これが6人の最初の作品というイメージです。
──同期の刀歌さんはどうですか?
翠山:MAPAとしての活動がはじまってから、私のメンタルが落ちていたときは、くる美に励まされながら頑張りました。
刀歌:「宇宙人だな」って思いながら励ましてあげてました(笑)。
──MAPAで好きな曲はありますか?
翠山:日によるんですけど、“Snowbud”は好きです。今日は“いもうと”を聴いて取材に来ました。
紫凰:“いもうと”が好きなイメージはあったけど、なんか落ち込んでるのかと思っちゃうよ(笑)。
翠山:特にそういうわけじゃないんですけど、ライブの映像を確認してたら、無限にループしてました(笑)。
──普段からMAPA聴いてるんですか?
翠山:聴いてますし、カラオケでも歌います。最近はもう普段からMAPAしか聴いてないです!
──そんなにMAPAが好きなんですね。では作品についての話に移ろうと思います。2024年8月20日には、6人体制初のアルバム“SIIX SENCE”がリリースされます。衣装も新しくなりましたね。
古正寺:今回もAMNIさんが衣装を作ってくれました。メンバーそれぞれに今までのリリースした6枚のCDのモチーフを入れてくれたんです。
紫凰:『四天王』がみさ姫、『麒麟♡タイム』が笑夢、『Calling box』が古正寺、『怪獣GIGA』がくる美、『らぶぴ』が私(紫凰) 、『Snowbud』が茉世です。

──それぞれ楽曲を背負っているんですね。今作には、新曲が2曲に、これまでにリリースした12曲を6人バージョンで再録した全14曲が収録されています。
古正寺:シングルとしてリリースした曲が沢山入ってるので、アルバムとしてはかなりボリューミーだと思います。4人の『四天王』から、6人の『SIIX SENCE』に拡張したイメージです。
──新曲“絶対運命ごっこ”は、かなりMAPAらしい楽曲に仕上がった楽曲ですね。
古正寺:これが6人の最初の作品というイメージです。こんなに歌割が細かいこともないですね。
翠山:音に対して言葉がたくさん詰まっていて難しかったです。
刀歌:サビの音が高かったです。この曲はレコーディングのとき、サビを7回歌って重ねたんです。だからかなり壮大になっています。
古正寺:重ねること自体はあるけど、7回はなかなか無かったですね。こういうことも6人体制になったからこそできたことだと思います。この曲はBメロからサビの爽快な感じが好きなんですよね。今回MAPAで初めて全部下のパートを歌ったんです。繋げて歌うと感情が乗っていくのが良いですね。
──もう1曲の新曲“デートを壊せ!”は、「プリクラなんて恥ずかしいのは写真より落書きなんだよね」の歌詞がかなり共感できました
神西:プリクラ落書きしない世代だからわからなかったです。
──え! そうなんですか!?
翠山:しないですよね。でも小学生のときは、1回しか遊んでないのに「ズッ友! 」って書いたりしてました(笑)
──“デートを壊せ!”は歌詞もそうですけど、楽曲自体もかわいいですよね。
宇城:めっちゃ可愛い女の子の歌なので、「一皮脱ぐか! 」という気持ちで歌いました。 MAPAはキー高めなことが多いんですけど、可愛いのに落ち着いたキーで好きな音程感です。セリフが続いてるのも可愛くて、歌ってて楽しい曲です。

