いまだに信じられないくらい緊張します
──5月には、2ndデジタルシングル“つまり”がリリースされます。かなりなポップな曲に仕上がっていますね。
新野:この楽曲は、誰か悩んでる時とか辛い時があっても時間をかけてゆっくり悩んでいいんだよ、私たちもいるよ、って誰かを後押しできるような曲です。恋愛だけじゃなくて、日頃の仕事や学校の悩みとかを持っている方にも寄り添って、元気づけることができる曲だと思います。誰かの支えになる曲になればいいなと思って歌っています。
佐藤:一番最初のイントロの部分で、すごい爽やかな風を感じるんです。寄り添うような優しい歌詞と、明るくて爽やかな曲調がマッチすることによって、気持ちが落ち込んでる時も心が晴れてきます。聴いていただいた皆さんにも、1日ずつ元気を出していってもらえるきっかけになる歌になったらいいなと思います。
吉川:この曲はセリフがすごく良いんですよ。まさか私たちの楽曲でセリフが入るなんて思っていなかったので、すごく驚きましたし、嬉しかったです。
──この曲は綾瀬さん、新野さんが担当している曲の間のセリフが印象的ですね。
綾瀬:私は、1番のセリフを担当しています。サビの前の一瞬空気が変わる瞬間の、大事なセリフを言えることは嬉しいです。これからもっとなんか上達していきたいという部分もあります。そのライブとかこれから増えていった時にバリエーションとかちょっと言い方変えてみたりとか、遊び心を持ってたらいいなと思ってます。
新野:聴いた方をドキッとさせられるように、いつもとは違ったクールな感じでセリフを言っているので注目して欲しいです。今後いろいろ地方に行けるようになったら、方言で言ったりすると、すごく盛り上がってくださるんじゃないかなと思うんです。そういうことにも、挑戦してみたいなと思います。



──歌詞の注目ポイントはありますか?
朝宮:私が好きなのは2番のサビの「傷ついた痛み 僕に分ければいい 楽になるだろう? 君が微笑んでくれるまで 二人きり 非常階段で」のところです。どこかこの歌の主人公の優しさを感じるんです。「2人きり非常階段で」のメロディーも好きですね。
鈴野:私もそこが好きです。傷ついた人に「大丈夫?痛い?」とかじゃなくて「僕に分ければいいじゃない?」って寄り添ってあげるような心強さがすごく素敵だなって思います。
新野:「Rain Tree」というグループ名は、レインツリーと呼ばれている大きな木が由来なんです。雨を自分の葉っぱに溜めて、その雫で育っていくように、自分で生きるための生命を与えるくらい、強く優しい存在になってほしいという願いが込められています。“つまり”を歌うときは、その由来に重ねて、強くて優しい存在を目指して歌っています。
──パフォーマンスや振り付けの注目ポイントを教えてください。
鈴野:振り付けの中に、私たちが「Rain Treeです」という挨拶のときに使っているポーズが入っているんです。「落ちた雫を握って力に変える」っていう一連のポーズなんですけど、そのポーズで手を振ったり、スカートを持ったりしているので、見つけてみてほしいです。
遠藤:振りのなかに「つまり」っていう手話が入っているんですよ。歌詞のなかの「つまり」のタイミングで手話が入っているので、ぜひ注目していただけたらなと思っています。


──現在はリリイベもたくさんやっていますよね。実際人前でパフォーマンスしてみて、心境はいかがですか?
朝宮:私はいまだに信じられないくらい緊張します(笑)。何回やっても心の奥底が緊張してしまうので、今回のシングルはちゃんと楽しんでいきたいなって思います。
──緊張ほぐすために何かやってることはありますか?
朝宮:うーん…ないです(笑)。
一同:(笑)。
吉川:私はいつも手に「人」を書いて食べてます!
朝宮:定番のやつだ(笑)。
佐藤:私は、大声を出します。自分の内のなかにあるものを「えい!」って出すような気持ちで、発声の練習も兼ねて大声を出すんです。セレクションの時にも「わーっ!!」て言った記憶があります。あとは、逆立ちしてたりします(笑)。
鈴野:私は憧れのアイドルさんの動画を見て「私はこの方みたいになるんだ」と思ってやってます。ダンスだったらME:Iの石井蘭さん、ファンの方への対応や所作は元AKB48の渡辺麻友さんを参考にしています。

