過去を受け止め、まっすぐに音楽を愛すること――元Hysteric BlueのメンバーからなるSabão、昨年末リリース作品をハイレゾでお届け

1998年にメジャー・デビュー。「春~spring~」、「なぜ…」の大ヒットを飛ばし、1999年には紅白歌合戦に出場。まさに、一世を風靡したHysteric Blue。しかしその後、バンド活動における葛藤のための活動休止、そしてメンバーが起こした事件のため解散と、華々しい表舞台から姿を消した。
そんなHysteric Blueの元メンバーである、Tamaと楠瀬タクヤによって2011年に新たに結成されたのがSabão(シャボン)だ。Hysteric Blueの音楽を受け継ぎ、愛すために結成されたというこのバンド。インタヴューでは、Hysteric Blue時代の葛藤、現在の音楽に対する決意も語ってくれた。様々なことを乗り越え、またふたりでまっすぐに音楽に向き合っているSabão。奏でることへのよろこびさえ感じられる、Sabãoの音楽に耳を傾けていただきたい。
今回配信開始となるのは、昨年末に配信リリースされた『Alliance vol.1』の24bit / 48kHzバージョン。松隈ケンタ、nishi-ken、中尾憲太郎と豪華プロデューサー陣とともに制作されたこの3曲。是非ともハイレゾ音質でご堪能ください。
昨年末リリースのシングルをハイレゾで!
Sabão / Alliance vol.1(24bit/48kHz wav)
WAV 単曲 250円 / まとめ購入 1000円
【収録曲】
1. KNOW(produced by 松隈ケンタ)
2. Nightmare before decadence(produced by 中尾憲太郎)
3. ta chi ma chi(produced by nishi-ken)
4. KNOW (instrumental)
5. Nightmare before decadence (instrumental)
6. ta chi ma chi (instrumental)
初のワンマン・ライヴが決定!
Sabão One man live
『Dedicate to Hysteric Blue ~15 Years Compile~』
【開催日】2014年4月6日(日)
【会場】恵比寿リキッドルーム
【OPEN / START】16:15 / 17:00
【チケット】5,347円(税込 / ドリンク代別 ※入場特典付き 未発表1曲シングルCDプレゼント!)
ローソンチケット TEL:0570-084-003(Lコード:70148)
チケットぴあ TEL:0570-02-9999(Pコード:223-562)
イープラス
の各プレイガイドにて
INTERVIEW : Sabão

インタヴュー & 文 : 西澤裕郎
写真 : 雨宮透貴
自分がどこにいるかわからへんくなってしまって(Tama)
――Sabãoについてお伺いする前に、お2人の出会いから教えていただけますか。
Tama : 私が高校1年生のとき、JUDY AND MARYのコピー・バンドを組んでいたんですけど、ドラムがなかなかみつからなくて。地元にドラムやっている子がいるよってことで、友達から(タクヤを)紹介してもらったんです。
――そのときからメジャーで活動したいという目標はあったんですか。
楠瀬タクヤ(以下、タクヤ) : そのときは完全なるアマ指向でしたね。
Tama : うん、あくまで趣味でやろうって感じで。
――じゃあ、Hysteric Blue(以下、ヒスブル)としてプロの世界でやっていくようになったのは、外部的な要因が大きかったんですね。
タクヤ : そうですね。そのバンドで大阪城公園の路上ライヴをやっていたときに、ギターのナオキに声をかけられて。彼が完全にプロ指向だったので、導かれるままというか。
――そしてヒスブルが結成され、2ndシングル『春~spring~』の大ヒットで、一気に全国に知られることになりました。当時すごい勢いでしたよね。クラスのほとんど全員が知っていましたからね。
Tama : 本当にいきなりでしたよ。高校2年の年末に佐久間(正英)さんから、一回デモ録りをしようって東京に呼ばれたんですけど、そのときは想い出作りのつもりで行って。プロの現場ってすごくて、ものすごくいい音で録れるし、プロのスタジオとかエンジニア、プロデューサーってすごいなと思って。そこで一気に興味が湧きました。有名になりたいとかじゃなくて、もっと録りたいって。
