多様なる音楽性のポップな邂逅、「パワー・ポップ・オーケストラ」と標榜する、the audio poolの3年半ぶりの新作を独占ハイレゾ先行配信

印象的なキーボードの音色などさまざまな音楽の要素が複雑に入り混じりながらも、ポップなロックをエネルギッシュに送り出す5人組、the audio pool。2012年、ファースト・アルバム『into the pool』リリース。アメリカ8カ所を含む国内外のツアー、新メンバー2名の加入などまさにバンドの変革期を経て、3年半ぶりのセカンド・アルバムを完成させた。
キャリアとさらなる音楽的表現の深み、そして新メンバーという新たなファクターも変わったセカンド・アルバム『Escape from the World』はOTOTOYでは、2週間以上の先行配信(フィジカルは9月9日)。ストレートでポップな音世界の裏に展開されている複雑なる音楽的要素はぜひともハイレゾで楽しむべし。またインタヴューでは、この音楽性がどこからきているのか細かに語っているので、ぜひとも本インタヴューを読みつつ、その音楽性の魅力を味わうべし!
the audio pool / Escape from the World
【Track List】
01. SCARLET(Album Mix)
02. Escape from the World
03. 手
04. The World of Sorrow
05. erase
06. November 7th
07. inside me
08. Interlude
09. NAVE
10. タダキミ(Album Mix)
11. Reunion(Album Mix)
12. Impurity
【配信形態】
24bit/48kHz(WAV / ALAC / FLAC) / AAC
【価格】
単曲 189円(税込) / アルバム 2,268円(税込)
INTERVIEW : the audio pool
初めて今作『Escape from the World』についての資料を見たときにはthe audio poolというバンド名、アーティスト写真からなんとなく「ポストロック系のインスト・バンドかな?」と決めつけていた。ところがアルバムを聴いてみると、いきなりクラシカルなストリングスの音に続いて歪ませたギター、重戦車のようなドラム、それらを絶妙な間合いで操っているかのようなクールなベースが、耳に飛びこんできた。突然起こった脳内モッシュに面喰らい「ストレートでアツいロック・バンドじゃないか!」と思って聴いていると、今度は実験的で変態的な変拍子曲が出現。プレイヤー各々がフルにポテンシャルを発揮したアレンジによるサウンドが楽しめるが、そこから聴こえる大森剣作(Vo, Gt)の歌声は伸びやかで実直な印象だ。いったい彼らはどんなバンドなのだろうか?「5Piece Power POP Orchestra」をテーマに作られたアルバムについて、そしてバンドとして世に立ち向かう姿勢について、メンバー全員に熱く語ってもらった。
インタヴュー&文 : 岡本貴之
編集補助 : 小山和歌子
歌も歌いつつ、ギターもしっかりガーって鳴ってるような音楽が軸
——『Escape from the World』は現体制としては初めて、アルバムとしては3年半ぶり2枚目のリリースとなりますが、現在のメンバーになったのはどういう経緯があるんですか?
大森剣作(Vo,Gt)(以下、大森) : 抜けてしまったんですけど、前のメンバーが発起人になって作ったバンドに自分とドラムの野代昂翔、ピアノの白井翔大が加入して活動をしていまして。その旧メンバーで1stアルバムを出したんです。
——その後メンバーチェンジを経て、ベースの渡辺秀幸さん、ギターの櫻田真也さんが加入して現在に至るわけですね。
大森 : そうですね、はい。
——予備知識無しでアー写を見て想像した感じと、音を聴いた印象にギャップがあったんですよ。最初はポストロックとかインストバンドかなって。
大森 : ああ、若干そういう風に見えるかもしれないですね(笑)。
——実際聴いてみると、それぞれの楽器の主張もありつつ歌を前面に出した熱いロック・バンドなんだなと思ったんですが。どんなルーツを持ったメンバーが集まっているんでしょう。
大森 : 僕は90年代のメロコア・ブームとかちょっと前のオルタナ・ブームとかを聴いて育ったんで、バンドの音楽性としてはそこが1番大きくて。歌も歌いつつ、ギターもしっかりガーって鳴ってるような音楽がルーツですね。

——音やライヴ映像、ビジュアル面からもメロコアっぽさというか、ストイックな雰囲気は感じます。
大森 : ストイックさを感じます(笑)? そこは好きなバンドの影響がどうしても大きいので。ステージングに関しても、歌い方とかステージでの立ち振る舞い全般はそういうところからモロに影響受けていますね。
——そこがthe audio poolの核になっている部分ですか?
