生きていないとなにも意味がない
──最近のアー写では、SU-RINGさんは頭に角を生やしていますよね。これはどういう流れで作ることになったんですか?
SU-RING:「似合いそうだよね!」と言っていただいて生やしました。スプレーでガチガチに固めているので、戻すのが大変なんですよ。でもこれもやったことないことだから、毎回わくわくしながらやっています。
──いまはとにかくはじめてのことをやっていきたいモードなんですね。2月26日には2曲入りのシングル「生きて帰る、ばっか。」がリリースされます。まず“生きて帰る、”は、どんな曲になりましたか?
SU-RING:“生きて帰る、”はSHELLMEとふたりで振り付けを考えさせてもらいました。私は振り付けを考えること自体が、人生ではじめてだったのでプレッシャーがあったんですけど、自分なりにやってみようと思いました。普段はサキ(カミヤサキ)さんやUFOさんに振り入れしてもらうときに、「この動きはこういう意味が込められているんだよ」って教えてもらうんです。だから私も振り付けを通して、どうやって楽曲を表現するかを考えました。

──制作はどうでしたか?
SU-RING:SHELLMEと私それぞれが考えた振りをプーちゃんとサキ(カミヤサキ)さんに送って、いいところを混ぜて作ってもらったんですけど、私が考えたものはリズムがずっと飛び跳ねてるみたいな感じになっていたんです。SHELLMEの振りは1曲のなかに色んなリズムがあって、わくわくしました。みんなからたくさん学んで、もっと色んな振り付けを考えられるように頑張りたいって思いましたね。
──SU-RINGさんの振り付けは、どんなところを意識したんですか?
SU-RING:サビで心臓のあたりを叩くところですね。「生きて、生きて」という歌詞を歌っているので、「どんなにつらいときでも心臓から音が鳴って、生きてることを実感できるんだ」ということを表現しました。ほかにも「皆誰かの愛情を受けて」の部分はハートを作ったり、みんなで踊れるにはどうすればいいかを考えて作りました。
──“生きて帰る、”は歌詞のメッセージもかなり強いですよね。このメッセージについてはどう思いますか?
SU-RING:最初は「生きて帰る」とは、どういうことなのか想像出来なかったですね。普通「死ぬまで帰らない」みたいなイメージだし、自分の中で本気を出すときって、「死ぬ気でなにかをやり遂げる」イメージがあったんです。でもこの歌を歌うなかで、生きるのも大事だよなって思うようになりました。「死ぬ気で」っていう言葉も素敵だと思うけど、生きていないとなにも意味がないし、「生きる気で頑張るぞ!!」って今は思ってます。
──BIBIさんが「はい隊長!僕たちの人生どこに向かう任務でしょうか?」と歌った後、SU-RINGさんが「おうよ!とにかく生きて生きまくれ!生きるが目的でもいいだろがい」って歌うのが印象的でした。
SU-RING:ここはRyan.Bさんから「隊長みたいなキャラクター」でやってほしいと言われたんです。レコーディングで3回くらい録ったんですけど、最初にちょっと困惑しながら録ったやつが使われました。このパートは、ふざけてるように聴こえるけど、すごく素敵なメッセージだと思うんですよ。生きてるだけでも本当に素敵なことじゃないですか。色んなものに左右されすぎて、生きる目的を見失っちゃうことがあるけど、生きること自体が目的でもいいと思うんです。めっちゃ生きます。
