2025/07/08 18:00

轟音と耽美が溶け合う、ゆうらん船の“ケミカルなロマンス”な音像の作りかたとは?

ゆうらん船
L→R : 本村拓磨(Ba)、内村イタル(Vo/G)、永井秀和(Pf)

ゆうらん船が〈カクバリズム〉移籍後初となるアルバム『MY CHEMICAL ROMANCE』をリリースした。『MY 〇〇』3部作の締めくくりであり、同名のバンドも脳裏によぎるタイトルを冠した本作は、DTMを駆使した歪んだノイズの質感や、ディストーションまみれの轟音ギター全開のバンド・サウンド(=ケミカル)と、永井秀和(Pf)の耽美なピアノと情緒的な歌詞が描く物語(=ロマンス)が入り混じった、バンドの新たな指針となる一枚だ。

これまで以上にポップス方面にひらかれた印象を与えながらも、随所に心休まらない緊張感が立ち込めているこのアルバムの制作はどのように進められたのだろうか。作詞作曲を担いバンドの軸をなす内村イタル(Vo/G)、本作のポスト・プロダクションで“遊び心”を存分に発揮した本村拓磨(Ba)、そしてゆうらん船以外の活動においてオペラやオーケストラ編曲なども手がけ、本作でも積極的に作曲に関わった永井秀和(Pf)の3名に話を訊いた。

表と裏をはらんだ“両義性”をテーマに、信頼が深まったバンドで作り上げたサード・アルバム


INTERVIEW : ゆうらん船


取材・文 : 岡村詩野
撮影 : 斎藤大嗣

3部作を締めくくる、“ケミカルなロマンス”

──『MY CHEMICAL ROMANCE』というタイトルにまず驚きました。『MY~』というタイトルはこれまでの2作品にも共通していましたし、いずれも過去の他アーティストの曲名を連想させましたが、今回はさらに直球にバンド名が思い浮かびます。

本村拓磨(Ba)(以下、本村):タイトルの発案自体は友達がしてくれて、その決定のプロセスは普段は砂井くんが説明してくれているので、私がうまく話せるか自信がないんですけど……いや、彼は本当に言語化能力が高くて(笑)。もちろん、「既存のバンド名から引っ張ってないか?」と言われたら、それはそうなんですけど(笑)。それ以上に“ケミカルなロマンス”という感覚が今回のアルバムにしっくりきた、というのが大きいですね。

今回のアルバムを含めて3部作、みたいなイメージがなんとなくあって、こういうタイトルになりました。前作の1曲目だった“Waiting for the Sun”のリプライズが今作のラストに入っていたりして、そういう意味でも地続きな感覚はありますね。

──ということは、前作『MY REVOLUTION』(2022年)の制作時には、すでに今作の構想があったのですか。

本村:いや、そこは見えてなくて。むしろ、前作を録り終えた時にはもう曲も全然なくて。ゼロの状態から曲を作っていきました。作っていく中で自然と、前作とのつながりを感じるようになっていったというか……本当に偶発的に、意図せず地続きになっていったんですよね。


──毎回曲のストックを出し切ってアルバムの作業を終えるのですか。そして、次はまたまっさらなところから始める、と?

本村:今のところは、だいたいそうですね。作りながら全体像を考えていくというスタイルは、ずっと変わっていないです。最初からコンセプトがあるわけじゃなくて、作る中で徐々に設定されていく感じですね。これまで曲作りはずっとイタルくんが担っていて、それをバンドで形にする流れだったんですが、今回はドラムの砂井くんやピアノの永井(秀和)くんの楽曲が増えたんです。砂井くんは断片的なデモも含めて、かなりの数の曲を持ってきてくれて。そこから取捨選択して、アルバムに入れる曲をみんなで決めていきました。

──なるほど。そうなると、少なくともこれまでのアルバムとは全く違う方向へ行くことも考えられたと思うんですけど、それでも“Waiting for the Sun”のリプライズがラストに収録されているなど、確かに構造面でも地続きになった。ソングライティングが多様になったのに作品としては地続き、というのはとても興味深いですね。

本村:そこは歌詞の部分が大きいと思います。時間の経過が感じられる展開や歌詞の内容に、共通する部分があると思うんですよ。前作は“Waiting for the sun”で始まって“good morning”で終わる。今作は“Intro: Good Morning, This Is a Navigation to Nowhere”で始まり、“Waiting for the Sun - Reprise”で終わる……つまり時系列がひっくり返ったわけです。それも最初から意図していたわけではなくて、制作を進めるうちに自然とそうなっていきました。

本村:あとは、音響面も大きくて。前作と今作は、どちらも〈hmc studio〉の池田(洋)さんにエンジニアをお願いしたんですが、音の質感や音響的なアプローチが前作からさらにブラッシュアップというか突き詰められていて、そこも地続きだと感じています。ロック・バンドではあるけれど、音響的アプローチの部分で遊ぶというか……。

──つまり、録音そのもの以上にミックスなどでの作業で表現するようになっていったと。

本村:そうです。まさに録った後の作業……ポスト・プロダクションという部分です。そこが“ケミカル”なんですよね。それに対して、“ロマンス”は、必ずしも恋愛を意味しているわけではなく叙情的な物語を描いているイメージですね。時間の推移をとらえていく中で自然と“ロマンス”という感覚が見えてきた感じです。

──私はすごくエクスペリメンタルな側面を音響、音処理の部分で表現したアルバムだなと感じました。前作はダンス・ミュージック的なグルーヴを抽出した曲も多かったですし、ロック・バンドのフォルムの中でトライできることを一つ一つ増やしていって、でも、バンドという枠組みをその中で決して手放さない情熱もしっかり宿したバンドになっていった印象を持っていたんです。だからこそ、今作はポスト・プロダクション的な観点を重視した作りをしたというのはとても自然なことのように思えますね。制作のあらゆるプロセスを全てバンドの表現に取り入れていっているというか。

内村イタル(Vo/G)(以下、内村):まさしくそうです。役割分担的なものがより明確になったというか。砂井くんや永井くんが曲作りに関わるようになったことに加えて、本村くんがミックスや音響面を担ってくれたり、砂井くんが全体のプロデュース的なところを担ったりと、それぞれの持ち場ができてきた実感があります。

本村:今回って、敢えて銘打ってないけど、実質的にはプロデューサーは砂井くんになると思っていて。彼がメンバーみんなのポテンシャルを最大限引き出してくれたような気がしているんですよ。バンド全体を相対化して見てくれていたんだろうなと思います。時間の流れとしては地続きではあるんだけど、そういったバンド内の変化は今回とても大きかったですね。

──相対化して見えている人がメンバーの内部にいることは大きいですね。

本村:ほんとそうです。私なんかはどうしても目の前のことしか見えなくなっちゃうタイプなので(笑)、そういう人がいてくれるとすごくありがたいですね。

──砂井さんは性格的にも常に冷静でいらっしゃる。

本村:もう冷静沈着、聡明。すごく頭がいいよね(笑)。

この記事の筆者
岡村 詩野

音楽評論家/ 音楽メディア『TURN』(turntokyo.com)エグゼクティヴ・プロデューサー/ 京都精華大学非常勤講師/ オトトイの学校 内 音楽ライター講座(https://ototoy.jp/school/ )講師/ α-STATION(FM京都)『Imaginary Line』(日曜21時〜)パーソナリティ/ 『Helga Press』主宰/ Twitterアカウント ▶︎ @shino_okamura / Instagram ▶︎ shino_okamura

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この記事の編集者
石川 幸穂

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