大森 : そうですね、僕がメロディと簡単な曲の骨組みを持ってくるので、そこが軸になってますね。曲作りで多いのは、スタジオでの弾き語りでポンッと出して、それを上手く受け取ってもらえれば他のメンバーがそこから付け加えてくれるという感じです。
——ドラムの野代さんは、どんな音楽志向なんですか?
野代昂翔(Dr)(以下、野代) : 僕は高校・大学の頃に音楽を聴き始めて、ELLEGARDENばっかり聴いていた感じなんで、その影響は強いですね。
大森 : そこは自分と合いますね。
——キーボードの白井さんはいかがでしょうか。鍵盤が入っているのがこのバンドに特徴を与えているところだと思うのですが。
白井翔大(Key)(以下、白井) : 僕はクラシック・ピアノをずっとやっていたんです。それと親の影響で70〜80年代のHR/HMやクラシック・ロックとか、HIPHOPまで結構幅浅く広く聴いていた感じで。周りの同年代の友達とも音楽の話もバンドもやらずに、1人で聴いたりやったりしていたんです。だからこのバンド以外のバンド歴はほとんどないです。日本のバンドだと、X JAPANですね、やっぱり。YOSHIKIを敬愛していました。X JAPANならYOSHIKI、ビートルズならポール・マッカートニー、映画音楽ならジョン・ウィリアムズ。そこだけは核になっていますね。あとはふらふら色々聴いていますけど。
野代 : 彼はバンマスです。
白井 : まあ、そういうことにしておいてもらって良いです(笑)。
——櫻田さんのギターは毛羽立ったような歪んだ音を鳴らしていますが、どんな音楽がルーツですか?
櫻田真也(Gt)(以下、櫻田) : ピアノが全面に、ライヴでも音量が大きく出るので、エフェクターを多彩に使って、その音をどんどん飛ばして聴かせていくという手法を今回のアルバムでも取り入れてるんですけど。もともとは全くエフェクターとかを使わないようなギターしか弾いたことがなかったんです。実は以前、ナベと剣作と自分で、旧メンバーと出会う前にバンドをやっていまして。そのときはフー・ファイターズとかジミー・イート・ワールドとか、エモロック的なものをやっていました。ほぼオーバードライブでコードしか弾かないみたいな、全く何も考えてないようなギターを弾いてたんですよ。ただ暴れれば良いと思ってましたから。ギターの音に関しては全く違うことをこのバンドではやってますね。
渡辺秀幸(B以下・渡辺) : 僕のルーツはかぶっちゃうんですけど、X JAPANなんですよ。もともとX JAPANで音楽を聴き始めて。ビジュアル系全盛期だったんで、地元の友達とバンドをやって。そこからブームに乗ってメロコアバンドをやったり、色々やったんで、バンド数は俺が1番やってるかもしれないですね。
大森 : うん、そうだね。
渡辺 : 歌モノのバンドをやったりとかいっぱい色んなバンドをやりまして。常に色んなことをやってみたいなというのはあって、ベースをやりながらキーボードを弾いたりとか。サウンドにクセをつけたいな、というのはあります。
——曲作りのときにキーボードを弾いてアイデアを出したりもするんですか?
