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INTERVIEW : FES☆TIVE

元気の良いフロアと共に生み出す、アグレッシヴなライヴがFES☆TIVEの魅力だ。そしてそのパフォーマンスの熱さの根源は、彼女たちのストイックな姿勢にあると思う。ダンスにおいても「誰もできないと言わないで、できるようになりたい」と熱意を持って楽曲に向き合い、観るものに届けていく。このアティチュードがあるからこそ、彼女たちは軸がブレずに活動し続けられるのだと思う。2024年を迎えても、ますますパワーアップしているFES☆TIVE。その勢いは止まらない。
インタヴュー&文 : 西田健
写真 : MANAMI
やっぱりひとつのライブを作り上げるって良い
——先日2023年12月4日にはZepp Diver Cityにて〈FES☆TIVEワンマンライブ-コズミック祭り大革命-〉が開催されました。どんなライブになりましたか?
土光瑠璃子(以下、土光):緊張しましたね。「コズミック祭大革命」のお披露目もこの日だったんですよ。でもそのお披露目が終わった後から、すごくリラックスしてライブできました。
髙木ゆりあ (以下、髙木):段取りで頭の中がいっぱいだったので、一瞬で時間が過ぎていきました。昔の曲のメドレーもあって、新旧の曲を楽しんでもらえたと思います。Zepp衣装をリメイクして、パワーアップもしていたので盛り沢山でした。
本多しおり(以下、本多):加入して初めての屋内でのワンマンライブだったんですけど、メドレーに早着替えに新曲披露とすごく忙しかったです。お客さんもたくさんいて、感動しました。コールもいっぱいで、楽しかったですね。


——印象に残っている場面はありますか?
青葉ひなり(以下、青葉):私はオープニング映像が1番よかったです。リハーサルでは背景の演出とかを全て見られているわけではないんですよ。それでライブ終わって映像見たら、「オープニングがクライマックスだわ」ってくらい、オープニングが良すぎましたね。
——映像はすごく凝っていましたよね。
八木ひなた(以下、八木):最後のエンドロールで、その日のライヴをそのまま撮って出ししてもらったんです。最後の挨拶の映像も使われていて、私たち自身もびっくりしました。たくさんの人が関わってくださっているんだなと実感できましたね。
青葉:屋内のワンマンが1年半ぶりで、ファンの人も私たちもとても待ちわびていたと思うんです。ライブを作り込むのが、1番アーティストだと感じる瞬間なので、思い出深かったです。
土光:やっぱりひとつのライブを作り上げるっていいんですよね。そのためにレッスンも頑張っているし、ひとつのライブのためにすごく時間をかけられるのは嬉しいです。
——もう年は明けてしまいましたが、昨年2023年を一言で表すとどんな年でしたか?
八木:漢字一文字で言うと「余」ですね。2023年は余裕をもって活動するのが目標で、出だしはうまくいっていたんです。でもZeppワンマンの練習が毎日大変で、やっぱり余裕はなかったですね。だからこそ2024年は余裕をもちたいですね。
髙木:私は「嬉」という漢字が思い浮かびました。2023年からは声出しができるようになって、コールが聞けたり、顔の表情が見られたりして、懐かしい気持ちにもなりました。コロナ禍以降に出会った人たちの素顔も知れるのが嬉しかったですね。
青葉:私は「アクティブ」ですね。FES☆TIVEの名前の由来って「フェスティバル・ポジティブ・アクティブ」の造語なんですけど、2023年はアクティブでした。2023年は自分のアイドル活動とFES☆TIVEがちょうど10周年だったんです。FES☆TIVEの活動が忙しい中で、自分から色々動きたいと思っていました。モデルのオーディションを受けたり、行動力を大事にした1年でした。
辻こはる(以下、辻):私は「挑」です。加入から1年経ったんですけど、楽しみにしていた夏フェスや、〈赤レンガ スプラッシュ祭〉を初めて経験できた年でした。〈赤レンガ スプラッシュ祭〉はたくさん水が出るイベントで、自分たちでも手持ちの水鉄砲をもつんです。それを打ちながら、歌ってパフォーマンスしたのは新しかったですね。楽しくてやりすぎちゃいました。
土光:私は「忍」ですかね。今年は特に忙しくて、そんな中でも心が折れそうだけど、休まないように頑張ろうと思えた1年でした。
本多:加入したこと自体が1番大きかったので、「加」ですかね。バタバタと過ぎていきました。濃かったです。


——さて、1月24日に17枚目シングル「コズミック祭大革命」をリリースします。衣装もガラッと変わりましたね。それぞれの衣装にテーマがあると聞きました。
髙木:私の衣装は戦士のモチーフです。セーラームーンっぽさがあるんです。今回のコズミックな要素もあって可愛いです。
八木:私の衣装は魔法少女をモチーフにしてくださっています。マントもついていてお気に入りですね。
本多:私はダイナーさんです。帽子が乗っていたり、エプロンに名前が入っていたり、クリームソーダのピアスがついたりしているので、よく見ていてほしいです。
土光:私は女王様ですね。アー写の髪飾りはゴールドの王冠です。赤と黒の組み合わせが個人的に好きなんですけど、今回の衣装がその組み合わせで嬉しかったですね。
辻:私はギャルメイドです。メイド服のエプロンがついているんですけど、靴下はルーズソックスでギャルっぽいですね。セーラー襟になっているのもお気に入りです。ギャルとメイド、2つの要素のいいとこどりです。ただのメイドじゃなくて、ギャルメイドなのがポイントですよ。
青葉:私はマーチング隊がテーマになっています。イヤリングが音符だったり、楽器っぽい金色が入っていて、指揮者っぽい衣装です。この衣装には襷があるんですけど、これは私が2023年にちょうど10周年を迎えて、今までのメンバーの意思も受け継いでいる気持ちになりますね。これまで一緒に活動してきたみんなの気持ちも背負って、引っ張っていけたらいいなと、この衣装を着て思いました。

