宝くじに当たった感じでした(笑)
──昨年末には、「柏木由紀なりのWACK」で投票企画「VOTE!! WACK SELECT 7」も行われました。どんな心境で日々を過ごしていましたか?
YU-Ki : 自分の取り柄は、明るいところだったりポジティブなところだなと思ったけど、WACKメンバー全員がいる中で、7人に選ばれるほどの武器なのか?とすごく考えちゃって。何をアピールしたらいいか分からなくて、でも何かしなきゃという思いのまま、モヤモヤしていました。私、速報で最下位だったんです。その後に特典会があって、エージェントのみんなと話せる機会があったんですけど、そこに会いに来てくれたエージェントが、YU-Kiちゃんに悲しい思いさせちゃってごめんねって言ってくれて。謝らなきゃいけないのは私の方なので、その時にもっとエージェントのためにも頑張りたいと思ったし、頑張らなきゃなと思ったんです。
──ステージで、結果が発表されるときは緊張感があった?
YU-Ki : ありました。1回エージェントの悲しそうな表情を見ていたから、情けない姿は見せられないと思って緊張していました。
──結果、YU-Kiさんは25位でしたが、急遽発表された渡辺淳之介(WACK代表)さんによるくじ引きで、BiSHのリンリンさん、ASPのナ前ナ以さんとともに”WACKのクソユニット”のメンバーに当選しました。あのときは、どんな心境だったんでしょう。
YU-Ki : 宝くじに当たった感じでした(笑)。
──1番的確な表現ですね(笑)。どんな感じの雰囲気のユニットになりそうですか?
YU-Ki : リンリンさんが奇想天外な振り付け案を出してくださったりして、EMPiREでは考えられないような振りをしたりするので、刺激的でおもしろいです(笑)。

──昨年末にはBiSHの解散が発表されました。活動初期からBiSHのツアーに帯同したり、近くにいた先輩グループですが、解散をどのように受け止めていますか?
YU-Ki : すごく寂しいです。それと同時に、いつか終わりが来るという現実を自分たちも突きつけられた感覚もありました。
──WACKツアーでは、BiSHの「プロミスザスター」と「FOR HiM」をカバーしました。「プロミスザスター」は代表曲、「FOR HiM」はアルバムの名曲という選曲ですが、どういう気持ちで歌ったり、パフォーマンスしましたか?
YU-Ki : それこそ「プロミスザスター」は、まだEMPiREとしてステージデビューする前にレッスンで踊ったり練習していた曲なんです。なので、当時の気持ちを思い出しました。でも、帯同ツアーの想いが蘇ることのほうが多かったですね。恥じないような「プロミスザスター」と「FOR HiM」をやらなきゃと常に考えていました。「FOR HiM」は、帯同させていただいたBiSHのツアー中にBiSHが毎回披露していた曲なんですけど、毎回同じものがないし、その日その日でパフォーマンスを見て感じることが変わっていったんです。それがすごく心に刺さったし、すごいなと思って。EMPiREとしての「FOR HiM」をができたらいいなと思ってパフォーマンスしました。楽曲そのものの魅力をEMPiREなりに表現できるよう心を込めてやりました。
