今はライブでやったときにどう魅せれるかが第一ですね
ーーそうした変化とともに、楽曲の変化も連動していると思います。10月18日にリリースされる1st EP「HOW HIGH?」は、これまでで1番幅の広い楽曲が収録されていますよね。
now:幅があればあるほど楽しくて。ExWHYZはガチのダンスミュージック路線でずっといくと思っていた部分があって。「FIRST STEP」が出来たとき、ExWHYZ可能性無限大じゃん!と思えて、自分たちへの可能性も広がったし、逆にこういう曲もやってみたいとか、そういう幅も自分の中では広がって。マスター自身も、お気に入りの曲がそれぞれ違っていたりして、それがすごくうれしいです。
ーーnowさんは、グループの中でもダンスで引っ張っていますが、ダンスや振り付けはいまどのように分担しているんでしょう?
now:mayuちゃんがつけるものもあれば、nowがつけるものもあるし、数人で作る曲もあるので、曲ごとにいける人がやるって感じです。
ーー曲調で自分が得意そうな曲を選んで振り付けするやるようなイメージですか?
now:そうですね。一旦みんなで自分がつくれそうかを判断する感じです。でも私の場合は、難しそうでもやってみようぜ自分っていう自分への圧をかけてやってきた振り付けも今まであって。今作では、「NOT SORRY」がそれですね。
ーー自分に圧をかけて挑戦した曲なんですか?
now:曲を聴いたときにイメージが全然ひらめかなかったんですけど、いけるっしょ、自分!と思って。自分にプレッシャーと圧をかけて責任を持ってやった振り付けです。
ーー「NOT SORRY」はロック的な楽曲で、しかもBPMも速い曲です。どういうところから振り付けの着想を得てつけていったんでしょう?
now:ライブハウスでやるということを想定して、振りをつけていきました。ガチガチの振付をあえてしてないです。全員が一列に前に出て、自由にマスターと向き合って、やってやろうぜ!みたいな形で、ライブハウスでマスターと一緒に楽しめるっていうのを考えて振り付けしました。
ーーそこらへんも大きな変化ですよね。nowさんはどちらかと言うと自分の技術とかを取り入れて魅せるみたいなところが昔は強かったのかなと思って。いまは外に向けて、マスターと楽しむために、曲を理解してそれが一番活きるようと考えている。
now:たしかに変わったかも。昔は本当にこだわり人間だったので。自分のスパイスをどこにどう入れようかとかをずっと考えたりしていたんですけど、今はライブでやったときにどう魅せれるかが第一ですね。そういう考えになったのも、武道館からライブハウスツアーという流れがあったからこそで。いいきっかけをたくさんくれているツアーだなと思います。

ーー自分たちでもExWHYZとはどういうグループか理解してグループを作っていけている感触はありますか?
now:あります。スタッフさん含め、チームでいろいろなものに対して向き合って作り上げている感じもあるし、ライブはマスターがいてこそできあがるものでもあるので。1年前にExWHYZが始まりたての頃は、受け入れてもらえるかなという不安もあったんですけど、今は1年前の自分たちに「安心して1年間頑張れば大丈夫だよ」って言えるほどにチームとして楽しめている感はありますね。
ーーExWHYZ で始動してからの1年間はあっという間だった?
now:あっという間でしたね。振り返る暇もないほどに、次、次、次!という感じで。アルバムも2枚出して、ツアーも今3つ目なので、本当に毎日濃密でした。私はあっという間に1年を迎えてしまったなと思っています。
ーーそれはかなり充実してたってことですよね。
now:かなりです。過去一。EMPiRE後半とかは少しネガティブになってしまう時間もあったんですよ。でも今はそんなモードに入る暇もないくらい、次だ次だ!明日だ明日だ!なので。毎日、充実してるし楽しいです。
ーー他のメンバーも充実している感はする?
now:感じます。ExWHYZとして活動している毎日がすごく楽しそうだし、雰囲気がすごく明るくなったというか。
ーーmayuさんも別人みたいでびっくりしました。
now:mayuちゃんは、本当に変わったなって思ってます。みんな一人一人、今ExWHYZと向き合っているんだなと一緒にいて感じるので、すごくいい雰囲気なんだなと思います。みんなマイナスなことを言わなくなったし、すごく前向きです。
