≒JOY、これまでの道のりを語る──デビュー・ミニAL『きっと、絶対、絶対』に詰め込まれた、ニアジョイらしさ

ついに≒JOY(通称、ニアジョイ)が、メジャー・デビューを果たした。指原莉乃プロデュースのアイドルとして、=LOVE、≠MEに続く第3のグループとして結成されたニアジョイ。今回OTOTOYでは彼女たちの魅力に迫るべく、メンバーの市原愛弓、小澤愛実、山田杏佳の3名にインタヴューを実施。怒涛の日々を過ごした昨年2023年を振り返りながら、デビュー・ミニアルバム『きっと、絶対、絶対』の聴きどころについて、語ってもらいました。
≒JOYのデビュー・ミニアルバム、ハイレゾ配信中
≒JOY 1st Tour「Absolute」ファイナル公演のライヴレポート
INTERVIEW : ≒JOY(市原愛弓、小澤愛実、山田杏佳)
≒JOYの大きな魅力は、そのライヴ・パフォーマンスの迫力にある。デビュー・ミニアルバム『きっと、絶対、絶対』に収録の“超孤独ライオン”、“無謀人”で披露される熱く燃え上がるようなスタイルは、先輩グループである、=LOVEや≠MEとも違う魅力だ。しかしそれでいて、アイドル然としたキュートな表現もすばらしい。≒JOYはこれからきっと、絶対、絶対どんどん階段を駆け上がっていくはず。ぜひ、一度彼女たちのライヴを体感してみてほしい。
取材&文 : 西田健
いまのライヴの印象と、音源は全然違うかもしれない
──すっかり年も明けましたが、昨年2023年はどんな1年でしたか?
山田杏佳(以下、山田) : 初めての経験を沢山させていただけて、本当にあっという間の1年でしたね。
小澤愛実(以下、小澤) : 盛り沢山すぎて1年があっという間に感じました。デビュー前なのにたくさんの経験できたのは感謝しかないです。グループとしては、前よりもっと絆が深まり、メンバーのことをもっと知ることができて、さらに距離が縮まりました。
市原愛弓(以下、市原) : ライヴをたくさんさせていただいたのもありますし、舞台(『≒JOY☆FAIRY LIVE STAGE「ミルモでポン!」』)にも初挑戦させていただいたので、いろいろなことを吸収した1年でしたね。充実していて毎日が楽しかったです。
──今回メジャーデビューということで、昨年2023年を振り返っていこうかなと思います。6月には≒JOYにとって、はじめての舞台となる、篠塚ひろむのマンガ『ミルモでポン!』を原作とした舞台「≒JOY☆FAIRY LIVE STAGE『ミルモでポン!』」を上演しました。振り返ってみていかがですか?
山田 : 初めての演技のお仕事で最初は不安な部分もありましたが、お稽古を重ねていくうちに演じることが楽しいと思えるようになりました。メンバーともたくさん一緒の時間を過ごしてこの期間にさらに絆が深まったと思います。
小澤 : 私、いまも舞台「≒JOY☆FAIRY LIVE STAGE『ミルモでポン!』」ロスかもしれないです(笑)。ファンの方もずっと舞台のお話をしてくださるんです。私は忍者の妖精、サスケの役だったんですが、お話し会などでサスケのセリフでもあった「ニンニン!」を求めてくださる方が今でもいらっしゃるんですよ。ファンの方の心にまだ残っているのが嬉しいです。メンバーの会話でも舞台の話題出るんですよ。「今の仕草、めっちゃミルモでポン!のキャラクター!」みたいな(笑)。
市原 : やっぱり楽しかったですね。みんなで1つのものを作り上げていくのは素晴らしいなと思いましたし、またいつかみんなで舞台に挑戦したいですね。
小澤 : はじまる前と、終えた後だとメンバー間の雰囲気や肌で感じるものも違うなと思いました。より一層グループがまとまった気がします。しっかりメンバーがお芝居しているのを見る機会がなかったので、「あの子ってこういうお芝居するんだ」と知ることができたのも個人的に楽しかったです。舞台はまたやってみたいですね。
