ずっと腹は括っているからなあ(笑)
──そして、11月19日にはmayuさんが復活し、4人体制のライヴが行われました。どのような気持ちで当日を迎えたんでしょう?
maho:その日は、ライブも久しぶりで。マスターに会うこと自体もすごく久しぶりだったんです。だから、今できる最大限を見せるしかない!と思って、誠実にその1日を届けたいなっていう気持ちで迎えました。
──あの日、マスターたちの盛り上がりや熱気をすごく感じたんですけど、ステージ側からはどうでしたか。
maho:どんなことがあっても応援してくれて……というか、その日を一緒に作ろうとしてくれて、ありがたいなって思いました。mayuちゃんの復活もあったから、雄叫びみたいな盛り上がりで。
──ここからまた4人でスタートするんだみたいな想いもありましたか。
maho:今までやってきたことがあっての今だし、それが全てで、その先でしかないんですけど、中途半端に持っていきたくないっていうか。これまでのことは、大事だからこそ大事にしまって、新しく4人で形を作っていきたいなっていう心境でしたね。今来てくれているみんなにも、もう1回好きになってもらうぐらいの気持ちで、ちゃんと4人でやっていきたいなって思いました。
──他のメンバーから、覚悟とか、腹を括ったという表現も出てきましたが、そういう感覚はありますか?
maho:でも、ずっと腹は括っているからなあ(笑)。
──確かにそうですね。この4人で添い遂げるじゃないですけど、それくらい激動の1年間だったんじゃないかと思います。
maho:もちろん、そういう意思が大事なんですけど、この一瞬でそう思うんじゃなくて、何回も硬くしていかないといけないというか。自分自身がなんでここにいるのか。そういう意思が大事だと思うから、みんなでちゃんとそういう意思を持ち続けられるように生きていきたいなって思いますね。想いは、それぞれでいいと思うんです。自分の気の持ち方とか方法とかはそれぞれだと思うから。多分それぞれがそれを持っていないと崩れちゃう。みんなで何かをするためにも、自分自身っていうものを知ったり、保つことを、自分もこれからは楽しみながら味わっていきたいなって思います。

──11月には、2度目のロンドン公演も行いました。2回目のロンドン、いかがでしたか?
maho:初めて行った去年は、海外でライブする想像ができなくて不安があったというか。でも今回は、去年来てくれた人たちのおかげもあって、すごく楽しみにして行けました。去年1回行っているから、私たちも余裕ができたというか。町並みとか、生活とかもちょっと想像できたから、いい心地よさでした。今回は、海外のファンの人とお話する機会があったりとかして、また来たいなってシンプルに思わせてくれる機会でした。あと、到着して、ホテルに行くまでの間に会場の前を通ったんですよ。そのときに、私が「明日ライブするところだ!」って言ったら、会場を見に来ていたファンの人がいて、私の声に反応してくれて。私はマスクと帽子だったのに「mahoちゃん!」みたいに話しかけてくれて。そこで、私は、「せんきゅー!ばーい!」しか言えなくて。
──あははは。
maho:明日も楽しんでね!とか言えたらよかったんですけど、それしか言えなかった(笑)。でも、他の国で声をかけてもらって、しかも、ちゃん付けという日本の文化で覚えて呼んでくれて、すごく嬉しかったですね。
──改めて、「希望」という言葉が入っている〈ExWHYZ TOUR 2024 'HOPE'〉、どんなツアーにしたいですか?
maho:ライブって楽しい場所だよねって。それを新しい形でみんなに感じてもらえるようなツアーにしたいなって思います。そのために、自分がどうすることが楽しいことなのかをわかって、自分たちが自分たちを認められていればいいと思うんです。何をやっていても、どういう形であろうとも、自信を持ってやれていれば満たされると思うんですよね。それを4人で楽しくやっていけたらいいなと思いますし、さっきお話したみたいに、みんなにもう1回好きになってもらえるようにしたい。もちろんみんなに無理してとか言っているわけじゃなくて、自分たちはそれぐらいの気持ちです。みんなにもう1回好きになってほしいな、もう1回惚れてほしいな、ぐらいの心の内でいたいなって思いますね。自分自身も、自分がどういう人間かみたいなことを考えるツアーにできたらいいなって思います。

編集 : 西田健
<多幸感>を独自の"POP"で解釈した2nd EP
LIVE INFORMATION
〈ExWHYZ TOUR 2024 ‘HOPE’〉
2024年12月27日(金) Zepp DiverCity [東京]
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ExWHYZディスコグラフィー
過去の特集ページ
PROFILE : ExWHYZ
2022年6月に『EMPiRE』メンバーで結成されたグループ。グループコンセプトは’Dance your Dance’。
2022年8月に大沢伸一プロデュースによるデジタルシングル「Wanna Dance」でExWHYZとしてデビュー。
2022年11月2日に、国内外の様々なクリエイターが参加した1stアルバム「xYZ」をリリース。
2023年4月19日に2ndアルバム「xANADU」のリリース。
5月13日にはグループ始動から僅か9ヶ月で日本武道館単独公演「ExWHYZ LIVE at BUDOKAN the FIRST STEP」を成功させた。
同年、7月からライブハウス、Seiho、大沢伸一、yahyelをゲストを迎えた対バン形式のZeppツアー、オールナイト公演含むクラブツアーと5ヶ月に渡り「ExWHYZ TOUR 2023 ‘eLATION’」を開催。
2024年3月には、東名阪にてSeihoとのスプリットツアー「ExWHYZ presents ‘SeihoWHYZ’」、5月から7月にかけて「「ExWHYZ TOUR 2024 ‘Futura Free’」を全国19都市20公演で実施した。
現在までに、大沢伸一、ケンモチヒデフミ(水曜日のカンパネラ)、Seiho、Shin Sakiura、篠田ミル+山田健人(yahyel)、80KIDZなどの多数の国内外のクリエイターが楽曲提供。ダンスミュージックを軸としながら自由度の高いサウンドメイキングは各方面から高い評価を受ける。
9月8日にShinSakiura、堀正輝をサポートアーティストとして迎える追加公演「ExWHYZ TOUR 2024 Futura Free+ ‘Reinforce'」をZepp Shinjukuにて開催。9月28日には沖縄桜坂セントラルでの再追加公演を行なった。
12月には5都市を回るワンマンツアー『ExWHYZ TOUR 2024 'HOPE'』を予定している。