【Drop’s連続企画】楽器隊3人インタヴュー──彼女たちのサウンドはこのメンバーによって作られる

今年結成10周年を迎えながらも、さらなる進化を遂げつつあるDrop's。昨年12月に石川ミナ子(Dr)加入後の新体制として初のミニ・アルバム『organ』をリリースした彼女たちから、早くも新作『trumpet』が届いた。OTOTOYでは、3月29日(金)の新作リリースを記念して、計3回の連続企画を掲載。第2回の今回は、Drop'sのサウンドを支える荒谷朋美(Gt)、小田満美子(Ba)、石川ミナ子(Dr)の3人へのインタヴュー。2017年1月に現体制となり2年活動をしてきた彼女たち、今回のインタヴューではそれぞれのメンバーの個性をじっくりと語ってもらった。メンバーのことを知るテキストとしてもぜひお楽しみください。
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INTERVIEW : 荒谷朋美、小田満美子、石川ミナ子(Drop's)

中野ミホ(Vo.Gt)の歌声を前面に出しつつ、それぞれの楽器が醸し出す骨太なサウンドがバンドの魅力となっているDrop's。オーセンティックと呼ばれる音楽がメインストリームにない時代に於いて、20代で構成されたメンバー全員が、ロックンロール、ブルース、R&Bといった音楽からの影響を受けたプレイができること自体、むしろ革新的にすら思える。そして、ロックのルーツを探訪しながらも常に新しい挑戦を続けてきたからこそ、バンドは結成10周年を迎えたいまも、刺激的な音楽を生み出すことができるのだろう。Drop's特集第2弾では、荒谷朋美(Gt)、小田満美子(Ba)、石川ミナ子(Dr)のトリオに、プレイヤーとして、人として、お互いをどう感じているのかを訊いてみた。バンド結成時のエピソードや中野の思わぬ一面に関する話も飛び出した、和気あいあいとしたインタヴューをどうぞ。
インタヴュー&文 : 岡本貴之
写真 : 作永裕範
人と接するときに緊張したりビクビクしてしまったりする感覚が嫌だなってずっと思っていたんです
──今日はみなさんそれぞれがどんな方なのか、掘り下げてみたいと思いますのでよろしくおねがいします。
全員:よろしくおねがいします!
──新体制になって4月1日で丸2年となるわけですが、この2年間はいかがでしたか。
石川ミナ子(Dr / 以下、石川) : あっという間の2年でした。恐ろしいです(笑)。
──前回、石川さんについてメンバーさんに訊いたときは、口を揃えて「ヤバいドラマー」と言っていたのがすごく印象的だったんですけど(笑)。あらためてどんなドラマーなのか教えてもらえますか。
荒谷朋美(Gt / 以下、荒谷) : 昔の音楽が好きで、そこから出してくれるものが多くて、演奏していて楽しいですね。
小田満美子(Ba / 以下、小田) : 自分たちにない引き出しがいっぱいあるので、そこから出てくる新しいアイデアを取り入れたりしています。
荒谷 : たまにギターのフレーズについて「こういうのどう?」とか言ってくれるんですけど、ドラマーなので言ってくることが伝わるときと伝わらないときがあるんですよ。「“ぽよよ〜ん”みたいな感じのギターで」とか(笑)。ギターでは絶対出ないような音の表現をしてくるから「んっ!? なに?」って思うときはあります。
石川 : やっぱりギターのことはわからないので。コードのイメージとかは自分の中にあるんですけど、それを伝える術がないんですよ。それでかなり無茶ぶりをメンバーにしてしまうんですが、それをちゃんと考えて返してくれるので、たくさん無茶ぶりしてます(笑)。
小田 : 他の楽器に対して「こうした方がいいんじゃない?」という提案が、他の人より多いと思います。
石川 : たしかに。2人は、他の楽器に対してどうという感じじゃなくて、自分がやることをちゃんとやるというスタイルなんですけど、私と中野は言うよね?
荒谷&小田 : うん。
石川 : 「自分がこう叩くには、ベースがこう弾くのはどうだろう」という絡みが自分の中では大事なので、それを提案することは多いです。