市原 : 5日間上演させていただいたんですが、何回も来てくださるお客さんもいらっしゃいました。
小澤 : 本番には魔物がやっぱりいて。少し上手くできなかったところはあったのですが、みんなでうまくカバーしていて、初めての舞台なのにこんなにスマートにフォローできるのはすごいなと思いました。
山田 : 私は2022年の冬頃に足を怪我してしまい、一定期間療養していたんです。舞台でステージ復帰をすることができて、ファンの皆様からも「おかえり!」と温かいお言葉をたくさんいただけて、本当に幸せでした。

──舞台が終わり、7月29日、30日には、富士急ハイランド コニファーフォレストでの野外イベント〈イコノイジョイ 2023〉が開催されました。
山田 : ≒JOYにとっては2度目の先輩方との合同コンサートでした。〈イコノイジョイ 2022〉は初ステージということもあって、右も左も分からず、ついて行くのに必死だったんですが、昨年は「イコノイジョイ 2022」の時よりも余裕を持ってレッスンから挑むことが出来ました。本番もファンの皆様とたくさん目を合わせたり、手を振ったりできたので少しは成長しているのかなと思います。
小澤 : 「イコノイジョイ 2023」は前回よりどこかで心の余裕があったのでそういう面では少し成長できたのかなと感じました。「イコノイジョイ 2022」はステージに立つだけで精一杯だったんですが、「イコノイジョイ 2023」はメンバーで見せ方について話し合いましたね。
市原 : 「イコノイジョイ 2022」の時よりオリジナル曲が増えたので、いろいろな≒JOYを見せられたのではないかな。
──オリジナル曲が増えると盛り上がりが違いますよね。
小澤 : 私たちの楽曲はパンチが強い曲が多いので、ライヴですごく映えると思います。特に“超孤独ライオン”は、生で聴くとより引き立つ楽曲なので、想いも届いたんじゃないかなと思いますね。
市原 : “超孤独ライオン”のパフォーマンスは、みんなすごく気合い入っていたよね。
小澤 : “超孤独ライオン”は、本番を終えたあとにダンスの先生から褒めていただいたんです。そこからみんな気分があがっちゃって、そのあとのライヴでも“超孤独ライオン”は特に気合いが入るようになりました。〈イコノイジョイ 2023〉を超えるくらい頑張る!みたいな気持ちがこもっていて、リハのときでも床がドスドスしていましたね(笑)。
山田 : “超孤独ライオン”は毎回私達のボルテージもとっても上がる楽曲なんですよ。〈イコノイジョイ 2023〉では水を使った演出もあり、いつもより迫力が増していましたね。“超孤独ライオン”で≒JOYを好きになったよ!と言ってくださる方もたくさんいて本当に嬉しいです。
──“超孤独ライオン”は曲中のセリフもかっこいいですよね。
山田 : 関西、福岡県出身メンバーのセリフが聞きどころだと思います! ライヴだとさらに迫力があって圧倒されます。
小澤 : あゆみん(市原)の博多弁での「邪魔っちゃけど」というセリフのあとに、サビの頭を歌うんですよ。でも自分の想像を遥かに超えるかっこよさの「邪魔っちゃけど」を言ってくれるので、自分もそこでギアが上がって、いつも2サビを気持ちよく歌えますね。
市原 : ありがとう(笑)。Dメロの「それでも生きる、生きる、生きる」というところを愛ちゃん(小澤)が歌っているんですが、ライヴだと最後の「生きる」の部分をアレンジしていてかっこいいなと思います。
小澤 : ライヴで披露させていただく回数も増えてきたので、個性を出したアレンジをするようになりました。だからいまのライヴの印象と、音源は全然違うかもしれないです。ライヴと音源で、2度楽しんでいただけたらなと思いますね。