【第三期BiS 連載vol.35】なにがあっても、絶対に諦めない!──ヒューガーが掴み取った、BiSという居場所

2023/01/26 18:00

加入した以上は、なにがあっても頑張ろうという気持ちだった

（日比谷公園大音楽堂でのワンマンライヴ〈ESCAPE from BiSimulation〉が終わったタイミングで、追加取材を行いました）

2023.1.8 ESCAPE from BiSimulation ＠日比谷野音アフタームービー / BiS 新生アイドル研究会

──昨年末、イトー・ムセンシティ部、ネオ・トゥリーズのふたりが2023年1月8日開催の日比谷公園大音楽堂でのワンマンライヴ〈ESCAPE from BiSimulation〉をもって脱退することを発表しました。そのことを聞いた時はどう思いましたか?

ヒューガー : 正直、驚きましたね。もう「やるしかない!」と思って頑張りました。私はBiSというグループはいろいろ変化があることもわかって目指していたし、加入した以上は、なにがあっても頑張ろうという気持ちだったんです。

──落ち込んだ？

ヒューガー : まあ、脱退を伝えられた日だけはさすがに落ち込みました。その日はナノ3とトギーの3人でご飯を食べました。涙が出てきそうなぐらい美味しくて、あの日のハンバーグの味は忘れられないですね。

──野音がはじまる前は、どんなライヴにしようと思っていましたか?

ヒューガー : 5人のいちばん良いライヴを見せようと思っていました。結果的に5人体制の最後になってしまったけど、「最後だから」ってみんなが号泣するようなものではなくて、これからもBiSは続いて行くんだという希望を見せたかったんです。

──実際、ステージに立ってみてどうでしたか?

ヒューガー : 素直に、心の底から楽しかったです。パンパンのお客さんに感動して、思っていた何倍もパワーをもらいました。自分たちのことを見に来てくれる人がこんなにいて、声援を送ってくれることが嬉しかったです。野音は思ってたよりも客席が近くて、みんなで気持ちを共有できている感じがしました。

──MCでは伝えたいことを言えましたか？

ヒューガー : 自分の気持ちを素直に話しました。お客さんを前にしたら、「本当に頑張ります」という気持ちが一層強くなりました。野音でのライヴが終わったあと、渋谷のタワレコで朝まで特典会をやったんですけど、「大変かもしれないけど、これから頑張ってね」って言ってくれる人がいたのが嬉しかったです。

──野音に向けて練習するなかで好きになった曲はありますか?

ヒューガー : 聴くのは“FUCKiNG OUT”が好きなんですけど、野音の練習をするうちに“GOiNG ON”がどんどん好きになりました。

──これからのライヴについてはどんな気持ちで臨もうと思っていますか?

ヒューガー : 3人体制は大変な部分もあるんですけど、逆にいましかない雰囲気を見せれたらいいなと思います。それを楽しんでもらえたら嬉しいです。

──最後に、研究員にメッセージをお願いします。

ヒューガー : 私自身、いろんなアーティストさんのファンでもあるので、好きなものの形が変わっていくのが、辛い気持ちもすごくわかるんです。でも、変わっていくことをただ辛いだけじゃなくて、そういう部分も楽しんでもらえるように私たちは頑張ります。これからも研究員のみなさんと、一緒に歩いてもっと大きいところに行きたいと思っているので、今後もBiSを見ていて欲しいです。