スペシャル・フォトギャラリー
第三期BiS、イトー・ムセンシティ部のスペシャル・フォトギャラリー。ここでしか見られない写真たちをぜひ、存分にご堪能ください!
INTERVIEW : イトー・ムセンシティ部(BiS)

ボロフェスタ2022のBiSがめちゃくちゃ良かった。あっ、こっから彼女たちは上がっていくんだなって。チャントモンキーの脱退で、苦しんだ、泣いた、ボロボロになった。そしてこっから這い上がるしかないと覚悟を決めた! そして新メンバー加入! 「何度でもいかなくちゃ」と誓った彼女たちが、また走り出した! ボロフェスタ2022は、その走り出しを感じることのできた象徴的なライヴだった!
インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 西田健
写真 : 大橋祐希
怖いものが本当になくなっちゃいました
──BiSは最近TikTokをはじめましたね。やってみてどうですか?
イトー・ムセンシティ部(以下、ティ部) : 見るのは楽しいからいいんですよね。でも自分が映ることを考えたら、なにしたらいいか全然わからないので試行錯誤中です。
──ティ部さんはTikTok得意そうな気がしますよ。
ティ部 : 私もやりはじめたら、ちょっと楽しくなってきました。ナノ3がかなり良い感じなので、いっしょに頑張りたいです。反応も多いのでやる気が出ちゃいますね。
──今年2022年は、BiSにとってたくさんの変化がありましたね。7月18日にモンちゃん(チャントモンキー)がBiSから脱退しましたが、当時ティ部さんはどういう気持ちだったんですか?
ティ部 : モンちゃんの脱退は、BiSにとって大きな出来事でしたね。メンバーそれぞれすぐに気持ちを切り替えられなかったですし、もちろん私も。タイミングとしては、トギーも含めて5人で活動できるように頑張っていて、「また5人のBiSがはじまるな」って気分が高まっていたときに脱退について伝えられたんです。彼女がいなくなって寂しかったですし、応援してくれる人たちの気持ちも考えたら、わけがわからなくなってしまって…。その時期は泣きっぱなしでした。
──5人でBiSの活動ができることを期待して動いていたんですね。
ティ部 : トギーが復活するのをきっかけに、もっとBiSとして大きくしていかなくちゃという気持ちでした。ナノ3も5人での活動ができることに対して喜んでいましたし、私も嬉しくてすごく楽しみでした。

──モンちゃんが脱退したあと、3人で活動していた時期は、どう乗り切っていったんですか?
ティ部 : 3人のときは、これ以上しんどい時期はないんじゃないかなと思ったんです。だから、いまは怖いものが本当になくなっちゃいました。ライヴをやらせてもらえることに感謝しつつ、目の前のことを全部一生懸命やらなくちゃと思っていました。ライブ本番の直前は毎回不安だったんですけど、その時やれることをやり切ったので楽しい思い出に変わりましたね。
──ティ部さんからすると、いい経験だったんですね。
ティ部 : そのときのライヴがどれくらい誰かの記憶に残ってるかわからないんですけど、BiSの曲の良さは変わらないわけだから、3人だったとしてもそれをしっかり伝えていこうと思っていました。不安はあったんですけど、「はじまれば終わるし、こんなことどうってことないんだから」って3人でずっと出番直前まで言い合っていたので、心強かったです。この状況に感情が振り回されていたのは全員一緒だったので、気持ちも通じ合っていて安心したんだと思います。
──なるほど。いまは、気持ちを切り替えて活動できているんですか?
ティ部 : モンちゃんが脱退したことに対しては、もう受け入れることができました。でも、ずっと一緒にいたメンバーだったから、どうしても抜けてしまったことの影響は大きいですね。いまの体制でのやり方は正直まだ確立していないです。でも、それじゃダメだなと思っています。どういうやり方で、次はいかなきゃいけないのかを、いち早く固めないと。あと、新しく自分ができることを見つけていかなきゃいけないと思っています。
