マインドはラブアンドピースでいこう
——新メンバーオーディションでは、BIBIさんとSU-RINGさんのふたりがPIGGSに加入しました。今回のオーディションに対しては、どういう気持ちで審査したんですか?
SHELLME:前回のオーディションでは、候補生の人生を左右するという意味がよくわかっていなかったんです。今回も全てがわかったわけではないんですけど、前回の反省を活かすことができました。前回は「かっこいい先輩」って思われたかったんですけど、今回は自分のことよりも候補生のことをもっと考えて、ちゃんと話そうと思っていたし、きついことも言うべきだと思いましたね。だから今回は今後に活かせそうなことを一生懸命伝えました。
——結構厳しい言葉も言ったんですか?
SHELLME:前回も受けてくれた子もいたんです。「前回と変われてますか?」と聞かれたときに、「まだ全然変われてないと思う」とか「変わっているかもしれないけど、人に伝わる変化ではない」って伝えました。前なら「いい感じだと思う」みたいに曖昧に言っていたと思うんですけどね。
——BIBIさんとSU-RINGさんは、どの部分がよかったから合格したんだと思いますか?
SHELLME:ふたりとも自分が本当に思っていることを、素直に話せるところが良かったのかなと思います。SU-RINGは一緒のチームになったことがなかったんですけど、BIBIはアドバイスをする度によくなっていきました。SU-RINGは未経験と思えないくらいダンスがうまかったですね。受かってからスタジオに入って“飛べない蛇”のサビを初見で踊ってくれたんですけど、すぐにポイントを掴んでいたので「マジか」と思いました。歌ももっと上手くなると思います。彼女はセンス系ですね。でもそこが決め手で受かったわけではないと思います。一緒にやってみて、すごいところがわかってきた感じですね。
——先日のSU-RINGさんのインタヴューのなかで、SU-RINGさんはSHELLMEさんが3人を送り出すときにうるっときていて、そのときに目が合ったから「私は落ちたんだ」と思ったそうですよ。
SHELLME:うわー! 変にドキドキさせちゃって申し訳ないです(笑)。あのときは、この3人のなかから誰かが落ちてしまうのが酷だなと思っていたんですよ。SU-RINGは前日に「怖い」ってめちゃくちゃ泣いていたので、「お前は合格するんだぞ」みたいな気持ちもありました。
——それでうるっときていたんですね(笑)。
SHELLME:私も頭ゴチャゴチャだったんだと思います。でも絶対出しちゃいけないタイミングで感情出してますね…(笑)。プーちゃんが電話で合格を伝えたときに、SU-RINGの「はい」という2文字にすごく感情がこもっていたんです。それで私は涙腺が爆発していました。

——7月27日にはSU-RINGさん、BIBIさんのお披露目ライヴが行われました。新メンバーとのはじめてのライヴはいかがでしたか?
SHELLME:お披露目ライヴはすごく楽しかったです。直前まで新メンバーのふたりは不安で泣いていたんですよ。でも本番でしっかりかましていて、「なんだよ! できるじゃん!」と思いました(笑)。安心しましたし、ふたりともカッコよかったですね。私も思っていたよりもリラックスしてMCができたような気がします。
——SHELLMEさんのMCも最近はすごく板についてきた印象ですよ。
SHELLME:うれしいです!ツアー初日の大阪で、プーちゃんにこれからのPIGGSはライブは熱く、でもMCは眉村さんみたいなラブアンドピースな一体感を目指そうって言われて。なので最近は口調はギャルだけど、マインドはラブアンドピースでいこうと思っています。
——なるほど(笑)。今回、特にBIBIさんに対して気を遣ってライヴを作り上げる光景は、PIGGSであまり見なかったので新鮮でしたよ。
SHELLME:BIBIは見ていないとどっかいっちゃうんですよ。次からやってあげません! もうできるんで(笑)。
——BIBIさんはSHELLMEにとって初めての後輩みたいな存在なんですね。
SHELLME:そうですね。それにKINCHANはもう先輩みたいな存在なんで(笑)。
