お客さんの中でも記憶に残る、そんな日にしたい
──リード曲の“Rising”にはどんな思いを込めて歌いましたか?
村上:“Rising”はマキモトコウスケさんが作詞をしてくれたんですけど、私たちのことをよく見てくれてるな、って思います。歌詞もすごく感情を乗せやすいです。最後の「越え進め 空向こうへ」はライヴではお客さんがシンガロングしてくれるんですよ。肩組んで歌ってくれたりもするので、ええ曲やなあって思います。最近のこの曲の煽りで「私たち3人のアンセム」て言い方をしてるんですけど、言葉にすることでお客さんの認識も変わってきてるのを感じます。お客さんも熱い思いを語ってくれる人もいるし、この曲で私たちは再始動したんだなって感じます。
──ライヴでシンガロングしているのが、曲を聴いただけでも浮かんできます。
村上:最初に歌割りを決めるときからシンガロングのつもりで3人で歌ってたよね。そこの思いがちゃんと伝わって、ライヴではお披露目のときからみんな歌ってくれたんです。リリースがお披露目当日の0時だったんですけど、みんなしっかり歌えてるから「なんで歌えるんやろ?」って驚きました(笑)。
──“Rising”はMVもかっこよかったです。
村上:撮影したとき、ゲリラ豪雨だったんですよ。昼集合だったんですけど「うちら今から撮影するん? 」ってくらい土砂降りで(笑)。「大丈夫かな? 」って思ってたんですけど、無事綺麗な映像が撮れました。たくさん走ったので見てほしいです。
川原:葛藤の中で新しい道へ進む」がテーマのMVなんですけど、2番で頭抱えて歌ってるシーンがあるんです。そこで頑張ってやさぐれたので見てほしい(笑)。
村上:めっちゃ頑張ってたね(笑)。やさぐれがいちばん似合わないもんね。
──今作のなかで、みなさんの推し曲を教えてください。
川原:川原は“misshopeless”が好きです。ショート・チューンがQuubiにできたことのが嬉しいんですけど、バックの音が爽やかで好きなんですよ。通り抜けるような感じがしますよね。歌詞も歌も好きなんですけど、後ろのドラムの音がいいんです。バンド・セットでやると最高ですね。
村上:村上は“RESIST”ですね。ずっと言ってるんですけど、シンプルにかっこいいですよね。仮歌の音源を聴いた瞬間に「ヤバっ! 」って思って。最初の衝撃を受けて以来ずっと好きです。いまってイントロが長いと聴かれない時代じゃないですか。でも“RESIST”はイントロのインパクトがすごいので、飛ばさずに聴いてほしいです。
藤宮:私も“misshopeless”なんですけど、最近は“Way Away”があがってきてますね。この曲は平地 孝次さんとマキモトコウスケさんが作ってくださったんですけど、3人のことをしっかり見た上で作ってくださったことがすごく嬉しいです。改めて歌っていくとじわじわと愛が高まってきます。曲の切り替え部分が目立つ曲です。個人的には1番のラップの部分はリズムが好きって言われます。

──今作には、最後に“Legendary -2024-”として初期の楽曲の再録版も収録されています。
村上:“Legendary -2024-”は待望の再録で、お客さんも喜んでくれて嬉しかったです。デビュー当時の音源と比べると誰?って感じだと思います(笑)。うちら自身も最初の頃の曲はもう一回録り直したいよねって言ってたので、このタイミングで出せてよかったよね。
藤宮:今回やっと再録できて、耳に馴染ませることができたんじゃないかなと思います。
川原:“Ragnarok”も絶対再録したいね。
藤宮:出てから数年聴いてないよね。
村上:ライヴでしか聴いたことない人が音源聴いたら「違う曲なんじゃない? 」って思うよ(笑)。
川原:当時は声が可愛すぎて“Ragnarok”に似合わない明るさが出ちゃってるからね(笑)。“Legendary -2024-”の評判次第で出るかもしれないので、みなさんたくさん聴いてください(笑)。
──2月には代官山UNITで「Rising Game Tour EXTRA」と称したワンマンライヴが開催されます。最後に意気込みをお願いします。
村上:今回は追加公演という位置付けではあるんですけど、私的には3人で挑んだツアーのファイナル、集大成だと思ってます。昔の記憶が薄れていく中で何を残せるかって考えたときに、お客さんの中でも記憶に残る、そんな日にしたいです。ひとつの節目だと思うので、良い日にしたいです。
川原:これまででいちばんの集大成にしたいです。とにかくお客さんにいちばん楽しいって思ってもらえるライヴにします!
藤宮:3人体制の集大成として次に繋げていきたいです。Quubiとしてのひとつ節目になったらいいなと思います。

新たな魅力を生み出したセカンド・アルバム
LIVE SCHEDULE
〈Rising Game Tour EXTRA〉
2/15(土) 東京・代官山UNIT
Open16:00 / Start17:00
Quubiディスコグラフィー
PROFILE:Quubi
ミクスチャーロックグループ
ラップロックをベースに、スクラッチやストリングスなどの要素を取り入れており、 作家は固定にせず、PassCodeのサウンドプロデューサー平地 孝次や、 我儘ラキアなどに楽曲提供をしているthug.、 関西を代表するミクスチャーロックバンド MELLOWSHiPの$ENKIN(Vo./Gt./Rap.)など、 様々なジャンルを得意とする作家陣から提供を受けてるため、幅広い楽曲を実現させている。
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