【ExWHYZ】Episode20 yu-ki「2025年に向けて、またわくわくを取り戻せるように」

現在〈ExWHYZ TOUR 2024 'HOPE'〉を4人体制で実施しているExWHYZ。その個別インタヴュー・シリーズ第3弾は、12月10日に誕生日を迎えた、yu-kiの声をお届けします。様々なライヴへの出演や、体制の変化が起きるなかで、彼女はどのような想いを抱いていたのか。その素直な気持ちを話してもらいました。
前回のmikinaのインタヴュー記事
<多幸感>を独自の"POP"で解釈した2nd EP
INTERVIEW : yu-ki(ExWHYZ)

パリピキャラとしてもお馴染みで、明るくポジティブなメンバーでもあるyu-ki。しかし、mayuの活動休止、midorikoとnowの脱退と、グループ内での変化が多かった今年、これまでになかったほど気持ちにも影響があったという。2024年の活動の中での心境について、OTOTOYの撮影としては珍しく晴れた12月10日、yu-kiの誕生日に取材を行った。
取材&文 : 西澤裕郎
写真 : 大橋祐希
メンバーってかけがえのない大きな存在なんだなって
──お誕生日、おめでとうございます。
yu-ki : ありがとうございます!
──今年の誕生日は、どのような心境で迎えましたか?
yu-ki : みんながXなどで一緒にお祝いをしてくれて。温かい人たちに支えられているなって、すごく愛を感じました。
──しかも、今日はすごく晴れていますね。yu-kiさんは雨女と言われていて、実際、いつもOTOTOYの取材の日は雨だったので、いい誕生日を迎えられたようでよかったです。
yu-ki : 確かに雨ばっかりでしたね(笑)。

──2024年を振り返ると、6月のmayuさんの活動休止にはじまり、8月のmidorikoさんの脱退、10月のnowさんの脱退、そして11月にmayuさんが復帰という形で、様々なことがあったわけですけど、振り返ってみてどんな1年でしたか。
yu-ki : 激動過ぎましたね。本当に想像していなかったことが立て続けに起こった1年というか。ありがたいことに、私達は長く同じメンバーでやらせてもらっていたから、まさかこういうことが起こるとは想像していなくて。心と頭がバラバラになったり、時間に追いつかなくなる日々がたくさんあった1年だなって思いますね。
──自分なりに、どのように気持ちの整理をしながら過ごしていたんですか。
yu-ki : 本当に、今までにないぐらい自分の中で落ちてしまって。mayuちゃんが活休する直前くらいはすごくつらそうなのも隣で見てわかったし、一緒にライブをしても感じていたんですけど、休みなよって言えなくて、渡辺(淳之介/元WACK代表)さんからのストップがかかって休むことになったんです。私は、他のメンバーだけでやっていけるのかなとか、このままmayuちゃんが復帰できなかったらどうなっちゃうんだろうとか、未来に対しての不安をすごく抱いていて。
──グループとしての未来というのももちろんあるわけですもんね。
yu-ki : それは、nowの脱退のときもそうで。nowとは、隙間時間があったら一緒にご飯を食べたり、2人で行動することも多くて。ホテルもペアになることが多かったんです。nowのときは、活休から脱退までの期間が短かったから、私の中でもっと気持ちが追いつかなくて。何とか整理しようと思うけど、進んでいく時間の中で、いないっていう寂しさをダイレクトに受けてしまいました。寝られなかったり、ご飯を食べれない日々が続いちゃって。毎日、蕁麻疹が出るみたいになっちゃった。さすがにちょっとやばいと思って、そのときは荷物を全部詰め込んで実家に帰って、実家から練習場に行くみたいな。あとは、人に会うようにして、なるべく1人の時間を作らないようにして過ごしていました。

──これまでの人生で、眠れない食べれないとか、そこまでのことはあったんですか?
yu-ki : 初めてです。それぐらい、メンバーって自分の中でかけがえのない大きな存在なんだなってすごく感じました。
──実家に戻って人と会ったりすることで、多少軽減はされましたか?
yu-ki : そうですね。一瞬の現実逃避じゃないですけど、仕事じゃないところで気が安らぐ人たちと会って、くだらない話をしたり笑い合うことで、少しずつ、っていう感じでした。
──先ほど、mayuさんがつらそうだったという話が出ましたが、yu-kiさんとしても心配な気持ちがあったんですね。
yu-ki : めちゃめちゃありましたね。mayuちゃんが壊れちゃうんじゃないかと思って怖くなっちゃって。でも自分は何もしてあげられないと思っちゃっていた。ツアーの中盤だったから、どうしてあげたらいいのかわからないっていう感じでした。
──本人が頑張ろうとしている以上、それを止めることもなかなか難しいですもんね。
yu-ki : もちろんそれもあったんですけど、グループとして、正直mayuちゃんがいなくなって成り立っていくのかっていう想いもありました。doriもいなくて、mayuちゃんも活休した状態で、やっていけるのかなみたいな。
