プーちゃんは、いままで虫も食べてきたんだから
──BIBIさんにとって、2024年はどんな年でしたか?
BIBI : 2024年は、「PIGGSの歴史の一部になれた!」と実感できた特別な1年でした。私がPIGGSに加入する前のインディーズ時代には、徒歩ツアーや100kmマラソンなど過酷な挑戦が行われていて、そんなPIGGSに憧れていたんです。でも、ただ厳しいことをやりたかったわけではなく、みんなで苦楽を共にして、まるで家族のような絆を築くことに憧れていたんだと思います。私とスー(SU-RING)はメジャーデビュー後に加入したので、そうした経験がなく、少しコンプレックスを感じていた部分もありました。でも、インディーズに戻ってからは、プーちゃんが本当にやりたいことを楽しそうにやっていて、メジャー時代に経験した大変なことを乗り越えたからこそ、より強い一体感が生まれてきた感じがあります。「これって、私が憧れていたPIGGSそのものだ!」と思えて嬉しかったです。
──BIBIさんが憧れていたPIGGSらしさを実感したのは、どんなときですか?
BIBI : “デジャブー”のMV撮影のときですね。ドッキリでワサビ入りシュークリームを食べたりして、「これ、めっちゃPIGGSっぽい!」と思って、本当に嬉しくなりました。ファンとして見ていた頃のPIGGSに、自分も一員として加われたような気がして、感慨深かったです。
──確かに“デジャブー”のMVはすごく楽しそう。
BIBI : そうなんです。楽しいけど、ドッキリで入ってきたときのシェル(SHELLME)さんのビビりようがすごかったんです。あのときは、監督に元気に踊ってくださいとだけ言われてました。シェルさんだけ、「絶対このあとなんかある…? 」って疑ってたんです。それで結局みんなで元気に踊ってたら、ドッキリがやってきたんです(笑)。

──BIBIさんがPIGGSに加入してから、一番過酷だったことは?
BIBI : そうですね。いちばん大変だったのは、お披露目期間が短かったので、10数曲なんとか覚えて踊ったことですかね。でもスーと「バンジージャンプはいつか飛ばないとね」という話をしています。PIGGSのメンバーなんだから飛ぶべきだと思っています(笑)。
──無理はしなくても良いと思いますよ(笑)。
BIBI : 普通の人がやらないことをやってきたからこそ、先輩メンバーのみんながかっこいいなって思うんです。それにBAN-BANとシェルさんの関係性を見てると、喧嘩もするけど仲が良い空気感に、私とスーは憧れています。同期がいる者同士の良さというか。スーと一緒にバンジーを飛びたいのもこのふたりで何かを乗り越えたら、なにか成長できるかなって思ってるからかもしれないです。
──BIBIさんは苦手なことはあるんですか? 先輩メンバーは虫を食べたりもしていましたが。
BIBI : 虫は嫌ですね……。この前キャンプで魚釣り行ったときに、私は釣り針に餌の虫をつけるのが無理だったんです。でもプーちゃんはすごいスピードでやっていてすごかったです。「プーちゃんは、いままで虫も食べてきたんだから、そりゃあ釣り針に虫を刺すなんて簡単だよな」ってそのとき思いました。もちろん、ライヴ中のステージでもすごいなって思うんですけど、ステージ以外の場面でもすごいと思うことが多いですね。
