ロック魂を心に宿しておくのって実は大事なんだな
──今作は『ロックは死なない』というタイトルですが、みなさんの考える「ロック」ってどういうイメージですか?
天城：「我が道をいく！」みたいなことかな。誰に何と言われようが自分の行きたい人生を歩んでる人がロックだなと思います。私もそうでありたいです。
麻丘：サリーさんは結構ロックですよ!
天城：ほんと?ラブリー！
相川：私は楽器や邦ロックが好きなので、ロックは楽しいもの、元気を与えてくれるパワーのあるものというイメージですね。わたしはロックからそういうものを感じます。“ロックは死なない”はしっかりビートを刻んでる感じがしていて、朝聴くと「やらないと！」って思います。
麻丘：わたしはロックとは無縁の生き方をしていたので、今回の曲調もあんまり聞いたことがなかったです。でも“ロックは死なない”の歌詞を見ていたら、ロック魂を心に宿しておくのって実は大事なんだなと思いました。もうちょっとやんちゃに生きてもいいのかなというか、殻を破って生きてもいいのかなと、そう思わせてくれる歌詞だなと思いました。
──今回のシングルには、表題曲以外にも様々なテイストの新曲が収録されます。
天城：“Why are you crying?”はパラパラっぽい曲ですね。振り付け師さん曰く、パラパラ×ナナニジを目指していると言ってくださっていたので、楽しみにしていてください
麻丘：パラパラ初めてやるから、初めての文化に触れられるのが楽しみです。
──ナナニジの曲で“Why are you crying?”のような早いエレクトロっぽい楽曲も珍しいですよね。
天城：サビが分かれてるのも珍しいよね。
麻丘：サビは歌割がユニゾンなのが基本なんですけど、これはちゃんと全部分かれてます。
相川：それにこんなに英語で歌うのははじめてでした。ナナニジの曲の中でも相当英語が多い曲だと思います。
麻丘：レコーディングの時、私はサリーさんの後に録ったんですけど、サリーさんの歌ったものを聴きながら録りました。
天城：いつも英語の歌詞がある曲のレコーディングは、一番最初にされがちなんです(笑)。
麻丘：みんなサリーさんの英語の発音を参考にしていますよ! 頼もしいです。
──“Why are you crying?”はセリフも印象的ですよね。
相川：「泣くな！」の一発目は私が言っています。一応ちゃんとカッコよく言ったつもりです。最後の「心のギターを」のところは、このふたり(天城と麻丘)がめっちゃかっこいいので、じっくり聴いてみてほしいです。
天城：絶対ライヴ映えする曲だと思う。
──“嫌われるということ”のセリフもすごく良いですよね。
相川：この曲は最初聞いた時驚いちゃいました。
天城：以前も“命の続き”という曲でセリフがたくさんあったんですけど、それは早いテンポじゃないから覚えるのも簡単だったんです。でも“嫌われるということ”はひとりでも間違えたら共倒れしてしまうくらい、言葉が詰め込まれているから大変ですね。
相川：ちゃんとテンポに合わせてみんながセリフを言ってるからね。ミスったらどうしようって、ドキドキしちゃう。
麻丘：ぜひライヴに来て見てほしいですね。
──“地獄一丁目”はレトロ・ポップな楽曲ですね。
麻丘：昭和アニメのオープニング感っぽい曲です。
相川：「ネオンライト!」って感じがするよね。
天城：歌詞のなかの「OMG」と「IDK」のところがメンバーの中で話題になったんです。OMGは「Oh, my god」、IDKは「I don't know」の略です。
相川：1番のAメロ、Bメロを歌っているのが麻丘さんと天城さんと、望月りのちゃんなんですけど、この3人は歌声が強いんです。だからこういうレトロな感じが合うなと思います。
麻丘：この曲では、私が最初の歌割をもらったんですけど、他の曲のテイストを聞いた時に、私がこの歌割をもらったのが納得だなと思いました。私は元々声量が大きいので、この曲ではそれを遺憾無く発揮して全力で歌いました。