──バンドをはじめたときから、わりとそういう感じだったんでしょうか。
石川 : いや、そういうことを考えるようになったのは、このバンドに入ってからですね。いままでやってきたバンドでは、逆にあんまり他の楽器に対して言うことはなかったんですけど。いまはより良いものを作ろうと思っているのと、単純に聴く音楽の幅が広がって思うことも増えたので、アイデアも増えたんだと思います。それと、みんなが応えてくれるので、どんどん言ってしまうんですよね。まずは、発信してみようという。
──子どもの頃から、人と話すのが好きだったんですか。
石川 : いや、まったく。幼稚園のときの運動会に出たときとか、ひとりで走るのが嫌で、どんどん後ろに順番を譲っていって、最後に結局ひとりになって泣きながら走ってました(笑)。それぐらい人見知りで、人と関わることが得意じゃなかったです。バンドをはじめたきっかけも、人前に無理やり立とうと思ったからなんですよ。
──人見知りな自分を変えたかった?
石川 : う〜ん、そうですね。やっぱり生きづらいなと思って。人と接するときに緊張したりビクビクしてしまったりする感覚が嫌だなってずっと思っていたんです。それで小学生の頃にダンスをはじめたんですけど、そこでも先輩とかにビクビクしてしまって。中学生になって環境が変わったときに「バンドというアプローチはどうだろう?」って考えたんです。ダンスだと大人数だし、その中で先輩とか後輩とかのいざこざがあるんですよ。でもバンドならせいぜい5、6人ぐらいだし、少人数制だからいいなって。
小田 : 少人数制が決め手(笑)。
石川 : 部活だと同世代と組むし、先輩後輩もないし。少人数制で濃く深く、というのはどうだろうと思ってバンドを始めてみたんです。ドラムは、もともとダンスをやるにあたってノリの良い踊れるダンス・ミュージックがすごく好きで、それを演奏するのはおもしろそうだなと思ったんです。でも、前に出て歌うのはハードルが高かったので、後ろにいられるドラムを選びました。
荒谷 : 位置関係で(笑)!?
石川 : あと、学校の先輩のドラムがすごくカッコよくてドラムにしか目がいかなかったので、自然と惹かれて。あと後ろなので(笑)。いまも後ろにいるのがとても居心地がいいです。仲間が頑張っている後ろで構えているのが心地良いんです。

──普段の石川さんについてはどうですか? いつもこれ食べてるなあとか。
荒谷 : 狂ったように、辛いものが好きじゃない?
石川 : 狂ったように、辛いものが好きです(笑)。なんでも辛くしちゃいます。遠征に行ったときに、よくみんなでカレー屋さんに行くんですけど、だいたい辛くしすぎちゃうんですよねえ。
荒谷 : 美味しい域を越えるぐらい辛くして、「ああ! 辛い!」って。
小田 : ちょっと後悔しながら食べるという(笑)。
石川 : 挑戦したくなっちゃうんですよ。食べ物でも新しいものでも、なんでも。だいたい毎日辛いものを食べてます。今日も食べる予定です。
──長いツアーとかだと体調管理も大事だと思いますけど、辛いものを食べてお腹が痛くなったりしないんですか?
石川 : 風邪を引いたりはしないように体調管理はできてる方だと思いますけど、たまに辛いものを食べてお腹が痛いときはありますね。体調が悪いというほどではないですけど。でも、食べる。
荒谷 : 辛いものを食べてちょっとお腹が痛くなって、すぐリポDとか買って治そうとするんだよね。ライヴ前とかすごく飲んでるもんね。
──それで治るものなんですか(笑)。
石川 : 要は、気の持ちようです。
小田 : プラシーボ効果だよね(笑)。
なんとなくベーシストの立ち位置がちょうどいいかなって思ったんです
──では、小田さんはどんなベーシストか教えてください。
石川 : 冷静沈着で、リクエストには忠実に応えようとしてくれて、すごく真面目です。
荒谷 : うん、真面目だよね。
石川 : だから、私のような無茶な要望を出す人のことがいちばん困るだろうなって。
一同 : あはははは(笑)。
石川 : 論理的な考え方をするから、私の漠然としたものに応えてくれるのは大変じゃないかなと思うんですけど、頑張って応えようとしてくれる人です。とにかく真面目ですね、変なことを言わない。破天荒なこともしないし。
荒谷 : たまに、乗ってくれるお茶目なところもありますけど。
──高校時代から見ている荒谷さんからすると、そういうところは変わらない?
荒谷 : そうですね、同じテンション感でいる気がします。
小田 : テンションの上がり下がりはそんなにないかもしれないね。
──先ほど、人見知りという話が出ましたけど、小田さんは昔から変わらないですか。
小田 : 社交的な方ではないけど別に人とはうまくやっていける、ぐらいのところにずっといる感じでした(笑)。でもさっきのみーちゃん(石川)がドラムを選んだ話を聴いていて、自分もそうかもなって思いました。私ははじめて楽器を持ったのがDrop'sなんですけど、なんとなくベーシストの立ち位置がちょうどいいかなって思ったんです。ギタリストみたいに前に出て行くわけじゃないんですけど、いないと困る人、みたいな。そういう大事なところを担っている楽器というのを選んだのかもしれないですね。
──ベースという楽器の性質が、自分の性格と合っていたという。
小田 : そうなのかな、と。いまになって思いますね。10年経ってわかりました(笑)。
石川 : そういう性格していると思いますよ。バンドで話し合いをしているときも、だいたい私と中野が突拍子もないことを言って、荒谷が色いろんなアイデアを出してくれて、最終的に小田がまとめてくれるんです。まとめどころの小田がいないと成り立たないですね。そういう意味で4人のバランスが取れているし、小田がいないと大変かもしれないですね。

