りがいいところもあるのが魅力だなって思いました。
人生初のショートなのに、いきなりアシンメトリーにチャレンジしてしまうところとかですよね(笑)。
——(笑)。これからも色々なことに挑戦していってください。楽しみにしています。どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
LIVE INFORMATION
GIRLS' FACTORY 12
2012年7月28日(土)@Zepp DiverCity(TOKYO)
OPEN 15:00 / START 16:00
前売(スタンディング) 3,900円(1DRINK別途)
前売(2F指定席) 4,200円(1DRINK別途)
「髪を切る8の理由。」リリース記念スペシャル・ライヴ〜『新宿で歌う8の理由。』
2012年7月29日(日)@タワーレコード新宿店 屋上イベント・スペース
OPEN 14:00~
LIVE : スペシャルLIVE(メンバー : 矢野博康、SUNNY、佐藤純一)
a-nation stadium fes. Charge Go! ウイダーinゼリー
2012年8月26日(日)@味の素スタジアム
OPEN 13:30 / START 15:30
一般指定席(光るウチワ付き) 9,800円(税込)
着席指定席(光るウチワ付き) 9,800円(税込)
THE NANBA SHOW 相当衝撃的なスクールポップ!! Vol.5
2012年9月1日(土)@Shibuya WWW
OPEN 17:00 / START 18:00
前売 3,500円 / 当日 4,000円(別途ドリンク代)
LIVE : 南波志帆 / バンドじゃないもん! / タルトタタン / 住岡梨奈(オープニングアクト)
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PROFILE
南波志帆
1993年6月14日生まれ。福岡県出身。プロデューサー矢野博康との出会いを機に、自分の個性的な声を最大限に活かせるシンガーとしての道を歩むことを決意。2008年11月、“マジック・ヴォイス”と表現される、ゆるふわかつフレッシュで、透明感ある歌声を武器に、ファースト・ミニ・アルバム『はじめまして、私。』でLD&Kよりデビュー。2009年9月にリリースしたセカンド・ミニ・アルバム『君に届くかな、私。』が、各CDショップのインディーズ・チャートにランクインし、インディーズ・シーンで注目される存在となり、翌年6月にメジャー・デビュー・ミニアルバム『ごめんね、私。』をポニーキャニオンよりリリース。2011年7月20日には、作曲に山口一郎(サカナクション)、作詞に小出祐介(Base Ball Bear)を迎えたTOWER RECORDS限定販売のセカンド・シングル「こどなの階段」を含む待望のファースト・フルアルバム『水色ジェネレーション』をリリース。2012年3月7日発売のサード・シングル「少女、ふたたび」がMBS・TBS深夜ドラマ『家族八景 Nanase,Telepathy Girl's Ballad』の主題歌に抜擢され、大きな反響を得たことは記憶に新しい。また、『カルルとふしぎな塔』や『アマールカ』では、ゆるふわヴォイスを活かした声優としての出演、NHKワンセグ放送「ワンセグ☆ふぁんみ」では、ヒゃダインとのツインMCとしてレギュラー出演しており、多方面で活躍の場を広げている。そんな南波志帆が、ニュー・シングル「髪を切る8の理由。」を2012年7月25日にリリース。作曲は秦 基博、作詞はコピー・ライターの尾形真理子が担当。夏らしい爽やかなメロディと、女性ならではの視点で表現された言葉が結び付いた最高のガールズ・チューンが誕生。彼女の凛としたすがすがしいたたずまい、まっすぐで存在感のある歌声は数多くのミュージシャンとクリエイターを魅了し、今後の動向に注目が集まっている。