2025/04/14 19:00

先週のオトトイ(2025年4月14日)

OTOTOYスタッフが先週の事を振り返るコーナー。先週のオトトイ。

OTOTOY NEW RECOMMEND

毎週月曜更新中、OTOTOYスタッフが自信を持ってオススメするSpotifyプレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND」。

・Bambi club “Casper dried chaopat”

ーバンドの1stアルバム『二足歩行の天使たち』から。シンプルで生々しいバンドサウンドに、「歌」がもっと聴きたくなる楽曲たち。月末にはリリパ開催とのこと (高田)

・The Mars Volta “Enlazan las tinieblas”

ーThe Mars Voltaが新作アルバムをサプライズ・リリース (石川)

・Turnstile “NEVER ENOUGH”

ー昨年の来日公演での熱狂も記憶に新しい、ボルチモアのハードコア・バンド、Turnstileが新作アルバムから第1弾シングルをリリース!(高木)

・YAKENOHARA “Peace Piece”

ー橋本徹(SUBURBIA)監修のコンピよりYAKENOHARA (津田)

・kurayamisaka “sekisei inko”

ー古き良き90~00年代オルタナティヴ・ロックを感じさせるギターのストロークから始まる新曲 (藤田)

・岩崎桃子  “スーパー回想”

ー福岡在住のSSW、岩崎桃子の新曲は、一音目から良い曲確定。「豆腐の賞味期限は来月の8日」から始まる歌い出し、最高じゃんか。(西田)

・yubiori“いつか”

ーyubioriより、突き抜けるようなギター・ロック!(菅家)

その他追加曲は、Meg Bonus “魔法”Hwyl “わけ”Vegyn “Kelly Watch the Stars (Vegyn Version)”円午 “冥°”泉大智 “逃避行”

編集後記

野口文をMARZでみた

〈Bandmerch〉の新対バン企画〈March〉第一回はNOT WONK × 野口文の長尺2マン。今年序盤のリリースといえばこれ! の2組をツーマンで、しかも60分 + 80分のロングセット。音楽好き垂涎のキレッキレの企画をありがとうございます。先攻、野口文。ライヴ初めてみました。最新アルバムがどうこうではない、60分フリースタイル勝負。まさにこの日この場所にしか存在しない音楽でした。自由で、でもフロアの身体を揺らし得るライヴたるキワキワを攻めているような。得難いなあ。60分間の魅力を一層高めていたVJは「藤子」のMVも手掛けたsirapoonとのこと。こちらも格好良かったです。対するNOT WONKは80分。リラックスかつ堂々たるステージ。
 野口文って何者? と思ったひとも、今のNOT WONKはこれか! と思ったひとも、ぜひOTOTOYインタヴューをご覧ください。両者の最新インタヴューがまとめて読めるのはOTOTOYだけ! (高田)

オルタナティヴを標榜するのはもうやめた──NOT WONKにやどる普遍性と、ある実験について

突然現れた異才、野口文──ストラヴィンスキーとコルトレーンを線でつなぎ咀嚼する若き音楽家

タロ、kanekoayano

11日(金)はタロのリリース・パーティー@下北沢SPREADへ。mmmがエマーソン北村(Syn.)と菅沼雄太(Dr.)と3人で活動するユニットに名前がついた。名前がつくのっていいな。しかも「タロ」ってかわいい。キュートでかっこよくてさびしくて、容易に言いたくないけど “オルタナ” な音楽で満たされた。エマーソンさんのシンセが宇宙っぽくて、プラネタリウムみたいな余韻もありました。 12日(土)はkanekoayanoの野音へ。ライヴでどかーんと盛り上がる曲をあまり入れず、じわじわと波を作り続ける運びがサイケなプログレっぽくて痺れた。“気分” → “タオルケットは穏やかな” の繋ぎは思わず唸った。最後にやっていたUKニューウェーヴを思わせる新曲もかっこよかったな。(石川)

世田谷から世田谷

土曜日はFEVERでLABCRYを見て、SPREADでのニーハオ!!!!企画へ。LABCRYは新曲も交えたベストな選曲で大満足。個人的には “午後はちみつ沸点” がめちゃくちゃ良かった。6月には『COSMOS DEAD』のリマスター&デラックス盤が出るとのこと、楽しみ。ニーハオ!!!!はメキシコ・ツアー帰りということもあり、いままで見たなかでも1番にバキバキ、めちゃくちゃバンドが勢いに乗っているのを感じてアガりました。このメキシコ・ツアーに関する振り返り記事を後日公開予定なのでお楽しみに〜。(高木)

あと少し

臨時収入が入ったので、近所のハードロックバーに久しぶりに行ってみる。店主が自分にしてはかなり珍しいくらい話しやすく、お酒も進む場所。ハードロックバーとはいえ、ずっと重い音が流れているわけではなく、その日はスティーヴ・ミラー・バンドのサイケデリックなシンセが店内を渦巻いた。そのとき、明らかに自分の気持ちが上がっていき、そのまま下北アイラスにDJ KURIさんを見にいく。閉店に向けて音が仕上がっている感じがした。日々パーティーの連続だからスピーカーがそれに応えているかのようだ。なんだかあと少しでどうにか気持ちを持ち直せそうな予感がした日だった。(津田)

石田さんがドリルでギター弾き始めたとき、マジで痺れた

今週木曜は、3776 x OTOTOY presents Vol.9 ~第8回3776ワンマンライヴ〈The Birth and Death of the Universe through Mount Fuji -Band Set Live Version-〉。ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。運営のため、全編は見れなかったものの、文字通り天文学的な数字をバックに本当にレベルの高い演奏を繰り広げる3776バンドに、驚愕した1日でした。当日の音源の販売や、南波一海先生によるライヴレポートなども予定しておりますので、引き続きチェックをお願いできると嬉しいです。(西田)

春アニメで大忙し

今期は久しぶりに現行で追いかけているアニメが多い。連載初期からずっと読んでいる『ウィッチウォッチ』や劇場にも足を運んだ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』、他にも『ウマ娘 シンデレラグレイ』や『ロックは淑女の嗜みでして』(最近よくある美少女バンド系歌ものかと思ったらがっつり技巧派インストバンドアニメでびっくりした)など、毎週楽しみが多くて生き甲斐を感じている。主題歌もどれも秀逸で、特に『ウィッチウォッチ』のオープニングであるYOASOBIの"Watch me!"は可愛らしい雰囲気がアニメにぴったりだ。アニメのオープニングといえばアップテンポなものが多いが、この曲はあえてミドルテンポにすることで作品序盤の日常感がしっかり表現されているのが素晴らしい。映像も本当に丁寧な作画が美しいのでこちらもぜひ。配信リリースも楽しみ! (藤田)

レコーディング

週末は千歳烏山のレコーディングスタジオで知人バンドのリアンプを手伝った。レコーディング・エンジニアを諦めて一年経つが、マイクを立てるのが本能的に好きなんだと感じた1日だった。数時間ああでもないこうでもないと言いながら音に向き合って、バンドのクリエイティビティに触れ、良い刺激になりました。次はドラムレックに呼んでくれるらしいので、頑張りたい。3776のライヴがありましたが、オトトイでもそういった機会をもっと増やしていければと思っています。(菅家)

先週の特集記事

先週のオトトイ(2025年4月7日)

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