陰キャの星の下に生まれている
——いまは憧れのWACKの一員になりましたが、オーディションの書類審査を通過したときは、どう思いましたか?
シオン:こんな自分でもいけるんだと思いました。
——シオンさんは、今年3月19日から25日にかけて開催された「WACK合同オーディション2023」にチャンアダルトとして参加していました。参加する前、ご両親の反応はどうでしたか?
シオン:最初は反対されたんですけど、実はオーディションに応募したのは2回目だったので、大丈夫でした。
——なるほど。1回目はいつ応募したんですか?
シオン:2022年の合宿オーディションです。書類は通過していたんですけど、2次審査に行こうと思ったら、親に「無理でしょ」と言われて行けませんでした。
——じゃあそのときは辞退という形になったんですね。
シオン:そうです。
——そのことは自身で受け入れられましたか?
シオン:ずっと引きずっていました。それで昨年は〈豆柴の大群なりの合宿〉にも参加したんですよ。でも合宿の最終日の朝に脱落してしまいました。
——豆柴の合宿のときは親御さんに止められなかったですか?
シオン:去年の夏から豆柴の合宿に参加するまで、ずっとグチグチ言っていたので行けました。そのときは応援してくれました。
——なるほど。今年の合宿でも応援してくれたんですか?
シオン:それなりに…。これまで勉強しかしてこなくて、歌やダンスをしていなかったので「勉強を続けた方がいいんじゃない?」とは言われましたね。
——勉強は得意ですか?
シオン:はい。

——2023年の合宿では、ブレイキングダウン形式の直接対決など様々なことがありました。合宿は大変じゃなかったですか?
シオン:そんなに…。でも今年は諦めようという気持ちだったので、今BiSに入っているのが不思議なくらいです。
——BiSへの加入が告げられたときは、どういう気持ちでしたか?
シオン:そもそも受かると思っていなかったので、嬉しかったです。びっくりしましたね。
——ご両親の反応はいかがでした?
シオン:「おめでとう」と喜んでくれました。
——滋賀出身とのことですが、上京するとき不安はありましたか?
シオン:なかったです。
——BiSの活動が始まって、難しさを感じたのはどんなところですか?
シオン:みんなで合わせることが難しかったです。
——ダンスと歌では、どちらが好きなんですか?
シオン:強いていうなら歌です。
——パフォーマンスのコツは掴めていますか?
シオン:最初よりは覚えるのが早くなったくらいですね。ダンスは今までずっと避けてきたくらい苦手なんです。
——自分の性格についてはどう思いますか?
シオン:陰キャです。人に言われるくらい根暗です。
——シオンさんは陰キャを脱したいと思っているんですか?
シオン:陰キャの星の下に生まれているので、変えようがないです。
——5月14日に中野heavysick ZEROにて新体制お披露目ワンマンライブ〈BiS the REPRODUCTiON LiVE〉が開催されました。今回がシオンさんにとって初ライヴとなりましたが、こちらはどうでしたか?
シオン:思っていたより楽しかったです。
——緊張しましたか?
シオン:いや。それよりも疲れましたね。
——加入したばかりでかなりハードだったと思います。相当大変でしたか?
シオン:酸素が薄かったです。ちょっとやばかったです。
——あの日のライヴに点数をつけるとしたら何点ですか?
シオン:うーん…。じゃあ5点です。渡辺さんが言っていたので。
——それはBiSとして? それともシオンさんとして?
シオン:どっちもです。
——5点の理由は何ですか?
シオン:体力がなさすぎて、最後グダグダになってしまったところですね。