渡辺 : ありますね。そんなにチャラチャラ弾けないですけど。「こんな音がほしい」っていうのを出したりとか。まあ、俺は俺がバンマスだと思っているんですけど。
一同 : ははははは。
渡辺 : 今の流れを聞いていて、あ、違うんだって(笑)。
白井 :(笑)。
——さすがX JAPANが好きな2人だけあってエゴのぶつかり合いがすごい(笑)。
渡辺・白井 : (笑)。
櫻田 : 主に曲のアレンジは2人メインですね。
大森 : 曲の肉づけに関してはそうなんです。
俺らがいて、楽器があればできるということをやりたかった
——今回のアルバムの大きなテーマは「5Piece Power POP Orchestra」というものだそうですが、これはどんなイメージの言葉なんでしょうか?
大森 : 今の話にあったように、白井君がクラシックの要素を持っていたり各々色んな音楽が好きだったりするので。それをシンプルな歌にどんどん付け加えていく感じ、5人で色んな音を出せているのがオーケストラみたいで良いなって、アルバムを作っているときにメンバーのみんなで話していたんです。
——『Escape from the World』は今年の初めから制作開始されたそうですが、「SCARLET」はすでに3月にライヴ会場で販売していた曲なんですね。
大森 : 「SCARLET」と「タダキミ」という曲は会場限定で先行シングルとして発売していました。
——ツアー・タイトルが〈Indian Death Lock Tour 2015〉とありますけど、プロレス好きなメンバーの方がいるんですか?
大森 : そう見せかけて、じつはいないんですよ(笑)。
一同 : ははははは!
大森 : (音楽好きに)プロレス好きな人って多いじゃないですか? 結構食いついてくるので(笑)
——うわ〜まんまと釣られましたよ!
大森 : (笑)。実際はキン肉マンくらいの知識しかないですからね。
櫻田 : マニアック系の技の名前でツアー・タイトルを決めようって言ってて。その前は〈ROLLING CRADLE TOUR〉だったんですけど(笑)。
大森 : 回転股裂き固め、という。
——話が長くなるので止めときましょう(笑)。
大森 : そうですよね、はい(笑)。
——アルバム1曲目「SCARLET」はストリングスから始まる曲ですが、こうしたアレンジのアイデアを白井さんが中心となってやっているわけでしょうか。
白井 : メンバーが変わる前は、アレンジに於いてアイデアを出す人間が僕以外にはほぼいない状態だったんです。今はナベちゃんが入ったことによってアイデアをぽんぽん出してくれて、それを聞いて自分も思いつくという。そういうのがバンド活動なんだろうなっていうのを僕は妄想していたので、それがある程度曲として形になったのが「SCARLET」ですね。これだけ人数がいるので、なるべく色んな音を良くなる方向で追加したいという。

――「The World of Sorrow」のような変拍子の実験的な曲も入っていておもしろいと思うんですが、この曲はどのようにできたんでしょう。
野代 : 最初作っているときには、今までの旧メンバーでやったthe audio poolの形とは全く違うものだったので、結構戸惑いもしたんですけど。曲を作っているうちに楽しくなってきて、アイデアもぽんぽん出てくるので、また新しいthe audio poolの形としての曲にはなったかなという印象はありますね。
櫻田 : いつもは剣作がコードを並べてメロディ主体で作るのが、この曲だけはフレーズから入ったんですよ。頭のフレーズをずっと続けようと話して。そこに後から歌を付けたような形になっています。
大森 : こういうやり方は初めてでしたね。今まではメロディとコードがあって、みんなにアプローチしてという形を取っていたので。やっぱりメロディが良いものを作りたいのでメロディが最初になってくるんですけど、この曲を作り始めたときに「なんでもやってみようかな」という気持ちにさせてくれたというか。今までの自分の枠というか、こういう風に作るっていうルールを外してくれたような曲でしたね。
渡辺 : この曲の間奏は、俺と翔大が結構意見を出し合って、結果的に変拍子・変拍子みたいな(笑)。
白井 : ナベちゃん(渡辺秀幸)も僕もプログレも好きなんですよ。たぶん2人が本当に好きなことを突き詰めて行ったら、演奏できないしお客さんも聴いて嬉しくない曲になって行くんで、そこをどうセーブするかというところで、あの程度になりました。それでも色んな意見はいただくんですけど(笑)。
