先週のオトトイ(2024年06月10日)

OTOTOYスタッフが先週の事を振り返るコーナー。先週のオトトイ。
OTOTOY NEW RECOMMEND
毎週月曜更新中、OTOTOYスタッフが自信を持ってオススメするSpotifyプレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND」。
ー最新シングルはエモーショナルなジャージードリル (草鹿)
ー国民的アイドル・グループを大フィーチャーしたダンス・ナンバー (藤田)
ー2003年生まれの3人組、雪国。結成1年で完成させた15曲入り1stフルアルバムから (高田)
ーストロベリーがダークサイドに落ちて、一番辛い唐辛子に!? (西田)
ーVIDEOTAPEMUSIC、ニュー・アルバムより “嬉野チャチャチャ” ダブ (高木)
その他は追加曲は、天国注射 “資本主義~繰り返す日常~”、港白金女学院電音部 “Swing along (Prod. FAKE TYPE.)”、said “walk”、クレナズム, I Mean Us “木村 楓”、daisansei “ブーケトス(ウェディング・ソング)”、ヒトリエ “オン・ザ・フロントライン”、Deep Sea Diving Club “ユニラブ”、Daisuke Kazaoka “遅いミラーボール”。
OTOTOY MUSIC STOREから
川沿いに出現しがちな小さな虫の大群の発生率が増えてきたように思うこの頃です。さて、先週のOTOTOY MUSIC STOREは、先週に引き続き椎名林檎の約5年ぶりとなるオリジナル・アルバム、『放生会 (ほうじょうや)』がアルバム・ウィークリー・チャートにおいて首位に。また、人気TVアニメ『ガールズバンドクライ』の劇中バンド、トゲナシトゲアリのオリジナル・アルバム『棘アリ』も以前として好評配信中です。さらには今年3月に日本武道館での単独公演を大成功に収めた、水曜日のカンパネラの新作EP『POP DELIVERY』も売れ行き好調。OTOTOYでは『POP DELIVERY』のリリースにあわせてメンバーの詩羽、サウンド・プロデューサーのケンモチヒデフミ、ディレクターのDir.Fの3人にインタヴューを実施し、絶賛公開中です。こちらもぜひご覧ください。今週リリースを控えている新譜からは、自主企画を中心に活動を広げるロック・バンド、ApesのEP『WANDERS』や、スリー・ピース・ロック・バンド、pollyの4枚目となるアルバム『Hope Hope Hope』をピックアップ。どちらもOTOTOYにてインタヴュー記事を公開予定です。お楽しみに!
編集後記
カネコアヤノ (バンドセット) をZepp DiverCityでみた
新しいサポート体制で臨むバンドツアー。すごかったです。圧巻、強すぎる、完敗。デカいライヴのラスト曲みたいなクライマックスが20分ごとに来ては抑えてを繰り返す、みたいな。波動。あんな構成のライヴはじめてみたかもしれません。去年前半のホールツアーとはまったく別物でした。オープンで、陽性で、力強い。いろいろなことが変化しているのでしょうけど、ひとつ。昨年は (語弊を恐れずに言えば) 良いは良いんだけどバンドが内を向いているように見える ≒ このひとたち客が居なくても同じように良い演奏するんだろうな、みたいに思えて仕方なかったのですが、この日はちゃんと前を向いていると感じられました。ていうか、すごすぎた。8月に野音とのこと。楽しみです。(高田)
fOULの大世界
アーカイ奉行的にも大歓喜、ついにfOULの未配信音源が配信開始…! 音源管理しているので一足早く今後の配信がわかったりするわけですが、これは納品されてきたときに声が出ました。過去作の配信は難しいかもという風の噂を聞いていたりもしていたので。これでいつでもfOULの素晴らしい音源の数々に気軽にアクセス出来るようになったのは、フィジカルを手放したリスナーも若いリスナーにも良い知らせになったはず。個人的にはフィジカルの入手難度高めでほとんど市場で見たことない3曲入りのEP「ブックシェルフ1F」は全曲キラー・チューンの重要作品。もちろんOTOTOYでもロスレス配信中なので、チェックしていただけたら。
映画『fOUL』公開時のインタヴューも改めて。(Blu-ray&DVD発売中、いくつかの映像配信配信プラットフォームでも見れるようになってるみたいですよ!) (高木)
Apes / mol-74 ライヴ
先週の木曜日はApesのライヴへ。短い時間ではありましたが、十分すぎるほどかっこよかったです。ちょうど1年ぶりに観ましたが、以前よりも音質が硬くなっている感じがしました。好みドンピシャの音へと進化。とても嬉しいです。ライヴハウスでバンド観るならこの音! みたいな満足感がずっとありました。ソリッドで一体感があって、各楽器の粒たちもとても良くて……。うんうん、これぞ最高です。翌日はmol-74のワンマンへ。ピアノとシンセが時々入ったり、終始豊かな音色に彩られたライヴでした。始まって早々、ゆらゆらとした感覚に。湖に浮かんでいるような気持ちでした。音源もそうですが、ライヴでも裏声の切り替えがすごく自然で、それがなんとも心地よくて。すごく綺麗なものを観せてもらったんだなぁと余韻に浸った帰り道です。このまますぐ電車に乗りたくはなかったので、駅近の立ち食い寿司に行っちゃいました。ひとりで過ごす華金もいいものですねぇ。(梶野)
『関心領域』について
今話題の『関心領域』を映画館で。第二次世界大戦中、アウシュビッツ収容所と壁一枚を隔てて生活している収容所所長とその家族を描いた話。壁の向こう側の地獄は断片的、間接的にしか描写されず、「こちら側」の優雅な暮らしや幸せそうな家族がひたすら映される。壁の向こうが赤く燃え上がっているのに、カーテンを閉め、暖かそうな布団を被るシーンは何とも言い難かった(所長ヘスの妻が家へ執着することや、その息子が彼の弟を温室に閉じ込めて笑っていることに対しても同様の気持ちに)。不穏な音(ほぼノイズ)で映画が始まったり、ネガポジを反転させた映像が差し込まれたりと、意図的に観衆に訴えかけるような仕掛けを要所要所で施しており、能動的な映画だなあという印象、かつ、音響に対する強いこだわりもうかがえた。描かれている世界は、今も続いているパレスチナ問題とも地続きであるし(だからといって現代の映像を終盤差し込んだのは少しナンセンスだと思う)、こういった対岸での「無関心さ」がガザにおける悲惨な状況を生み出していることに我々はもっと自覚的になる必要があると改めて痛感した。(草鹿)
「リバー、流れないでよ」
先週は、下北沢トリウッドにて映画「リバー、流れないでよ」を見てきました。京都の旅館を舞台になんどもなんども2分間という時を繰り返す、というループものの作品。公開自体は昨年で、見たい見たいと思っていたのですが、逃してしまい、、、今回アンコール上映ということで見てまいりました。いやはや、大傑作。どうやって撮ってるの?の連続で大変満足でした。先週の『シナぷしゅ THE MOVIE ぷしゅほっぺにゅうワールド』に引き続き、昨年のものばかり見ているので、ちゃんと新作もみたい! (西田)
自分の
長らく1台のニンテンドースイッチを家族でシェアして使っていた我が家ですが、この度友人から私専用機となる1台を譲り受けました。最近の休日は家でゲームをすることが多いのでこれはかなり助かります。とはいえゲーム漬けになると音楽や映画などからのインプットが減ってしまうので、ほどほどに……。いろんなカルチャーをバランスよく摂取できるようにしていきたいです。(藤田)
先週の特集記事
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