──そしてさらに他己紹介ソングの“MAPA応援歌”が6人体制の“シン・MAPA応援歌”へとアップグレードされましたね。
紫凰:面影は残ってるけど、内容はかなり変わりましたね。
古正寺:この曲、私のパートのところだけ、なんかすごくないですか?
──確かに(笑)。
宇城:アルバム全体通しても、この曲の古正寺のパートだけ、ノリがちょっと違うんです。作詞した大森(靖子)さんの欲が入ってますね(笑)。メンバーの紹介のあとに一言、みたいな流れがあるんですけど古正寺パートのところで、レコーディング時に大森靖子さんがきゃーきゃー喜んでました。早くライブで聴きたいんだろうなって(笑) 他のメンバーのパートはキャラに合わせて書いてるんですけど、古正寺のパートは多分願望が混ざってるよね(笑)
古正寺:「大森靖子」って当て書きがすごいで有名なんですけどね(笑)
宇城:この部分だけでもいっぱい聴いてます(笑)
──旧BiSの再結成ライヴでも、古正寺さんの自己紹介のときに、大森さんがリフトで上がっていたのが話題になっていましたよね。
古正寺:最初は全然気づかなかったんですけど、ウイぽん(ファーストサマーウイカ)が、びっくりしながら見ていて、私も「大森靖子!?」って思わず言っちゃって(笑)。過去にも私の自己紹介のときに、大森さんがリフトで上がってくれたので、多分それの再現をしてくれたんですよね。今は一緒に仕事をしているプロデューサーであり社長でもあるけど、その頃はBiSをやっていた当時の気持ちに戻りましたね。しかも大森さんって、前日まで、自身のワンマンで、ものすごいライヴをやられていたんですよ。そういうところがやっぱ可愛いなって思いましたね。
翠山:私も見ていたんですけど、リフトで上がっている大森さんの背中がかっこよかったですね。でもそのあと、財布落としちゃったみたいで、ジャラジャラお金が散らばってました。
古正寺:やっぱあの人、超天才だな(笑)。
──さらに、2024年8月19日に〈渋谷WWW〉で「MAPA TOKYO SUMMER SHOOOOOOTER 2024」というワンマンライブが開催されます。
紫凰:〈渋谷WWW〉はMAPAとして、最初のワンマンの場所なんです。あの頃から進化した私たちを見せたいです。
翠山:いまは新メンバーという感じがあると思うんですけど、それを感じさせないくらい、同じ土俵に立って大きくなりたいですね。
刀歌:前回はパフォーマンスでも集客でも戦力になれていなかったので、今回はしっかり頑張りたいです。
古正寺:前回はコロナ禍だったので、制限されていた部分もあるんですけど、いまはキャパシティもかなり広がったので、その分会場を埋めたいです。旧BiSの再結成ライヴには、歌舞伎町のシネシティ広場に3000人以上いたじゃないですか。みんな来てくれてもいいと思うんですよ。いま私はMAPAというグループで頑張っているところを見せたいですし、新しくなったMAPAの『SIIX SENCE』を表現しますので、ぜひ遊びにきてください!


編集 : 西田健, 草鹿立
MAPAニューアルバム、ハイレゾ配信中!
LIVE INFORMATION
〈MAPA TOKYO SUMMER SHOOOOOOTER 2024〉
2024年8月19日(月)
〈渋谷WWW〉 開場18:15 開演18:30
〈THE MAD PARTY〉
2025年1月17日(金)
〈めぐろパーシモンホール 大ホール〉 開場17:30 開演18:30
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MAPAディスコグラフィー
新→古
PROFILE : MAPA

コショージメグミ(ex. Maison book girl)が”古正寺恵巳”として結成したグループであり、「MAPA」とはMADPARTYの略。2021年11月9日発売のデビューアルバム『四天王』から現在まで全曲が超歌手・大森靖子によるプロデュース・作詞・作曲で、リリースの都度新曲を書き下ろしており、そのアレンジを大森靖子の盟友・sugarbeansが編曲を務め、今まで披露されてきた楽曲は様々なジャンルを網羅したと言っても過言では無いほど様々な音楽性で溢れており、各楽曲の世界観をギター・設楽博臣、ベース・千ヶ崎学、ドラムス・張替智広、ピアノ・sugarbeans、コーラス・大森靖子の「四天王バンド」という最強の布陣で紡ぎ出している。振付に関しては全曲、舞踊・振付家の山之口理香子が担当し、ダンス面でもMAPAの世界を表現している。衣装は気鋭のファッションブランド「AMNI」が、4人それぞれの色をドレスコードに、各リリース作品のテーマに基づく表現を毎度展開している。デビューから今までの間、精力的なリリースを重ねる中で2023年の夏には、METAMUSE(現、ZOC)とのスプリット作品『いちご完全犯罪/猫の国』のリリースを発表し話題を集めつつ、同年冬には全国6都市を巡る「Snowbud Tour」を開催し、その渦中で新メンバー刀歌くる美・翠山みさ姫の加入を発表し、更なる注目を集めた。現6人体制で活動中となる中、満を持しての新体制となる初のCD作品「SIIX SENCE」(読み:シックスセンス)のリリースを発表。これからの動向に更なる注目を集める中、2025年1月17日(金)に自身最大級となるキャパシティでのめぐろパーシモンホールでのワンマン公演を控えている。
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