――大ヒットによって生活も一変したんじゃないですか。
Tama : 言われるがままに仕事をしていたら、どんどん忙しくなってきて。本当に街を歩けなくなっていって。タクヤくんは高校に行っていたんですけど、わたしは高校を辞めて、ずっと地方でプロモーション活動をしていたので、自分がどこにいるかわからへんくなってしまって。しかもレコーディングをしたいって気持ちでデビューしたので、こんなはずじゃなかったっていう気持ちが大きくなって。音楽をやる時間がないのが、当時はけっこうなストレスになっていて。
――当時のインタビューで、「自分たちの曲を聴いてほしい」とコメントしていたのを読んだんですけど、曲に対する自信はあったんじゃないですか。
Tama : 曲に対しての自信はわからないけど、自分には自信がなかったです。経験もないし、知識もないのに、こんなに売れてもいいのかとか、人前に出て歌ってもいいのかなって。でも練習する暇もないし。人よりうまくなきゃいけないのに、全然そうではないし、ライヴもイヤで。はじめてのツアーがZEPPツアーやったんですよ。それも納得いかへん!! って事務所まで行って「おかしいやん、うちらみたいなペーペーが大きな会場でするのは」って。
タクヤ : ちゃんと階段をのぼっていきたかったんですよ。
Tama : ちゃんといろんな経験を積んだ上で、そういうステージに立つのが理想やったんです。
元ヒスブルっていうことに暗いイメージがつきまとうことを肌に感じていました(タクヤ)
――そんな中、2003年に活動休止をされます。
タクヤ : Tamaが、2ndを出すくらいに一回辞めるって言っていて。それでも話して、首の皮一枚なんとかつながって5枚目まで出したんですけど、ぎくしゃくのマックスまで行ってしまって。3枚目、4枚目、5枚目と、気持ちを新たにやったんですけど、スタッフの人たちも振り回してしまったっていうのもあるし、自分たちの旬が過ぎたっていうのもあるし、僕は僕らで修行が必要というのもあったし、セールスも奮わなくて。
Tama : バンド内もマンネリというか、そういうのもあったしね。シングルを出して、アルバムを出して、ツアーをやって、曲を書いて、シングルを出して… みたいな、そういうローテーションになるじゃないですか。それで煮詰まった感じになったのと、それぞれ音楽の方向とかも違ってきたりしていたので、1回そこの枠から出ていんじゃないか、またやりたくなったらやればいいやんって休止したんです。解散しちゃったら二度とできひんて思ってたから、休止っていうふうにして。

――活動休止から1年たったころ、ナオキさんの事件が大々的に報じられ、マイナスな印象も広まってしまいました。そういう意味で、メディアの力をプラスにもマイナスにも体験しているバンドだと思うのですが、その件に関してはどういう気持ちでしたか。
タクヤ : 最近ようやく表立って活動する事ができるようになったんですけど、元メンバーが許されないことをしてしまって。僕らも、決まりかけていた仕事が何故か最後の最後でできなくなったり悔しい思いをしました。例えばテレビ番組だったら制作者側からも腫れ物に触るような感じで見られているのかと思うことも多かったし、所属していたレコード会社からもすぐ切られたり、当時一緒に仕事をしていた人がサーッと離れてしまって。それから何年経っても、元ヒスブルっていうことに暗いイメージがつきまとうことを肌に感じていました。ヒスブルのファンたちも「ファンでした」って言うと、そういうことを背負ってしまうのかな、それはかわいそうだなと思ってたんですね。ただ、その間も彼は償い続けていることも事実だし、そこを後ろめたい気持ちで終わらせないために、僕たちも元気で活動してますよという場があってもいいのかもと思い始めたんですね。だから、根本理念として、ヒスブルと関わってた人の居場所であり、受け皿にしたくて。名前を変えてアングラで活動するとかじゃなくて、元ヒスブルのTamaとタクヤとして、ヒスブルっぽい曲もやるし。それでSabãoが好きって気軽に言えた方が絶対いいと思って。
