【紫陽花は降らない リレーインタビュー】──唐澤ひかりが、アイドルとして叶えたい夢

新たなステージへ向けて努力を続けている、アイドル・グループ、「紫陽花は降らない」(通称:あじふらい)のソロ・インタビューシリーズ。その第3弾は、唐澤ひかりが登場。天真爛漫のように見える彼女の素顔に迫りました。〈Free Live Tour 2025「夏に揺れる」も現在開催中です。ぜひチェックを!
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INTERVIEW : 唐澤ひかり(紫陽花は降らない)

「アイドルは、本当に天職ですね」。唐澤ひかりは茶目っ気たっぷりに、そう語った。家にこもりがちだった少女が、いまでは誰よりもライブを愛し、グループの“しっかり者(風)”として仲間を支える存在に。アイドルへの憧れ、ステージへの情熱、メンバーとの温かな関係、そして秘めた夢まで――素顔と本音がたっぷり詰まったインタビューをお届けする。
インタヴュー&文 : ニシダケン
撮影 :大橋祐希
「私の居場所はここだ!」って思いました
──これまで他のメンバーに話を聞いたら、唐澤さんはポンコツみたいに言われているけど実はしっかりしてる、という話をされていたんです。自分ではどう思いますか?
唐澤ひかり(以下、唐澤):自分は確かにポンコツかもしれないですし、日本語とか言葉の力があまりないんですけど、ファンの方には「頑張ってるように見せてるね」って言われてて。本当は何もできないのに、頑張ってるふうにしてるのが、もうバレちゃってますね(笑)。他のメンバーのインタビューとか見ると「あ、バレてるわ」って思うこと結構あります。
──しっかりしようと思うのにはなにか理由があるんですか?
唐澤:私はこれまでのアイドル歴も長いですし、年齢も一番上なんですよ。自然とリーダーっぽいポジションになってしまってるのかもしれません。
──じゃあ、まとめ役みたいな立ち位置でもある?
唐澤:え……どうなんでしょう?「じゃあ私で」って感じで、回り回って私がまとめ役になってるかもです。……恥ずかしいですね。しっかりまとめれるよう頑張ります!
──そもそも、アイドルになりたいと思ったきっかけは何ですか?
唐澤:小さい頃からアイドルになる夢はあって。中学2年生の時に坂道グループのオーディションを受けて、最終審査の手前くらいまで行ったんですよ。でも落ちてしまって、それが悔しくて。そのときに「私は本当にアイドルになりたいんだ」って気づいて、そこから熱意が出てきました。

──その時は、「絶対なりたい!」みたいな強い気持ちがあったわけじゃなかった?
唐澤:全然なかったです。親に「オーディションあるよ」って言われて、「じゃあ受けてみるか」って、初めて受けたのがそれでした。
──アイドルはもともと好きだったんですか?
唐澤:はい、乃木坂46さんや欅坂46さんがずっと好きでした。坂道系が本当に好きで、オーディションは全部受けまくってました。
──いまもアイドルは好きなんですか?
唐澤:そうですね。乃木坂の推しはずっと山下美月さんだったんですけど、ご卒業されたので、今は井上和さんと一ノ瀬美空ちゃんで迷ってます(笑)。あと最近はときめき♡宣伝部さんにハマってます。坂井仁香さんが大好きです。もちろん歌もダンスも素敵なんですけど、まず顔が本当にかわいいです。配信とかSNSもチェックしていて、尊敬してます。憧れで言うと26時のマスカレイドの吉井美優さんですね。私がアイドルをやっているのは、吉井美優さんのおかげってくらい影響を受けた方です。
──そういう“憧れの存在”がいることが、モチベーションにもつながっていたり?
唐澤:はい、つながってます!やっぱりそういう風に輝いてる人を見てると、自分も頑張らなきゃって思うし、目標があると頑張れるタイプですね。
──今、アイドルとして活動していく中で、自分が変わったなと感じることはありますか?
唐澤:あります。周りのことをしっかり考えられるようになったし、自分の意思も少しずつ持てるようになりました。あと、すごく明るくなりましたね。
──アイドルになる前はどうだったんですか?
唐澤:家にずっと引きこもって、パソコンばかりやってる生活でした。もしアイドルになってなかったら、地元の工場で働こうかなって思ってたくらいで。外に出なくてもいいや、って思ってました。
──もしアイドルになっていなかったら、どんな人生を歩んでいたと思いますか?
唐澤:地元の工場で働いて、ネクラのまま過ごしてたと思います。あんまり人と遊ばないタイプで、「ひとつのことをしていればいい」って思っちゃう人なので。見た目とかも気にしないで、地元でそのまま過ごしてたかも。
──そんな生活が、オーディションをきっかけに変わった?
唐澤:はい、本当にガラッと変わりました。

──いまアイドルやっていて、楽しいですか?
唐澤:めっちゃ楽しいです!一度、前のグループを卒業して3ヶ月くらい活動を休んでいた時期があったんですけど、その間も「またアイドルやりたい!」って思い続けてました。だから今のグループでデビューライブに立った時、「私の居場所はここだ!」って思いました。いまはすごく楽しいです。アイドルは、本当に天職ですね。
──活動の中で、何が一番楽しいですか?
唐澤:ライブです。特典会ももちろん楽しいですけど、ライブ中は普段とは違う自分になれて、輝いている感じがするんです。自由に自分のしたいようにできることがすごく楽しいです。 ──あじふらい全体のライブの感触としてはどうですか?
唐澤:あじふらいの曲は、乗りやすい曲が多いんですよ。フロアの皆さんも踊ってくれたり、声出してくれたりして。すごく良いライブができているんじゃないかなって思います。