【短期集中連載きのホ。のホント vol.1】京都には、すごいライヴをするアイドルがいる!──メンバー自ら考える、自分たちの強さ

2025/02/12 18:00

私がメンバーじゃなかったとしても、きのホ。を好きになるくらい良いメンバー

──“傾いてる”は、どんな曲になりましたか?

御堂莉：超好きですね。「明るいニュース集めてあなたに届けたい」なんて、歌詞も最高です。私は元ZOCの藍染カレンちゃんが推しなんですけど、それが人生の中で結構、軸になっているんです。だからこれは恋愛の曲っぽいですけど、推しについての歌なのかもしれないなと思います。

御守：私この曲だと、「あなたの限界勝手に見定めてたのかも」のところがかなり好きです。ケンヤさんの言葉遣いがいいですよね。

小清水：わかるわかる。リズム感と音程もケンヤさんの感じがします。新曲はいつもケンヤさんが歌ってる仮歌が送られてくるんですけど、それを聴くとケンヤさんの歌い方になっちゃうんです。だから聴かないようにしてるんですけど、好きだから聴いちゃうんですよね。

──“そして今日”は、どういう曲になりましたか?

小清水：私はサビのメロディーにグッときました。川辺で歌ったら最高に気持ち良いだろうなと思って歌いました。あとはこのレコーディングの時期、結構忙しかったんですよ。だからきっとこの先も忙しいこともあるだろうけど、昨日、今日、明日、日々の重なりだなと思ってとても共感しました。

御堂莉：「そういえばあなたと喧嘩していたんだったっけ / そんなこと忘れるくらいに日々に食われてた」の部分は、今の忙しいなかでグループ内で色々あったとしても、レッスンはレッスン、ライヴはライヴで楽しむんだという解釈で歌いました。

御守：私は最後のサビの「夜明けに撒いた種は生きる意志を吸い上げたよ」の歌詞が好きです。そこまでの歌詞は割と暗めなんですけど、最後でグッと前向きになろうとしている感じがすごくいいなと思います。

──今回の新曲4曲は、どれも特徴があって素晴らしいですね。

小清水：そうですね。今回の4曲はそれぞれの色が濃い曲が多くて、新しい武器が増えた感じがします。それぞれライヴでやるのが楽しみです。

──2025年がはじまり、きのホ。の活動も４年目に突入しましたが、いまの自分達の強みはどこにあると思いますか?

御守：私は「メンバー」かなと思います。私がきのホ。のメンバーじゃなかったとしても、きのホ。を好きになるくらい良いメンバーだと思います。

御堂莉：私たちは性格や見た目もチグハグだけど、それぞれが自分のカラーにぴったりハマってる感じがあって。5人で立ったときにすごくしっくりくるんですよ。そして私は、きのホ。のいちばんの強さは「曲」だと思います。いろんなアイドルが好きなんですけど、歌いたい曲はきのホ。の曲だなって。

小清水：やっぱりライヴですかね。私たちはワンマンが強い気がしています。ワンマンを観たらきのホ。の楽しさが分かるし、メンバーそれぞれの違った魅力を感じてグッとくるんじゃないかなって。

──2025年2月22日、23日には京都KBSホールにて、きのホ。主催のフェス〈ホ。フェス2025〉が開催されますね。

御守：2023年から毎年やっていて、今回が3回目なんですけど、京都にお客さんが来てくれるのがすごく嬉しいです。最初の頃、京都ではお客さんが来ないから東京のライヴばっかりになっちゃって、「京都のアイドルなのに、東京の方がライヴ多いね」みたいな感じで言われていたんです。でも徐々にお客さんが増えて、時間とかお金をかけてでも、京都に来てくれる人が増えたのがすごく嬉しいです。

小清水：過去に共演した方たちが出演してくれるんですけど、そういう繋がりが嬉しいです。素晴らしい出演者さんたちを超えたライヴをしなくちゃいけないっていうプレッシャーを感じる良い舞台だと思っています。

御堂莉：私はもともとあんまりバンドやアイドルに詳しくなくて、テレビによく出るようなメジャーなアーティストが好きだったんです。でも自分がアイドルになってから、良い音楽を作っている人たちがいっぱいいることに気付きました。〈ホ。フェス2025〉はまさにそういう人たちのフェスですね。当日は出演者さんのライヴを観るのに1日中駆け回ってると思います。すごく楽しみです。

──最後に今年の個人として、またはきのホ。として成し遂げたいことがあれば教えてください。

御守：私は、健康第一で続けることですね。

小清水：謙虚になりすぎずに挑戦する。あとテレビに出たいですね。京都で有名になるよりは全国で「京都のアイドルなんだね」って言われたいんですよ。

御堂莉：今年中に「御堂莉くるみとはなにかを見つける」です。なんとか1年のうちに見つけて、その道を進んでいきたいです。

編集 : 西田健

EVENT INFORMATION

〈ホ。フェス2025〉

○日程：2025年2月22日(土),23日(日)
○場所 : 京都KBSホール
○時間：10:00 OPEN 11:00 START
○出演：(五十音順・敬称略）

2月22日(土)
ADAM at / AQ / カイジューバイミー / きのホ。 /
くぴぽ / 小花衣こはる / THE NEATBEATS /
THE BAWDIES / スパンコールグッドタイムズ / セックスマシーン!! /
SOMOSOMO / テツandトモ / NaNoMoRaL / ハンサムケンヤ /
Finger Runs / POLYSICS

2月23日(日)
美味しい曖昧 / ギターウルフ / きのホ。 / ゴー☆ジャス /
Kolokol / 在日ファンク / さとりモンスター /
THE FOREVER YOUNG / SITUASION / TENDOUJI /
NUANCE / 二丁目の魁カミングアウト / バンドじゃないもん！MAXX NAKAYOSHI /
feelNEO / モーモールルギャバン / 幽体コミュニケーションズ /
Ringwanderung / 浪漫革命

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