──前回の取材でインタヴュー後のフォトセッションのときに、ソファーに4人で座って何か話していてくださいって言ったら、ずっとリハーサルの話をしていたんですよね。普通もっと雑談とかになるんですけど、なんてストイックなバンドなんだろうと思ったんですよ。
小田 : あはははは(笑)。たしかにずっとリハの話をしてたかも。
荒谷 : あのときは、ちょっと切羽詰まっていたんですよ(笑)。普段はもっと音楽と関係ない話で盛り上がってます。
──小田さんの中で、音楽以外のことで、いまブームになってるものとかありますか。
小田 : わりと、ハマったら長いのであんまりいろんなことに手を出したりしないんですけど、いまハマっているとしたら、原付バイクのスーパーカブですね。スーパーカブに乗ってツーリングに行くのが趣味です。
──バンドで集まるときに、スーパーカブで登場したりすることもあるんですか。
小田 : 1回だけスタジオにスーパーカブで行ったことはあります。
石川 : 小田はバイク雑誌で連載もしているんですよ(『レディスバイク』連載のコラム「ゆるカブダイアリー」)。
小田 : そうなんですよ。スーパーカブはオシャレなんですよ、とみんなに広めたいです(笑)。
爆音に包まれていたいんですよね……
──ギタリストの荒谷さんについて、おふたりはどう見ていますか。
石川 : もう、“私”っていう感じですね。
荒谷 : ええっ(笑)?
石川 : レコーディングとかでも、良い意味でまわりが見えなくなる瞬間があるというか。
小田 : 普段はぜんぜん主張が強い感じはないんですけど、無意識でそうなっているというか。
荒谷 : こだわるところは、めっちゃこだわりたいんです。でもそれが正解かわからないから、いろんなことをやってから「よし、これにしよう」って決めたいんですよ。いろんな可能性を見て「やっぱりこれだ」っていう、やってからじゃないと確信が持てないんですよね。そういうところはあります。
石川 : ギターのフレーズを何パターンも考えてくれるんですけど、その可能性の選択肢がすごく広いんですよ。家で打ち込みで宅録したものをみんなに送ってくれて「選んでください」というやり方なんですけど。
小田 : たしかに「選んでください」っていうことは多いですね。
──「自分はこれでいきたいんだ」というよりは、みんなが選んだものを採用したい?
荒谷 : そうですね、みんなが良いと言ってくれたものを取り入れたいという気持ちがあって。でもたまに「これだけはどうしても譲れない」というものがあるんですけど、そういう気持ちで言って却下されたらものすごく悲しい気持ちになるので。
小田・石川 : ははははは(笑)。
荒谷 : そういうときは、「あれダメだったかあ」と思いつつ、ギターを何本か重ねるときに、メインには使わないけど、こっそりそのフレーズを使ってみたりします(笑)。