Tama : わたしも年月が経ってようやく受け入れられるようになってきたというか。当初周りの反応もすごかったし、私自身もヒスブルって言うのがイヤで、ジャケットとかも全部捨てる感じでした。昔の歌を歌うなんてもっての他だって気持ちもありました。でも時間が経つに連れて、自分の中で雪解けというか、ちょっと冷静になってきて。いまでもヒスブルが好きとか、ずっとファンです、って言ってくれてる子がおるのに、私がやってきたことを否定したらあかんやんって、少しずつ受け入れられるようになってきて。聴きたいと言ってくれる人がいることはありがたいことで、素直に受け止めて曲を歌いたい、みんなに喜んでもらいたいという気持ちになりました。だから、絶対ヒスブルってつきまとうけどそれも事実だから、いまはタクちゃんとやっています。
――そうはいっても、当然リセットしたいって気持ちもやはりあったと思うんですよ。
Tama : もちろん、見たくない、否定したいという感じはありましたよ。
タクヤ : でも、時間が経って新しい曲ができたり、我々も歳をとったし。なにより、音楽を辞めなかったことによって、もう一回やってもいいタイミングが来たのかもしれないと思って。
Tama : 辞めていたら、ずっとフタをしてたかもしれない。たぶんそういう話を口にすることもないだろうし。
タクヤ : 音楽じゃない仕事についていたら、もうお互いに連絡をとることも多分なかっただろうと思うし。音楽で知り合ったわけで、今回も「ドラム叩いてよ」から始まってるから。
元ヒスブルとしての僕とTamaの居場所、ファンの居場所、当時作ったものの色褪せない場所がほしかった(タクヤ)
――いまは、TamaさんがはじめたScreaming Frogsでも一緒に活動していますよね。当然、Sabãoとやっていることは違うわけですよね。
タクヤ : そうですね。Sabãoは、僕が曲を書いてTamaが歌う。シンプルなんです。
――Sabãoで一番やりたいことって、なんですか。
タクヤ : ヒスブルが存在していることと、その後があるってことが一番やりたかったことですね。事件を受けて音源が廃盤になってしまったので、久しぶりに聴きたい、買いたいっていう人が、買えない状況だったこともあって、自分たちでもう一回録って、「春~spring~」「なぜ…」くらいは日向に置いてあげたかったんです。最初の最初としては、元ヒスブルとしての僕とTamaの居場所、ファンの居場所、当時作ったものの色褪せない場所がほしかった。Sabãoは、絶対やめちゃいけない定めだと思っています。だから、いま決まっていることを全力でやっている。どこに向かって行くとかはまったくなくて、存在していることが大事なんです。Sabãoとしてはそういうみんなの居場所としてやれればいいですね。
――作った楽曲を、本人たちもお客さんも愛情を持って、できるだけフラットな形で残していく。そこが普通のバンドとは違うおもしろさだなと思います。
タクヤ : そうですね。再結成でもないですし。ファンの心理って僕の中にもあることなんですけど、昔よく聴いていた曲を本物が歌うと嬉しいというか。それが自分たちにもできるならやらない手はないなって。

――ヒスブルに関してもSabãoに関しても、自分たちでありながら自分たち自身じゃないというか。バンドって、もっと自分たちの魂の声みたいなイメージもあると思うんですけど、なんか不思議な感覚ですね。
タクヤ : 自分たちの一部、という感じはしますけどね。幼い自分たちというか。ちょっと前まではヒスブルを自分の心に置いとく位置がものすごく遠かったですけど、いまのほうが愛情を持って作品とかに接してあげられている気はします。いいところはいい、悪いところは悪いというように、単純にフラットになれたというか。バンドのリアレンジをしてるような感じかもしれないです。
Tama : 私は、いまでも好きって言ってくれるファンの人には本当に感謝してます。一方で、批判があるのも分かってるし、それは甘んじて受け止めるし、ごめんなさいでしかないけど、その気持ちの持っていきどころが、なんとなくできるようになってきたというか。それによって昔の曲にも愛情や愛着を持てるようになってきました。過去は変えられないので、受け止めていくしかないから、Sabãoもやる気になれたのかな。素直に楽しんでできるようになったのかなって。
タクヤ : 同じ曲でも歌いたくないと思って歌ったら全然違うもんね。
Tama : うん。離れていった人がいるっていうのも仕方のない事実だし。でも側にいてくれてる人もいて、大事なものを本当に大事にするようになりました。
いまはそういう余計なことを考えずにただ歌を歌いたいように歌う(Tama)
――今回配信する3曲は、昨年末に新しく作られた曲じゃないですか。この曲は活動休止期間からの続きの曲作りという意識の曲なんでしょうか。
