2025/02/17 18:45

先週のオトトイ(2025年2月17日)

OTOTOYスタッフが先週の事を振り返るコーナー。先週のオトトイ。

OTOTOY NEW RECOMMEND

毎週月曜更新中、OTOTOYスタッフが自信を持ってオススメするSpotifyプレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND」。

ーインディー シーンで注目を集めるバンド、えんぷてい。その新フェーズ を感じさせる最新EPから。(西田)

ーMBS制作ドラマのエンディング曲。yonigeならではのメロディ、静謐だが溢れ出る情感、壮大な音像がさらに進化した。3月には日比谷野音です (高田)

ーベース・ミュージックを脱構築しノイズやメタルと融合。鼓膜に直撃するかっこよさ。 (草鹿)

ーAVYSSによる、"20年代型ネオ解釈邦楽カバー・コンピレーション・アルバム"、先行配信第6弾は原口沙輔とe5のコラボによる相対性理論のカバー! (藤田)

ー肩の力が抜けたオルタナ・ディスコパンクのような、DYGLの新モード! (津田)

ーFINLANDS、4枚目のアルバムより爽快なロック・ナンバー! (菅家)

ーアルバムのラスト曲、すべてを焼きつける"瞬間" (石川)

ー昨年TURNSTILEとも共演を果たした大阪のハードコア・バンド、Tiveの新作EPより (高木)

その他の追加曲は、 oops cool “スキャンダラス”CLAN QUEEN “紙風船”CBS ,鈴木真海子 “sudori”The Otals “このまま、海まで”Hoach5000 “ON”SEEDA “SLICK BACK (feat. Tiji Jojo, Myghty Tommy & LEX)”高畑充希 “雨とペトラ Prod. by 東京スカパラダイスオーケストラ”GOMA “水鈴浴”YUIMA ENYA “矮大 (MaL RMX)”ピノキオピー “超主人公”

編集後記

揺らぎを​WWWでみた
揺らぎの3rdフル・アルバム『In Your Languages』のリリースパーティー。断固たる意思としか言いようがない美しいライヴ。ゲストのTHE NOVEMBERSの小林さんMCでの揺らぎの紹介やシューゲイザー解釈で言われたことそのものであると同時に、シューゲイザーがどうしたとかを遥か彼方に追いやる彼女たち自身の強さの塊がそこに。ステージ後方の投影されるVJ映像が終始? 台灣 (おそらく) の映像で美しかったです。台灣だけどすこし寒そうな光景も新鮮というか。そしてゲスト、WWWで観る (聴く) THE NOVEMBERSはヤバかった。揺らぎのリリースツアーはこの後、香港、名・阪と続きます。(高田)

ピーター・サザーランド
ピーター・サザーランドという最近知った写真家の個展に行ってきました。ニューヨークでメッセンジャーの仕事をしている人たちを写したドキュメンタリー『Pedal』という映像作品を友達から教えてもらったのがきっかけだったのですが、この映像がすごくクール。メッセンジャーでもそれぞれにスタイルと個性が出ているのが映像を通して伝わってきたのが良かったです。その監督であるピーター・サザーランドは、写真家やアーティストでもあり、たまたま開催されていた展示では彼の収集から制作されたコラージュ作品が並べられている感じ。異なるテクスチャのものが雑然と縫い合わされ、混沌とした作品がたくさん見られました。気になる方は是非。(草鹿)

カエルの声
今月で幕を閉じる幡ヶ谷フォレストリミットで10年ほど毎週木曜開催されてきた〈ideala〉へ。これまで私が行く回は比較的若者を呼んだりライブメインだったりみたいな感じでしたが、先日行った回はレーベル〈Sublime Frequencies〉に参加されている方や吉祥寺ユニオンのアヴァンギャルドコーナーを長年勤めている方が出ていて、専門家集団としての側面が大きかったんだなと終わり頃になって気付かされました。パラクシュさんが鳥の声をミックスしてその後にかけたカエルの声が知らない弦楽器のように聴こえてきて、こういう意識のズレを引き起こすという手法もディープリスニングならではだなと思ったり。あと数回大切に遊びたいパーティーです。(津田)