──そう聞くと、慎ましい感じもしますけど(笑)。ギターという楽器とご自分の性格的なところは似ていると思いますか。
荒谷 : 私も最近になって思うようになったんですけど、ギターってこだわれるところがすごく多いと思うんですよ。エフェクターとかデジタルなものもいっぱいあるし、もっとヴィンテージに行こうと思えば、それを極めていく人もいるし。ペグとか弦とか、本当にこだわるところが多くて。マニアックな人ってギタリストには多いと思うんですよ。自分もそういう性質は持っていると思います。
石川 : かなりオタク気質ではあるよね。
荒谷 : まあ、ややオタクだしね(笑)。楽器とかじゃなく、アニメとかの方でややオタクなので。
──アニメ好きなんですね。
荒谷 : アニメ、漫画、ゲームが好きですね。もう家から出ないですから(笑)。ひとりっ子で、家にひとりでいることが多かったので、親に「これで遊んでなさい」って与えられることがよくあって。でも、中学に入って勉強にハマったんです。
──「勉強にハマる」ってなかなか聞かないですよね? 良いことですけど。
荒谷 : 勉強が好きというか、家に帰ったらすぐ勉強して「〇〇点を取れるまでやる」とか、「平均100点にいかないと嫌だ」みたいなこだわりがあって。その感じがいまだに残ってるんですよ。何をやるにも、全部やらなきゃみたいなところが。
──自分自身のギタープレイにもそういうところを求めている?
荒谷 : う〜ん、そうなんですかね。
石川 : そういう感じはあるよね。ライヴになるともう、“自分!”っていう感じになって、かなり音デカいよね。
小田 : 音は、デカい。
石川 : いつも中野が「ちょっと荒谷、アンプを外に向けるか下げるかしてくれるかな」みたいに言うやり取りが必ずある(笑)。
荒谷 : 爆音に包まれていたいんですよね……。
一同 : あはははは(笑)。
「この子なに!? ヤバい!」って
──では、みなさんから見た中野さんについて教えてください。
荒谷 : すごく芯が強い子です。曲げないところは絶対曲げないし、頑固といえば頑固なんですけど、でも周りの話をちゃんと聞いて「なるほど」ってなってくれる子です。私は高校時代同じクラスだったんですけど、ぜんぜんしゃべらないし本当に物静かな子だったんですよ。バンド・メンバーを探していたときに、ヴォーカルをやりたいって言われたときは、正直、勝手なイメージで「ヴォーカルじゃないだろ!?」って思ったんです(笑)。人前で歌うというイメージがなくて。(小田に向かって)なかったよね?
小田 : ん、なかった。私は違うクラスだったのでぜんぜんしゃべったことはなかったんですけど、「見たことある子だな」っていう感じで。個性的だったので印象には残っていて。
荒谷 : そうそう。個性的だったんですよ。
小田 : でもそんな、派手なグループにいる感じじゃなくて、大人しい子だなと思っていたので、はじめて話したときは「あ、ヴォーカルやりたいの!?」みたいな感じで。
荒谷 : 「えっバンドやるの!?」みたいな感じだったよね。
──聞くところによると、いきなりみんなの前で歌ったそうですね。
小田 : 校舎の玄関の花壇があるところで、歌ってくれるということになったんです。
荒谷 : バンドを組むにあたって、ヴォーカルだけが決まっていなくて。中野がどんな歌を歌う子なのかぜんぜんわからないので、軽いノリで「ちょっと歌を聴いてみたいから、カラオケでもいく?」って話してたら、「じゃあ歌うね」って言い出したんです。学校の花壇のあるところに、ひとりで立ってる中野を囲んで私たちはみんな座って。その真ん中で中野がSuperflyの「愛をこめて花束を」をアカペラで歌ったんですよ。
石川 : ヤバい(笑)。
小田 : ヤバいよね(笑)。
荒谷 : 2階の窓から「なんだなんだ⁉」ってみんな出てきてこっちを見下ろしていて(笑)。
小田 : うちらは座ったまま中野を見上げて「えぇ〜!!」って。
一同 : (爆笑)。
荒谷 : 「この子なに!? ヤバい!」って。
小田 : 「この子からこんな声が出るの⁉」って、そんな感じでした。
荒谷 : でもそのときは本当、笑いが止まらなかったんですよ。想像以上に歌が上手すぎて。
──笑ってしまうぐらい上手すぎたんですね(笑)。
荒谷 : 上手すぎたし、「この状況なに?」っていうのが。
石川 : 「歌うね」って、中野から言い出したの?
荒谷 : うん、そう。「ここじゃなくていいんだよ、カラオケとか行く?」って言ったんだけど、「いや、ここで歌う」みたいな。
小田 : カッコよすぎる(笑)。
石川 : すばらしいね。
荒谷 : それまでのイメージとのギャップがすごかったです。
──そこですぐにバンド加入が決まったわけですか。
小田 : 「誰も歌じゃ勝てねえ!」ってなって(笑)。これ以上歌が上手い人はいないと思いました。
──その頃から、中野さんは変わらないですか。
小田 : そうですね。でも、ものすごく気を遣う人でもあるんですよ。でも頑固という不思議な人です。

