【PIGGS、とらえる vol.19】「来年はスーパーKINCHANになります!」──KINCHANが踏み出した、進化への第一歩

2022/12/21 17:00

歌を歌うときはすごく素直になれます

──来年1月29日には日比谷野外大音楽堂でのツアーファイナル公演が開催されます。野音については、どんなイメージを抱いていますか?

KINCHAN : 野音には、特別な場所だというイメージを持っています。前にcinema staffさんとフラワーカンパニーズさんのライヴを観に行ったときに、すごく気持ちを揺さぶられたんです。見渡す限りに人がいて、自分がそのステージに立つんだって思ったら頑張らなきゃなって思いました。

──野音に向けて、頑張っていることはありますか?

KINCHAN : いま私は、「#PIGGS野音への挑戦」というハッシュタグをつけてTwitterとTikTokで動画を上げているんです。これは渋谷のライヴハウス近辺にいる方たちに「PIGGSというアイドルが 1月29日に野音でライヴやるので来てください」って声をかける動画です。私は地道にコツコツ頑張るのは誰にも負けたくないんです。これは、私だからこそできるものなんじゃないかなって思ってはじめました。

──実際、知らない人に声をかけてみた感想はどうですか?

KINCHAN : めちゃめちゃ失敗することは、あんまりないですね。みなさんすごく優しいです。「PIGGSです!」って言ったら「あ、プー・ルイのところ?」とか「名前聞いたことあるよ」って言われるんです。名前は知ってるのに来てくれてないことが多いから、そこからどうやったら来てくれるんだろうって思って頑張っています。

──野音はどんなライヴにしたいと思っていますが?

KINCHAN : やることはいつもと変わりはないんですけど、「PIGGSっていいな」って思ってもらえるライヴがしたいですね。PIGGSでいちばん最大規模の会場だから、いままで見てきた人にも、そんなにPIGGSを知らない人にも「PIGGS、いいな」って思ってもらいたい。最近はTikTokも含めて、野音のことについてずっと話しているんですけど、PIGGSはもちろん続いて行くから、その先の未来のためにも良い1日にしたいです。

──そして、1月にはついにメジャーデビューですね。

KINCHAN : ドキドキしますね。最初にメジャーデビューするって聞いたときは不安のドキドキだったんですけど、いまはわくわくするほうのドキドキ。ここから新しいこともいろいろあると思うんですけど、いまはチャンスがきたらいつでも掴みとるぞという気持ちです。それもみんなで楽しめたらいいなって思います。

──来年、技術の面でもっと伸ばしたい目標はありますか?

KINCHAN : 私はやっぱり歌とダンスを伸ばしたいですね。もっと表現できることを増やしたいです。歌とダンスがもっと上手くなれば、もっと表現力が上がって、気持ちをもっと伝えられるんだと思います。普段素直になれないのに、歌を歌うときはすごく素直になれます。そこを偽ったことは1回もないです。そういう部分は大事にしたいです。

──表現者として尊敬してる人はいますか?

KINCHAN : うーん…。なかなか思い浮かばないですけど、確かにそういう人ができたらいいですよね。

──最近ライヴを見て、良いなと思ったアーティストはいますか?

KINCHAN : 最近は、忘れらんねえよの柴田さんのライヴに感動しました。 “この高鳴りをなんと呼ぶ”という歌が好きで、終わったあとに本当に泣いちゃったんです。対バンとかでそういう刺激を受けることも多いです。だから、もっといろんな世界を見たほうがいいなって思います。

──2023年はどんな年にしたいですか?

KINCHAN : 来年は、PIGGSとしても動きがある年だと思っています。チャンスがきたら、いつでも掴み取れるようにしておいて、もっと飛躍できる年にしたいです。あとは、個人的な部分で言えば、自分の世界を広げていっぱい吸収して、KINCHANとして大きくなる年にしたいです。もっとKINCHANを大きくして… なんて言うんですかね… スーパーKINCHANかな。来年はスーパーKINCHANになります!