自然な流れでまた歩き始められた気がしています
──BiSHとのツーマンライヴ「ExWHYZ presents “BiSHWHYZ”」の開催も発表しました。BiSHの解散に関してはどのように受け止められていますか。
この活動を長くやっていて、自分の中から基本的なエネルギーとかを作り出したりするんですけど、それがたまにわからなくなっちゃう時とか、モチベーションとかが行方不明になっちゃった時とかに、BiSHがBiSHの道を突き進んでいる姿を見ると、自分たちも自分たちの道がきっとあるはずだ、みたいな可能性と勇気をもらうことが多くて。そこからエネルギーが湧いてきたりする部分がすごくあったから、すごく尊敬しているし、寂しい気持ちはもちろんあります。だからこそ、ツーマンライブは自分たちができる全力でぶつかっていきたいし、お願いした時も本当に私たちのことを考えてくれている言葉をくださって。ちゃんとこそこに対して、自分たちも誠実に向き合ってライブしたいなってすごく思います。
──チッチさんの「その対バンはWACKツアーと何が違うの?」って質問したエピソードはまさにその象徴ですよね。
他のメンバーも言っているんですけど、私たちは私たちなんだってことをBiSHは教えてくれて。以前から言ってくれていたけど、私たちも自信がなくて、本当の意味で理解できない部分があったというか。ちゃんと6人で積み重ねてきた今だからこそ、その言葉の意味がすごくわかるんです。今、ExWHYZのことがすごく好きで、ExWHYZに誇りを持っている状態だからこそ、それをちゃんと見せられるライブをしたいなって思います。

──3月4日(土)に渋谷WOMBLIVEで「xYZ [hYPER EDITION]」リリースパーティーを開催しました。ExWHYZにとって初のクラブイベントでしたが、どんなイベントになりましたか?
リリースパーティー、楽しかったですね。やっぱりクラブでライブをする高揚感みたいなのが確実にあって。私たちもそうだし、ファンのみんなも特別感があると思うんです。またクラブとかで、普段のライブとはまた違った楽しみ方ができる空間を一緒に作っていけたらいいなって、すごく思いましたね。
──midorikoさんがすごく楽しみにしていたそうですね。活動休止中から、ずっと羨ましかったと言ってました(笑)。
doriちゃんがお休み中も活動をすごく楽しみにしてくれていることが伝わってきていて。だから安心していました。doriが楽しみにしているんだから、帰ってきたときにその気持ちをぶつけられる状態にしておくだけだねみたいな感じで。活動休止を決めて、こんなに会わなかったことがなかったので寂しかったですが、戻ってきた時にみんなが100%で楽しめたらいいなと思って活動してきました。MV撮影のときも、どんな感じだったの?ってすごく興味持ってくれていたので、ああ大丈夫だなって。
──そこまで羨ましがっているっていうのは嬉しいですよね。
やっぱり、いない間もdoriを考えている時間は確実にあったから。それはマスターのみんなもそうだったと思うんです。お互い寂しい気持ちになりすぎずに、自然な流れでまた歩き始められた気がしています。
──リリースパーティの日に、3週連続リリースの発表もされました。1曲ずつどんな曲か教えてほしいのですが、まず最初に出る「ANSWER」はどんな曲でしょう。
「ANSWER」はSeihoさんが作ってくださっている曲で。EMPiRE時代にSeihoさんが作ってくれた「IZA!!」もすごく好きなんですけど、日常的に何回ループしてずっと聴いてたくなる感じがあって。それが「ANSWER」にもあるんです。「ANSWER」は結構前からデモをいただいていた曲なので、早く歌いたいなと思いながらすごく楽しみにしていた曲です。
──EMPiRE時代も「IZA!!」がターニングポイントというか、音の質感も変わった感じがします。「ANSWER」というタイトルに関しては、どんな意味があるんでしょう?
「このビートがANSWER」という歌詞があるのですが、クリエイターの方たちの期待にも応えられるようにしたいなって。ExWHYZになって、またSeihoさんが曲を書いてくれないかなってマスターが言っているのもよく聞いたので、こうやって関わってくださることが本当にありがたいし、こんなかっこいい曲を書いてくださったことがありがたいです。