──石川さんは東京で知り合ったわけですが、中野さんはどんな存在ですか。
石川 : ふたりが言ったように、頑固で曲げられないところはハッキリしているんですけど、ものすごく気を遣うんですよ。なんでなんだろうというぐらい、人のことをすごく見ているというか。人の態度とか動きとか発言とかを結構覚えていて。それが、バンドが10年続いた大きな要因なんじゃないかなって。中野がちゃんと全体を見ているから、うまくやっていけているんじゃないかなって思うぐらい、よく見ているし考えている人だなと思います。あと、ときどき親父ギャグを言うし。
小田 : ははははは(笑)。
荒谷 : あれは、昔からああなんだよね。
石川 : そういう遊び心が常にある人なので、メンバーも楽しく10年続いちゃうんだろうなって。そういう雰囲気を作ってくれる人だなと思います。
──最後になって、中野さんの親父ギャグがすごく気になるんですけど(笑)。
石川 : 今度聞いたらメモしておきます(笑)。会話の流れを拾ってボソッと言うんですけど。
小田 : すごく、しょうもないので。
荒谷 : 本当に親父ギャグだよね。
石川 : 最初、それを聞いて笑っちゃったんですけど、ふたりを見たらシカトしてるんですよ。
荒谷 : 笑っちゃ負け、みたいな。
小田 : そうそう、無反応でいいから。でもだんだん、笑わなくなってきたよね?(笑)。
──それもこの2年で慣れてきた?
石川 : 慣れてきましたね。聞かなかったフリができるようになった(笑)。
荒谷・小田 : あはははは(笑)。

編集 : 鈴木雄希
伊達恭平
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過去の特集ページ
・透き通った冬の空気になじむ、泥臭く力強いロックンロール──新生Drop'sの幕開けを飾る『organ』が完成
https://ototoy.jp/feature/2018122101
LIVE SCHEDULE
Drop’s ワンマン・ライヴ ※SOLD OUT
〈Drop’s 「APRIL FIRST CLUB’19〉
2019年4月1日(月)@新宿レッドクロス
時間 : OPEN 19:00 / START 19:30
Drop’s ツーマン自主企画
Drop’s 10th Anniversary「Sweet & Muddycheeks」(Ms.April)
2019年4月7日(日)@大阪 2nd LINE
時間 : OPEN 17:30 / START 18:00
出演 : Drop’s、w.o.d.
2019年4月12日(金)@札幌 mole
時間 : OPEN 18:30 / START 19:00
出演 : Drop’s andmore
【詳しいライヴ情報はこちら】
http://drops-official.com/schedule
PROFILE
Drop's

2009年北海道・札幌にて同じ高校の軽音楽部で出会った中野・荒谷・小田らによりDrop’sを結成。
Vo.中野ミホの圧倒的ヴォーカルを基軸にしたブルージーなサウンドが醸す強烈なインパクトと時代に決して媚びない独特な存在感は結成当時より話題に。
2013年メジャー・デビュー。デビュー以来4枚のフル・アルバムと2枚のミニ・アルバムなどをリリース。直木賞作家の小池真理子の半自叙伝的文学作品としても高い評価を得た映画『無伴奏』や性暴力について描かれた問題作、映画『月光』などで主題歌として起用される他、最近ではJR東日本「行くぜ、東北。SPECIAL 冬のごほうび」といったCMでも中野ミホ(Vo.)が歌起用されるなど、これまでのライヴ・バンドとしての活動に留まらずアーティストとしての幅を広げていく。
2017年、活動拠点を地元・札幌から東京に移すと同時に新ドラマー石川ミナ子が新たに合流。新生Drop’sとして活動がはじまる。2018年12月、新生Drop’sとしては初めてとなる約2年半ぶりのスタジオレコーディング・ミニ・アルバム『organ』が完成。Drop’sあこがれの作曲家・多保孝一氏と中野ミホの初共作となったリード曲「Cinderella」ではこれまであまり見られなかったダンサブルなリズムや印象的なリフを取り入れバンドは新たなステージへ。
2019年3月にはミニ・アルバム『organ』とは姉妹作品となるミニ・アルバム『trumpet』のリリースも発表!バンド結成10周年となる2019年へ向け進化を遂げたDrop’sサウンドはもう鳴り止まない!
【公式HP】
http://drops-official.com
【公式ツイッター】
https://twitter.com/Drops_official