熱汁祭
16日、高円寺駅前で行われていた〈熱汁祭〉に行った。12の店舗がさまざまな汁物を屋台で出店していて、それを数種類選んで飲めるというもの。知人とエスニックなスープを2つずつ頼んで、少しシェアしました。子羊キーマのスパイススープと、アーシュというイランの伝統料理が美味しかった。ふだんイラン料理屋に入る勇気はないので、こういうイベントで楽しめるのは嬉しい。でも、ダントツで豚汁が美味しかったです。(菅家)

先週の活動記録
・ラブライブ!「スクールアイドルミュージカル」 ノイミー冨田菜々風さんも、とき宣杏ジュリアさんも、本当に素晴らしかった。なかでも、えびちゅう安本彩花さんがパフォーマンスも表現力もすごすぎて、今作のレベルを高い次元に持っていてる感じがした。観れて良かった。

・Musician's Village TOKYO 音楽プロデューサーの、宮田"レフティ"リョウさんと木崎賢治のトークイベント。槇原敬之さん、沢田研二さん、BUMP OF CHICKENなど、名だたる作家を手掛けた、木崎さんの話がとにかく貴重で、なにか自分でも動くことが大切だなと改めて思った。後半のASH DA HEROのASHさんとのコライトのブロックも刺激的でした。

・夢限大みゅーたいぷ @ Zepp Shinjuku パーティー・バンドとしての元気な勢いはありながらも、中盤エモーショナルに聴かせるセクションが素晴らしかった。アンコールで披露した「ときめきエクスペリエンス!」があまりにもバンドリ!の一員としての物語を感じでグッときた。(西田)

polly解散ライヴ
16日(日)はpollyの解散ライヴを観に新代田FEVERへ行った。観客それぞれが2時間半かけてじっくりとpollyとの別れを受け入れているような、濃密な時間だった。pollyは喪失を歌うバンドだったけれど、そこに陶酔はなく、目が眩むような朝日が昇る、清々しい真冬の早朝の情景がいつも浮かんでいた。昨日も不思議と湿っぽい空気はなく、ただひたすらに美しい光を放っていた。はじまりがあれば終わりがあるのはものごとの理であって、仕方のないこと。新たなpollyにもう出会えることができないのは寂しいけれど、私たちはこの先も彼らが残した曲と対話していくことができる。終わりは決別ではない。「みんな幸せになってほしい」とこぼした越雲さんの言葉にも、絶望とは真逆の、あたたかな希望が含まれていたのが印象的だった。(石川)

大人なので
週末に行列しているカレー屋さんに食べに行ったのだが、外に出ているメニューには記載がなかったのでこの店は大盛りとか出来ないのかぁと思っていたら店内に掲示されているメニューには大盛りの文字が。注文は並んでいる途中で取られてしまったので大盛りでは注文出来ず。なんだか妙に出し抜かれたような気持ちになったが、そろそろなんでもかんでも大盛りで頼むのもどうなんだという気持ちに。そろそろいい大人なので腹がいっぱいになるまで食べるより、八分目で止めるを意識したいのだけど、これいつになったら辞めれるの?(高木)

先週の特集記事

先週のオトトイ(2025年2月10日)

Quubiの3人に宿る、ミクスチャー・ロックの魂

オルタナティヴを標榜するのはもうやめた──NOT WONKにやどる普遍性と、ある実験について

絶対に、なにがあっても諦めない──FINLANDS、愛と憤りを込めたフル・アルバム『HAS』

【短期集中連載 きのホ。のホント vol.1】京都には、すごいライヴをするアイドルがいる!

百田夏菜子、YZERRのファースト、12年ぶりのイルリメなど注目の新譜を紹介【2月第2週】

【PIGGS、とらえる vol.47】“プー・ルイの頭の中”に描かれた、いま叶えたい夢

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.312 バレンタイン・キッス10連発

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