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INTERVIEW : MAPA

僕が6人のMAPAとしてのはじめてのライヴを見に行ったとき、なんだかすごく安心したのを覚えている。先輩4人が作り上げた世界はそのままに、それが新たに広がった気がしたからだ。新たにリリースされるアルバム『SIIX SENCE』を聴いたときも、それを強く感じた。MAPAの世界はどんどん拡張していくことだろう。快進撃は、ここからだ!
インタビュー&文 : 西田健
撮影 : まくらあさみ
大きく変わるというか、より良く変化できた気がします。
──MAPAは、2024年1月13日に、東京・Spotify O-WESTで開催された『TOKYOPINKFES 特別編』にて、新メンバーの刀歌くる美さん、翠山みさ姫さんが加入して、メンバーが4人から6人になりました。
古正寺恵巳(以下、古正寺):賑やかになりましたね。イベントに出演したときも、他のグループの子から賑やかになったねって言われます。
紫凰ゆすら(以下、紫凰):ファンの方からは、「一層華やかになって、MAPAの世界観がよりクリアになったよね」みたいな反応をいただけました。すごく嬉しいです。
神西笑夢(以下、神西):ファンの方も最初は戸惑ってる人もいたけど、今はいい感じです。大きく変わるというか、より良く変化できた気がします。そのおかげで受け入れてもらえたのかなと思います。
宇城茉世(以下、宇城):みさ姫とくる美の歌声がすごく良いんです。ユニゾンの感じも良くなったし、個性が際立つ感じがします。例えば、“聴く薬”もパーティー感が出てきました。あとは、今回6人になって振り付けをかなり変えたんです。“いもうと”では、4人ではできなかったことが6人でできるようになって、MAPAの世界観を広げていける感じがしました。
──新メンバーのおふたりは、MAPAとして活動してみてどうですか?
刀歌くる美(以下、刀歌):想像してたより、先輩メンバーがワイワイしてました。仲良いんだなって思います。
翠山みさ姫(以下、翠山):楽屋でも、井戸端会議みたいな感じで話してますよね。
宇城:確かに、イメージよりは和気藹々としてるかもしれない。


──今回はせっかくなので、新メンバーのおふたりにまずは話を訊いていきます。まず、刀歌さんはアイドルになる前、どんな音楽を聴いていたんですか?
刀歌:中学生の時から、WACKのアイドルの曲ばかり聴いていました。ZOCとかも聴いてたんですけど、やっぱりWACKが多かったですね。WACKのオーディションも受けていたんですけど、全然受からなくて…。それで他にも色々と受けていて、『OUT OF 48』(AKB48現役メンバーおよび研究生と、一般応募者が同じ選考条件で行われるオーディション番組)にも参加していました。それも最終審査まで行ったんですけど、結局落ちてしまいました。
──それから、MAPAやZOCも所属する、大森靖子さんが代表を務める音楽事務所「TOKYO PINK」のオーディションに参加します。
刀歌:最初は「試しに受けてみようかな」みたいな軽い気持ちでした。3次審査のとき、MAPAのメンバーと会って“怪獣GIGA”をパフォーマンスしたんです。そこで「なんていい曲なんだ!」って思って。その時にMAPAとして“怪獣GIGA”を歌いたいなって強く思うようになりました。


──先輩メンバーからみて、刀歌さんのオーディションの時の印象はどうでしたか?
古正寺:今回の「TOKYO PINK」のオーディションを受ける子って、ガーリーな子が多かったんです。でもそのなかでひとりだけ、少年みたいな子がいるなーと思ってみていました(笑)。スタイルが良くて目立ってました。
刀歌:みんな派手だったから、私全然目立ってないと思ってた。
紫凰:古正寺は、オーディションの時から、くる美を気に入ってたよね。
古正寺:内緒だったんですけど、実はこっそり目をつけてました(笑)


──いまMAPAに入ってみて、先輩メンバーの印象はどうですか?
刀歌:ゆすらさん(紫凰)はお姉ちゃんみたいな感じですね。たくさんお世話してくれるんです。
紫凰:世話してるつもりはなかったんですけど、にじみ出ちゃってますね(笑)。いままで後輩との接し方がわからなかったんですけど、積極的に話しかけてくれるから可愛いって思っちゃいますね。
──神西さんはどうですか?
刀歌:笑夢さんは、最初はあまり喋らなかったんですけど、想像よりも話しやすかったです。ふたりで帰りが一緒だった時も緊張するかなと思ったんですけど、楽しかったです。もっと仲良くなりたいです。
神西:本当にそうですね。仲良くなりたいです(笑)。


──古正寺さんは?
刀歌:古正寺さんは元々知っていて、SNSとかも見てたんです。だから最初は近くにいることが違和感がありました。「本当に存在してるんだ! 」みたいな感じでした。でも身長が似てるから、パフォーマンス面でも参考にしていて、いつもかっこいいなって思って見てます。
古正寺:ふふふ(笑)。
紫凰:なんでそんなに照れてんの(笑)。


──宇城さんはどんな印象ですか?
刀歌:茉世さん(宇城)は一番仲良くて、気が合いますね。一緒に遊んでくれるお姉さんみたいな感じです。この前も40,50時間くらい一緒にいました。
宇城:空気感が似てるのか、喋ってなくても気まずくないんです。この前もふたりでディズニーランドに行きました。仲良しです。
──同期の翠山さんはどうですか?
刀歌:別の人種ですね。性格が違いすぎて、「こんな人もいるんだ」って感じです。宇宙人みたいです。でも好きです。
翠山:自分では超まともだと思ってるんですけど(笑)。
──MAPAで好きな曲はありますか?
刀歌: “Satie”をよく聴いています。今まで聴いたこと無い感じの曲だけど、好きですね。「あの日描いたステージへ 届くまで僕は歌いたい」という歌詞が特に好きです。
古正寺:“Satie”の歌詞はほとんど私が書いているので、こういう風に言われると嬉しいですね。
宇城:ライヴで歌うと、“Satie”はすごくくる美に似合っていて、歌声が映える曲ですね。