渡辺 : これは、俺ら的にはダンスナンバーなんで。踊れるというのもテーマにじつはしてあるんですけど、ただ変拍子なんで(笑)。
白井 : お客さんの手拍子が裏拍になるんだよね(笑)。
大森 : 手拍子を煽れないっていう(笑)。
白井 : この曲で言うと、今4つ打ちで踊れるロックをやたら周りがやりたがるというか。同期を使うバンドさんもいっぱいいるし。同期やっちゃえば何でもできるじゃんって思うんですけど。もちろんそれもセンスがいるとは思いますけど、俺らはあくまでアナログでいこうっていうコンセプトもあって。最後同期っぽい4つ打ちとかシンセっぽい音とかパーカスの音は全部、ピアノを指で打つっていう。レコーディングもライヴも。
野代 : 良く聴いてもらえば、ダブルドラムみたいな感じになってるんです。
白井 : どこでやってもピアノのスピーカーが1個あってそこから音が出ればできる、というダンスナンバー。デジタルには頼っていますけど、そういうところにちょっとアンチテーゼがあるっていう。俺らがいて、楽器があればできるということをやりたかったんです。
櫻田 : 同期は一切使わずに、「手動エレクトリック」みたいな感じです。
どこまでも真っ直ぐな、直球しか投げられないので
——収録曲の1曲1曲にすごく重量感がありますよね。
大森 : そうですよね、それは思いました(笑)。僕らは決して曲が早く出来るバンドではないんですよ。本当に1曲1曲を作るのに、模索模索でやっているバンドなので。そういう意味では1曲1曲に色々詰め込み過ぎちゃうくらいにみんなのアイデアをしっかり満たしているのかなというところですね。
——それは前作からの間にライヴをやりながら変化して行ったところなのでしょうか?
大森 : それもありますし、3年半あった中で自分たちの身に起こったことが嫌でも音楽に反映されているというか。そういう経験がどんどん音楽を濃くして行ったんです。
——それは大森さんが書く詞についても色濃く反映されていますか?
大森 : そうですね。例えば、すごい大事な友達の死があったりして。乗り越えるのに本当に大変だったんですけど、そういう経験が全部音楽に…。今のこの時代に於いて、好きでやっているとはいえバンドをやって行くこと自体大変なことというか。言い方は悪いですけど、全然楽しいことではないと思うんですよ。それでも自分は歌いたいし、歌わなきゃいけないと思ってやっているんです。そういうことを感じながらツアーをやってきたので、本当に濃厚になりすぎましたね(笑)。

——今のお話を聞いていてアルバムの「手」という曲を思い浮かべました。非常にまっすぐな曲だと思うのですが、この曲について訊かせてもらえますか。
大森 : 今のメンバーになる前、the audio poolを始めたときに、僕がこのバンドに1番最初に持ってきた曲なんです。その当時のフラットな状態で、単純に良いメロディの曲を作って持って行こうと思って出した曲ですね。今回のアルバムの中で1番古い曲ですし、the audio poolを始めたときというのが、前のバンドを辞めてから約1年くらい間があるんですけど、その1年間に「またバンドやりたいな」と思っていてやっと音楽をスタートできたときの曲なので、結構ハッピーな感じだったりとか、まだ汚されていない感じ(笑)。キズも付いていないというか。
白井 : スレてないよね。
櫻田 : スレちゃってんね、今ねえ…。
大森 : スレッスレですからね(笑)。みんな命削ってやってるんで、どうしても頬っぺたにキズが付いちゃうような感じにはなりますよね。
櫻田 : じつは新メンバーになってからアメリカ・ツアーとかも行ったんですよ。そこで本当に貴重な体験というか、ほぼ死にかけたんですよ。50年ぶりの大寒波の、ミシガン湖が凍るか凍らないかみたいなときにちょうど行っちゃったんです。向こうのバンド友達の車で移動していたんですけど、路面凍結で事故にあったりもしたんで、そういう命を賭けてバンド活動をしてきたのが(アルバムの曲たちに)乗り移ったのかなって(笑)。だから1曲1曲がデラックスというか。「いつ死んでもいいぜ! ドーン!」みたいな。
大森 : 大丈夫かな(笑)。すいません、なんか全然良い感じじゃなくて(笑)。
——いや、非常に生々しくて良いです(笑)。
櫻田 : 生々しいんですよ、本当に。
一同 : ははははは!
