OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.320 SAKURA
OTOTOY編集者の週替わりプレイリスト&コラム(毎週金曜日更新)
SAKURA
この前、2025年がはじまったかと思えば、もうすっかり春。
寒い週の次は暖かく、暖かい週の次は寒く、を繰り返すという悪戯のような気候に翻弄されていた毎日。「今日はなにを着たらいいのか」を毎日考えさせられるような季節の変わり目に、すっかり体内のバイオリズムをやられてしまいそうになっています。そういえば、バイオリズムってバイオリンみたいですよね。
3月の末に、文字通り桜も満オープン (マルシー、ルー大柴) になり、「花見でもしたいなー」と「もうそろそろ散ってしまうしなー」の狭間で揺れていましたが、東京ではまだまだ桜が舞っています。というわけで、今回のプレイリストは桜ソングを10曲選曲しました。
さくらといえば、そうですね。最近は、というか昨年2024年から声優の佐倉綾音さんのラジオにハマっています。聴き始めたきっかけは、「バンドリ!」の作中バンド、Afterglowのトークイベントでした。一応、本職であるところのアニメ作品やナレーションでの出演や、日本武道館で開催された東京03のコント『FROLIC A HOLIC feat. Creepy Nuts in 日本武道館 なんと括っていいか、まだ分からない』は、見て知っていたもののそのパーソナルの部分は知らなかったわけですが、そのイベント内での自由奔放ぶりに、「この人、やべえな」と思ったのでした。それからは文化放送で放送中の日笠陽子さんとのコンビでやられている番組「日笠・佐倉は余談を許さない」のアーカイヴを全て聴き漁り、「あの頃の深夜ラジオ」を感じてズブズブとハマっていったのでした。
そして、昨年佐倉さんは、TVアニメ「天久鷹央の推理カルテ」の放送を記念してスタートした『日刊 佐倉綾音~天才・天久鷹央になる100日間~』にて、毎日ポッドキャストを配信するという挑戦をします。毎日です。以前「100日後に死ぬワニ」が連載していたとき、「その結末はどんなことを迎えるのか」すごくワクワクと寂しい気持ちが入り混じっていたような、そんな気持ちで読んでいたことを思い出しました。
『日刊 佐倉綾音~天才・天久鷹央になる100日間~』は、高尾山に登ったり、人間ドックにいったり、人に目薬を挿したり、風船を割ったり、睡眠中の音声をそのまま録音したりと、なかなかチャレンジングな番組でした。そして、「100日」を迎えたときその結末は、なんと「延長」。いきものがかりが主題歌になったりすることもなく、映画化が決定したりすることもなく、グッズ展開がなされることもなく、111回まで『日刊 佐倉綾音~天才・天久鷹央になる100日間~』は続いていったのでした。
合計111日の毎日のポッドキャスト配信を終え、私は佐倉綾音ラジオロスになるかと思いきや、彼女の新番組が、今度はTBSラジオでスタートしました。その名も「佐倉綾音 論理×ロンリー」。第一回目の放送から、その前の時間にやっていた「アフター6ジャンクション」にてライムスター宇多丸さんの「“佐藤” 綾音」という言い間違えをいじりにいじり倒し、一昨日放送された第二回でもその遺恨を残していて最高でございました。その後もラジオパーソナリティとしての「モノホン」ぶりを発揮していて、大変大満足。今後もちゃんとチェックしたい番組のひとつとなりました。
