ファンの人にもっと寄り添いたい
——プー・ルイさんは喉の治療で1ヶ月ほど活動を休止していましたが、その間に他のメンバーが大きく成長したように感じています。メンバーの変化はどうみていますか?
プー・ルイ:KINCHAN、SHELLME、BAN-BANの3人は、〈STAND 4 PIGGS TOUR〉初日のU.F.O CLUBでの自分たちのパフォーマンスを終えて「これはやばい」って感じたんだと思います。私とCHIYO-Pが抜けた部分がすごく目立って、正直聴けたもんじゃなかったんですよ。それを自分たちで反省して強化したんだと思います。歌に関してはSHELLMEが1番伸びましたね。なにか掴んだと思いますよ。
——SHELLMEさんは低音に自信を持つようになったと感じました。 プー・ルイ:SHELLMEはさらに高音も出るようになりましたね。KINCHANは以前より音程が合うようになりました。いままではCHIYO-Pが担っていたのでわからなかったんですけど、彼女はシャウトが似合いますね。武器が増えたと思います。
——BAN-BANさんはどうですか?
プー・ルイ:BAN-BANは今悩んでいると思います。でもいまの悩みから抜けたらすごく伸びる気がします。
——新メンバーが加入して6人体制になりましたが、どのようにチームワークを作っていこうと意識しているんですか?
プー・ルイ:今回SU-RINGとBIBIの教育にあたって、方針や考え方については話していたんですけど、技術に関しては3人に任せたんですよ。そしたらSHELLMEが新メンバー2人に対して厳しい態度だったので、「おまえらも最初そうだったからね。ちゃんと1から教えてあげないといけないよ」ということは伝えました。それから3人には「私があなたたちにしてきたことを、今度はBIBIとSU-RINGにやってあげてね」と伝えています。
——ちゃんと6人でのチームワークは生まれましたか?
プー・ルイ:SU-RING やBIBIが頑張る姿をみて、「6人が良い」と私たちも思えるようになりました。しっかり話す時間を設けたので、徐々に気持ちの切り替えもできてきました。
——SU-RINGさんとBIBIさんにはPIGGSにおいてどういうポジションを担ってほしいと考えていますか?

プー・ルイ:SU-RINGは歌もダンスも初心者ではないくらいできるので、極めてほしいですね。BIBIも歌がすごく伸びるんじゃないかなと思うんです。歌は気持ちが大事なので、基礎を学んだら良くなると思います。あとは好きなカルチャーが今までのPIGGSにないものなので、そこも出していって欲しいです。KINCHANが末っ子感ゼロだったので、ふたりとも末っ子感を出してはちゃめちゃにやっていってほしいですね。
——なるほど。確かにKINCHANさんは末っ子感ないですよね。
プー・ルイ:はい。見た目があんな感じなだけで、実際は気が強い魔王なので(笑)。でもふたりは遠慮しないでほしいです。
——7月27日には〈PIGGS HAVE THE POWER TOUR〉のツアーファイナルがCLUB QUATTROで開催されました。この日は新メンバーお披露目ライヴでもありましたが、どんなライヴになりましたか?
プー・ルイ:手応えはありました。SU-RINGとBIBIが頑張ってくれたのもあって、「6人が最高」だとみんなが思えたと思います。CHIYO-Pの脱退で崖っぷちにいったけど、良い方向に、新体制となり乗り越えていけると思いますね。
——CHIYO-Pさんのファンが離れてしまう危惧もあったと思いますが、ちゃんと来てくれていましたね。
プー・ルイ:そうですね。 PIGGSはぶーちゃんズの人にもっと寄り添いたいと思っているので、CHIYO-Pの脱退のときの文言や手紙の内容も一緒に考えたんです。脱退する悲しみを少しでも減らしたいと思っていました。CHIYO-Pの最後の特典会も夜遅くまでかかっちゃったけど、とことんやらせたかったですね。
——なぜそんなにファンの方に寄り添おうと考えているんですか?
プー・ルイ:去年1年間での失敗を取り返そうという気持ちが大きいですね。ぶーちゃんズを突き放したつもりはないけど、そういう気持ちにさせてしまったのが反省点としてあるんです。だから、ぶーちゃんズを悲しませないようにすることを大事にしたいと思っています。
——QUATTRO公演にはCHIYO-Pさんも来ていましたね。
プー・ルイ:CHIYO-PがLINEで「ファイナルチケットとって行っていい?」って言ってきたので、「チケット取らないでいいから来なよ」って返したんです。CHIYO-Pはヘアメイクの道に進みたいらしいから、チームPIGGSで手伝ってくれている人を紹介したりしています。いい辞め方がこの世に存在するかわからないんですけど、個人的には良かったなと思います。私も彼女の次の夢を応援しています。