——ライヴではどんなところに注目してほしいですか?
大森 : どこまでも真っ直ぐな、直球しか投げられないので。他のメンバーもそこに反応してみんなストレートしか投げられないんですよ(笑)。観ている人たちに対しても真っ向勝負している汗臭い、男臭いバンドだと思っていますし、そこがライヴの売りだと思っています。
——『Escape from the World』というタイトルにはどんな想いが込められているのでしょう。
大森 : まず、ジャケットにもなっているんですけど、これは天動説をイメージしているんです。
白井 : コンセプトを訊いたときに僕が思いついたイメージが天動説とかぶったんです。僕は美術史を専攻していたんで、そういう薀蓄がいっぱい入っていて。地球が中心だと思っていて、その先に何があるかっていう考え方が昔は色々あったらしいんですけど。剣作が言ってたことを基に、みんなにもアイデアを出してもらった画をプロの方に依頼してジャケットにしています。
大森 : 『Escape from the World』というタイトルのコンセプトとしては、「自分の枠を越えて行け」ということですね。自分だけの世界から飛び出していけ、この狭い世界から脱出しろという意味で。気持ちひとつで世界が狭くもできるし広くもできる、その世界に留まることもできるし飛び出すこともできてしまうと思うので、そこを壊して行きたいなって。まず自分に対するメッセージではあるんですけど。「The World of Sorrow」の話でも言ったように、今までやっていなかったことをOKとすること、何かを受け入れることって世界を変えることだと思うし、その小さな積み重ねが色んな環境を変えて行くと思うんです。そういう想いの詰まったアルバムですし、自分のイメージした世界観に1番繋がるなと思ったので、こういうタイトルにしました。
——今回はCDの音源よりもスタジオで聴いている音に近い、ハイレゾ音源でのリリースとなりますが、そういった意味での聴きどころはありますか?
櫻田 : あからさまな違いとして、単純に自分たちがレコーディング中にエンジニアにモニタリングしてもらっていた音をそのままお届けする形になるので、自分たちは各々が好きなことをやっていて音数が多いので、そういう細部まで聴いて頂けたらなと思いますね。
——最後に、バンドとしての夢があれば教えてもらえますか。
大森 : まず、音を鳴らし続けたいということですね。それと、日本だけじゃなくてどこででも歌いたいし鳴らしたいです。そこが韓国でもアメリカでも良いんですけど。ライヴハウスじゃなくても良いですし、どこででも音を鳴らしていたいです。僕たちはロックバンドなので、ロックバンドとして立てる気持ちがあれば、どういう場所・形態であれそれで良いと思っているので。そしてずっとやり続けたいですね。
PROFILE
the audio pool
2009年結成。地元千葉、都内を中心に活動スタート。
2011年〈Binyl records〉内のインディー・レーベル〈POPTOP〉、老舗ギター・ロック・レーベル〈UNDER FLOWER〉、〈ZENITH〉のトリプル・ネーム主催のコンピレーション・アルバムに1st EPの「watershed」で参加。2012年3月、〈POPTOP / UNDER FLOWER〉のダブル・ネームで1stアルバム『into the pool』を発売。このアルバムより「watershed」がテレビ東京系ドラマ24『撮らないでください!! グラビアアイドル裏物語』のエンディング・テーマに使用される。全国16箇所をまわるツアーを行う。2013年、現メンバーとなる。それに伴い、アメリカ8カ所を含むワールド・ツアーを敢行。2014年、ライヴを軸とした活動ながらも、アーティスト・イベント、学園祭ツアー等多くのオファー、支持を集める。2015年、5Piece Power POP Orchestraをテーマに3年半振りに新作『Escape from the World』が完成。