可能性があるという意味で“もっとできる”
──ASP結成から約4カ月経ちますが、自分のなかで大きな成長を感じたことは?
ナ前ナ以 : この期間は早かったですね。大きな成長というより、不安に思っていたことはたくさんありましたが、〈中野Heavy Sick Zero〉での初ライヴを経験して払拭されたというか、強くなれました。
──実際に、はじめてステージに立ってみてどうでしたか?
ナ前ナ以 : 緊張で振りや歌詞が飛んでしまうこともあるって言われていたんですよ。そしたら本当に、1曲目の“拝啓ロックスター様”で振りが飛んでしまって「はっ! 次どこ行くんだっけ?」ってなったんですけど、「とにかく動かないと!」って動いたらなんとかなりました。
──初ライヴでできる動きじゃないですよ。実際初ライヴは、相当練習したことが伝わってくるパフォーマンスでした。
ナ前ナ以 : 実際に振りが飛んでしまったときは怖かったけど、ライヴはすごく楽しかったです。きっとアンコールの13曲では間違いゼロでした。

──ナ前ナ以さんのなかで、初ライヴの点数を付けるとしたら何点ですか?
ナ前ナ以 : 50点ですかね。
──意外とシビアですね。ASPというグループで初ライヴを乗り越えてみてどうですか?
ナ前ナ以 : みんな不安だったと思うんですけど、“不安”っていう言葉をいちばんメンバーに伝えてしまっていたのが私だったんですよ。だけど3人とも「大丈夫だよ」って何度も言ってくれたからこそステージに立てました。だから、もっと私もみんなを助けたいし、ASPを大きくしたいと思いました。ASPは、メンバーそれぞれキャラクターが違うし、尊敬するところがすごく多くて、私にとって大切なグループですね。
──なるほど。
ナ前ナ以 : 天狗になっているみたいでおこがましいですけど、もっとASPはいけるなと思いました。とにかく3人が心強くて、可能性があるという意味で“もっとできる”って思えるようになりました。
──たとえば、どんなところが“もっとできる”と思ったのでしょうか?
ナ前ナ以 : ファースト・アルバム『ANAL SEX PENiS』に収録されている曲のライヴ映像の自分たちの姿を見ながら改善点を探して。すると新曲の振り入れでは、お客さん側の目線で考えられるようになったというか、一動作一動作に想いや感情を入れられるようになってきたのかなと思っています。

──今回、タワーレコードでのリリース・イベントもはじめてですよね。
ナ前ナ以 : はい。はじめてです。
──特典会はどうでしたか?
ナ前ナ以 : はじめてのチェキ会だったんですけど、すごく楽しかったです。みなさんとお話しできて、私のほうが幸せをいただきました。