音楽がやっぱり好き!──TikTokで“Dear.a”が話題の現役保育学生SSW、ちゃんゆ胃の音楽に対する想い

親友に送った楽曲“Dear.a”が、TikTokで合計200万を超えるいいねを獲得するなど、いま話題の愛媛県在住19歳の現役保育学生SSW、ちゃんゆ胃。以前よりSNSにオリジナル楽曲を投稿してきた彼女。今回のインタヴューでは、気になる名前の由来から、幼少期から音楽に慣れ親しんできたという彼女のルーツ、作詞作曲をはじめたきっかけなど、パーソナルな部分まで語っていただきました。今後は、大人な恋愛ソングにも挑戦したいという彼女の活躍に、これからも注目です!
最新シングル「年下でもいいじゃない」ロスレス配信中!
INTERVIEW : ちゃんゆ胃
TikTokで発表したオリジナル曲“Dear.a”が200万いいねを獲得した現役保育学生SSW、ちゃんゆ胃。その楽曲に込められた純粋でまっすぐな想いは、多くの人々の共感を得ている。彼女に話を訊いてみると、インスタグラムで楽曲を発表し、そのなかで他のアーティストと交流を深めていったのだという。また、SNSにあげるために、楽曲はサビだけ先に作ってアップするいうスタイルにも驚かされた。新たな時代の到来を感じさせるアーティスト、ちゃんゆ胃。大きなチャンスを掴んだ彼女は、これからどんな活躍を見せるのか、期待していようと思う。
インタヴュー&文: 西田 健
中学3年生のときにサンタさんにギターをもらいました
まずお名前ですが、ちゃんゆ胃という名前はどなたが決めたんですか?
ちゃんゆ胃:自分です。本名が”ゆい”なので、”ゆいちゃん”が反対になって”ちゃんゆい”って呼ばれていました。でも”胃”という漢字にした理由は特になくて(笑)。ひらがなで”ちゃんゆい”って活動している人がたくさんいたので、活動するうえで一目で「あ、この人が”ちゃんゆ胃”っていう人だ」って覚えてもらえるような名前にしたかったんです。
──なるほど。特に、すごい胃袋が大きいとかそういうわけではないんですね?
ちゃんゆ胃:あ、全然。弱いです、胃は(笑)。
──(笑)。シンガー・ソング・ライターとして活動をされていますが、いつごろから音楽はやられていたんでしょう。
ちゃんゆ胃:音楽はもうずっとやっていました。小さい頃から童謡の歌のコンクールやピアノの発表会に出たり、物心ついたときにはずっと音楽をしていて。中学も高校も吹奏楽部で楽器を演奏したりしてたんで、ずっと音楽をしてきましたね。
──「幼少期から童謡のコンクールに出場していた」というのはご両親の影響で?
ちゃんゆ胃:そうですね。母の妹がピアノと歌の先生をしていて、「コンクールとか発表会に一緒に出てみる?」みたいな感じで出たのがはじめだと思います。母親の方が音楽一家で。
──お母さんが聴いていた曲は結構聴いてました?
ちゃんゆ胃:はい。童謡コンクールってこともあって童謡をすごく聴いていたのと、母親が保育士だったので、保育系の子供の歌も聴いてました。
──いまは現役の保育学生なんですもんね。好きな童謡はありますか?
ちゃんゆ胃:そうです。コンクールで歌った、”夕焼け小焼け”という曲がすごい好きで、いまもたまに弾き語りで歌ったりします。
──ぜひ聴いてみたいです。それで小学校の4年生から高校の1年生までは吹奏楽部に所属していたんですよね?
ちゃんゆ胃:はい。小学校の4年生から金管バンド部に入って3年間トランペットをして、中学校の3年間と高校の1年間ホルンをしていました。特にホルンは「金管楽器でいちばん難しい楽器」って言われてるぐらいなので苦戦しましたね。
──最初は金管楽器だったんですね。それまでは、なにか他の楽器も触ってました?
ちゃんゆ胃:独学でピアノをしていました。(音楽は)やっぱり好きなことだから、自分で勉強して取り入れていこうっていう意欲はすごかったです。
──いまは、ギター1本の弾き語りがメインですよね。そこからギターを手にしたきっかけを教えてください。
ちゃんゆ胃:中学のとき、バンドが好きで、特にKEYTALKにめちゃめちゃハマりまして。普段エレキ・ギターで演奏しているのをずっと見ていたんですけど、あるとき、エレキじゃなくてアコースティック・ギターを持って演奏しているのを見て自分もやりたいなと思って、中学3年生のときにサンタさんにギターをもらいました(笑)。ギター・ヴォーカルの寺中友将さんがすごい好きなんですけど、彼が下北沢とかでギター1本で弾き語りしていて。とにかく同じことをしたいっていう一心でギターを手にしました。
──ちゃんゆ胃さんが作曲をはじめたのは、いつごろからですか?
ちゃんゆ胃:高校2年生ぐらいです。最初はTwitterなどのSNSで弾き語りをしている人やオリジナル曲作っている人を見て、「自分も書きたいなー」と思って書きはじめました。とりあえずサビだけ作って、気に入ったやつだけフルを付けるみたいな感じのよくやっていたんです。
──じゃあ、サビのフレーズが浮かんだ状態から作りはじめることが多いんですね。それってSNSにあげるための戦略だったりしますか?
ちゃんゆ胃:それはあります。サビをやっぱり聴いてほしいなっていうのもありますし。
──詩とメロディーどちらから制作されますか?
ちゃんゆ胃:はじめのほうは、詩ばっかり書いて、そのなかからメロディーをつけていました。いまは「ギター持ったときに考えよう」って最近は考えるようになりまして、同時にやってます。なんか降りてきそうだなってなったときにギター持つ、みたいな感じです。適当にコード弾いてたら、メロディと歌詞が浮かんでくるので。
──コード感も考えたりするんですか?
ちゃんゆ胃:こう見えてあんまりギターが得意じゃないんですよ(笑)。難しいコードから片っ端から逃げてきたんで(笑)。自分の好きなアーティストさんの曲のコードを自分のものにして曲を作ったりっていうのはよくしてます。
──もともとこれまでの音楽人生の中で、ピアノもやっていたとのことですが、作曲はピアノではなく、ギターなんですね。
ちゃんゆ胃:ピアノもそこまで得意っていうわけじゃなくって、自分で弾きたいときに弾くだけっていう感じだったんで、曲作るのは難しいですね。いま、かなり勉強をがんばっているところです。