タクヤ : 違いますね。活動休止期間は、お互いに離れている時期でしたし、抜け落ちているんです。だから、その続きが急に2013年に始まったとも思わないし、やっぱり「いま」やっている感じですね。配信の3曲に関しては、僕の仲がいい人に頼みました。Tamaちゃんのパブリック・イメージを塗り替えてもらえるような人たちです。よくプロデューサーが変わるとイメージが変わるってありますよね? 友達の中でも特色が音として分かりやすい人たちを選んだつもりなんです。で、やっぱりうまく分かりやすい方向に変わったと思っています。どの曲もよくて。各プロデューサー共通の「約束事」は「僕が書いて彼女が歌う以外は丸投げですべてよろしくお願いします!」という大変な仕事をやってくれたんですけど。だから、もしヒスブルが続いていたらこうなった、というのともまた違うんですよね。
Tama : うんうん。
タクヤ : Sabãoというお皿ができたからこそ、作ることができた作品ですね。いまの我々ができるものを持ちよった曲ができたと思っています。
――Tamaさんは、ヒスブル時代よりも素の部分を出しながらできると思いますか。
Tama : そうですね。昔はよくわかっていないことが多かったから、無駄に頑張りすぎてたんだと思います。それが空回りして、自分がなにをしたいのか、どうすればいいのかがわからなくなったりして、勝手にパニクってたんです。いまはそういう余計なことを考えずにただ歌を歌いたいように歌う。いい作品になるように、ということをシンプルに考えられるようになりました。人からの見られ方とかも自分の中で整理できるようになったので、気にしなきゃいけないことだけ気にして、それ以外は気にしないようになったと思います。
――リキッドルームでワンマン・ライヴをやるっていうのも、ヒスブルを好きだったお客さんとかに聴いてもらいたいということからの選択なんでしょうか。
タクヤ : そうですね。ヒスブルって始めからZeepでコンサートっぽい感じでやっていたので、そういうことをまたやりたいなと思っています。もちろん自分たちの力だけではできないので、当時一緒にやって下さった方々に協力していただいているんです。主催とか照明とかPAとか、当時のチームでまたやりたいと思ってるんですよね。自分たちがやってきたことを咀嚼して、いま自分たちがいいと思えるふうにやれるかなというのが挑戦ではありますね。解散してから好きになりましたみたいな人も増えてきたので、好きになったけどもうバンドがなかったっていう人たちにも見てほしいです。
――実際、多くのお客さんの前に立つことに対してはどういう気持ちでいますか。
タクヤ : めっちゃ恐いな、人入るのかな、という気持ちはあるんですけど、佐久間さんの還暦パーティーがあったときに当時のヒスブル・メンバーでヒスブルとして出たんですね。その時に、染み込んでるものじゃないけど、これはやりやすいとTamaちゃんが言ったのを覚えていて。そういう感覚を寝かし続けているので、それを発揮したいと思いますね。元々持っていたものがいいものだったとしたら、それをもう一度発揮したいです。眠ってたとしたらそれを起こせるチャンスかなと思います。
Tama : 懐かしくてそれでいて新しい感じになるんじゃないかなと想像して、すごくワクワクします。1つの区切り、ゴールではあるよね。
――そこからまた何か見えてくるかもしれないですしね。
タクヤ : そうなればいいよね。「Alliance」って企画を10人くらいのプロデューサーとともにやれたら、それをアルバムにできたらいいなって思います、4年後くらいに。東京オリンピックのときくらいにやっとできましたねって(笑)。
Sabãoの過去作をチェック!
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PROFILE
Sabão

元Hysteric BlueのメンバーであるTama(Vo.)と楠瀬タクヤ(Dr.)による新しい表現のかたち。
ふたり以外のメンバーを定めず、楽曲ごとに異なるミュージシャンの起用はもちろんのこと、音楽以外の業界とも柔軟なコラボレーションを実現できるようなシャボン玉のようなふんわりとしたユニット形式を目的地としている。
結成は2011年、Tamaのバンド「Screaming Frogs」に楠瀬がメンバーとして加入し、Hysteric Blue解散以来7年ぶりにコンビネーションが復活したのと機を同じくして、ふたりに或る楽曲制作の依頼が舞い込み、そのタイミングでのユニット形成となった。