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INTERVIEW : BAN-BAN(PIGGS)

インタビュー : 飯田仁一郎
文 : 西田健
撮影: 大橋祐希
みんなで『最高だったね』と言って終われることが夢
──大学卒業はもうそろそろですか?
BAN-BAN:そうですね。研究発表がこの前終わりました。
──卒業研究のテーマはどういうものを?
BAN-BAN:私は音楽と言語と脳科学をテーマに、「音楽と言語の共通性」について研究しました。本当は実験をしてそこから結論を出していくんですけど、私は実験をデザインするところまでやって、その検証をしました。あとは卒業論文を提出するだけです。
──お疲れ様でした。2025年に入ってすぐに、PIGGSは共同生活の解消を発表しましたね。このことについて告げられたときは、どんな気持ちでしたか?
BAN-BAN:共同生活を解消するかもという話はたまにしていたので、そこまで驚きはなかったですね。今はもう慣れてきたんですけど、ピグスハウスを離れて、はじめて家でひとりで寝るときは寂しかったです。
──家でひとりのときは何をしているんですか?
BAN-BAN:筋トレしてますね。普段はヨガマットで普通のトレーニングをしているんですけど、最近は懸垂マシーンを家に買いました。今は背筋を鍛えてます。

──BAN-BANさんにとって、2024年はどんな年になりましたか?
BAN-BAN:2024年は、PIGGSはインディーズに戻ったんですけど、個人的にはいっぱい悩んだ年でした。人間関係をどう作っていくかを考えて努力して、メンバーと色々話した1年だったと思います。PIGGSが「もっと良いグループ」になるために、たくさん語りました。
──BAN-BANさんが考える、「もっと良いグループ」とはどんなものだと思いますか?
BAN-BAN:PIGGSは、プーちゃん(プー・ルイ)が立ち上げて、そこに仲間が集まってできたグループだと思います。だからこそ、「プーちゃんの夢を叶える」という目標が、グループの大きな柱のひとつになっているんですよね。でも、その柱はひとつだけじゃなくてもいいと思うんです。メンバー全員で挑戦したいことがあってもいいし、それぞれが成し遂げたい夢を持っていてもいい。そういう目標の柱が増えていけば、PIGGSは「もっと良いグループ」になれるんじゃないかと感じています。
──なるほど。BAN-BANさんが叶えたい夢はなんですか?
BAN-BAN:例えばPIGGSが終わりを迎えたときに、みんなで『最高だったね』と言って終われることが夢です。
──どうなったらそういう風に終われるのか、については考えていますか?
BAN-BAN:今の時点ではあまり見えてないです。でも、みんなで頑張ってPIGGSを続けていくうちに見つかっていくんじゃないかなと。
