先週のオトトイ(2023年12月4日)

OTOTOY編集部が先週の事を振り返るコーナー。先週のオトトイ。
OTOTOY NEW RECOMMEND
毎週月曜更新中、OTOTOY編集部が自信を持ってオススメするSpotifyプレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND」。
今週の追加曲を編集部コメントと共にご紹介。
ークリスマスが近づくこの時期にかわいいウィンターソングを (梶野)
ー激情かきたてる、Dii.2との共作リミックス (藤田)
ーももすももす、真部脩一との共作楽曲! (西田)
ーZOT on the WAVEビートにのせる、7の7曲入り初アルバム (草鹿)
ーこれはやられた (高田)
その他の収録曲は、DURAN “Too Late, You Waste”、YAJICO GIRL “APART”、小玉ひかり “ドラマチックに恋したい”、untitled01, てれかす “nil. (feat. てれかす)”、Aiobahn “しあわせになんてならないで feat. ナナヲアカリ”、西園寺流星群 “MUKI*MUKI”、4s4ki “Continue”。
Spotifyで試聴の後はぜひぜひOTOTOYで音源の購入を。
編集後記
7日間のうち3日間も
火曜日にCOTTON CLUBでodolを観た時、「こんないいライヴ、しばらく観れないだろうなぁ」と思っていました。翌々日の木曜日、LIQUIDROOMでGLIM SPANKYを観た帰り道も全く同じ高揚感に包まれ、土曜日、有明アリーナでMåneskin来日公演を観てまた同じことを思いました。ここまで満足度の高いライヴを1週間で3本も観れるなんて! はじめてのことです。odolは余白までが美しく、音で空間を魅せる技術が本当に素晴らしかった。サポート・メンバーの方々の演奏と合間って、素のodolでありながらも、バンドの底力も同時に感じました。GLIM SPANKYは彼らの好きなヴィンテージをとことん投影している精神性がまず好きです。そして、その彼らの “好き” を渋くてクール、かつポップな楽曲に変換するってきっとすごく難しいことだと思うんです。なのにそれを全く感じさせない上に、音源以上の生演奏をパワフルにやり切る。本当に、本当に、かっこいい。ちょっと乾いたギターの音色も好みでした。そして、Måneskin。4ピースとは思えない、音圧にびっくりしました。幸運なことに1階の真ん中17列目という良席だったこともあり、笑っちゃうくらいのすんごい音を浴びて、気持ちいいなんてもんじゃなかったです。ハリのあるドラム、軽やかなギター、こもったベースのバランスがよく、3人の見せ場があちこち移動する感じにずっとワクワクしていました。ダミアーノのヴォーカルも最後までブレることなく。あの歌声、心底最高だよ。Måneskin、日本に来てくれてありがとう(涙)。そろそろ今年のベストライヴを考える時期になりましたが、選べる気がしません。(梶野)
初Zepp ShinjukuでAlvvaysをみた
2018年のQUATTROでのライヴがあまりに良かったAlvvays。また会えました。前回、ドリーム・ポップといいつつロックでライヴ・バンドであることの印象が強かったのですが、今年はさらに完成度が増していたような。ヴォーカルとコーラスのハーモニーがとても印象的。そしてドラムが格好いい。音像の中でおっとり(?)せずにアタック強めのビート、好印象です。あとライヴ・エフェクトの映像がすごく良かったです。見入ってしまいました。
この日はようやくの初〈Zepp Shinjuku〉。いろいろ、なるほどね、と。地下4階なのでライヴ後に長めの階段を昇ることになります。まあ、7階まで階段を昇っていた (ライヴ前だけど)〈新宿LIQUIDROOM〉にくらべれば(笑)。ageHa/STUDIO COASTシステムと同様に、深夜帯は〈ZEROTOKYO〉となる〈Zepp Shinjuku〉。内装やらを見ていると、10年前なら「バブリーだな」とか自分も言ってそうですが、2023年、さすがにもう言いません。次の〈Zepp Shinjuku〉訪問はリーガルリリー。対バンにANORAK! (高田)
良いフクの日
2023年11月29日の水曜日。横浜アリーナで『モーニング娘。'23 コンサートツアー秋『Neverending Shine Show~聖域~』譜久村聖 卒業スペシャルを観た。モーニング娘。のリーダーでもあり、ハロー!プロジェクト全体のリーダーも務めてきた譜久村さんの卒コン。在籍期間は15年とかなり長い間グループを支え続けたメンバーでしたが、最後は笑顔でハッピーな1日でした。譜久村さんのスピーチ後の「I WISH」、そして「みかん」で泣いた。いや、泣くでしょそりゃ。(西田)
2023年まとめ(ちょっと早い)
年末が着々と近づいてくるなか、「Spotifyまとめ」が今年も公開された。2023年の聴取傾向を、再生回数やジャンルなどあらゆる角度からまとめてくれるこちらの企画。今回のトップアーティストはyanagamiyuki、トップソングは同じくyanagamiyukiの “My Name Is” となりました。こちらの楽曲、リリース自体は2019年なのですが、イベントでyanaga氏のDJを観た後すっかり彼の楽曲にドハマりし、いまさらながらヘビロテしていた次第です。そのほか、100 gecsやPAS TASTAもよく聴いたアーティストにランクインしていました。どちらも素晴らしいアルバムをリリースしていたのでその影響でしょうか・・・2023年ベストリリースの話は長くなりそうなので、どこかで機会があればします。また、今年は自分なりに「ボーカロイド・音声合成ソフト関連の作品を深掘りする」ことを目標に音楽を聴いていたのですが、よく聴いたジャンルトップがボーカロイドになっており、どうやら目標達成できたようです。来年も引き続き音楽アンテナを高く張るとともに、とにかく健康第一で生きていきたいです・・・。(藤田)
初ソナチネ
北野武最新映画『首』に合わせてなのか、アルゴリズムがやたらと北野武を推奨してくるのですっかりその気に。ということで未見だった『ソナチネ』をみに新文芸坐へ。未だにキタノ人気は衰えておらず、久しぶりに両サイドに人がいる状態で映画を観ることになった(コロナ禍の映画館は本当に心地よかった...)。思わず息を潜めて見守ってしまうような展開を想定していたが、舞台が沖縄だったのもあり解放感のある画面。夏に観たらすぐにでも沖縄に旅立ちたくなるほどに青さが輝いていた。緊迫感のあるシーンはそれなりにあるのだが、暇を持て余してみんなで遊んでいるシーンの微笑ましさが個人的には先行してしまい、良くも悪くも落ち着いて鑑賞してしまった。勝村政信の無邪気さと大杉漣の不器用さ、すごく味があったな。(草鹿)
先週の特集記事
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