背中を押してくれる応援ソングのような曲
──紫陽花は降らない、としての活動がスタートして2ヶ月くらい経ちましたが、実際に活動してみてどうですか?
郡山 : みんな雰囲気が似ていて、温かい空気がありますね。でも性格とか個性はみんなはっきりバラバラなんですよね。協調性もありつつ、それぞれの良さを出してくれるグループなのかなと思います。

──なるほど。ではメンバーそれぞれのいまの印象をお伺いします。まず、颯 詩⾳さんから。
郡山 : 詩⾳は“ふしぎちゃん”ですね。最初は何考えてるか分からないなって思ってたけど、しっかり自分の考えを持ってる芯の強い子だなって思います。この前は一緒に日高屋に行ったんですけど、そのとき食べ物の好みはめちゃくちゃ合うなと思いました。
──次は、花⾕ 杏菜さんについてお願いします。
郡山 : 杏菜はもう「優しい」ですね。包み込んでくれるような優しさで、「うんうん」って相槌をうってくれるんです。初めて会ったとき、顔が美しすぎて「ビジュアルすごいな」って思ったんですけど、性格も本当に女神みたい。気遣いもできて、周りが見えている子ですね。あと、たまにボソッと面白いこと言うんですよ、それが好きです。
──唐澤 ひかりさんはどうですか?
郡山 : ひかりは“ザ・アイドル”ですね。前に活動してたグループのときから知っていて、まさか一緒にアイドルできるとは思ってなかったです。私、不安を感じやすいタイプなんですけど、ひかりがいると安心できます。「ポンコツ」って言われてるんですけど、実はすごくしっかりしてます。天然なところもあるんですけど、それも含めてすごくかわいくて頼れる存在です。



──⼩河 ⼼優さんについてはいかがですか?
郡山 : ⼼優は妹キャラっぽいんですけど、すごくしっかりしてます。メンタル落ちてるときに「大丈夫?」って優しく声かけてくれるんです。あと、激辛料理が得意で、ペヤングの「極激辛」とかも完食しちゃうんです。私も辛いの好きなので、いつか対決したい(笑)。あと、オヤジギャグが好きなんです!私もオヤジギャグ言うので、ふたりで言い合ってます(笑)。
──仲 ありすさんについて教えてください。
郡山 : ありすは、最初にあじふらいのグループLINEができたときに「お笑い担当やります!」って自己紹介してくれたんです(笑)。実際めっちゃおもしろいし、ずっとニコニコしてて、ずっと何かしゃべってますね。ありすも私もアニメが好きなので、「リゼロ(Re:ゼロから始める異世界生活)」の話で盛り上がって、仲良くなりました。あと、考え方もすごい似ていて、MBTI診断が私とありすは同じENFPなんですよ。私はたまにINFPも出るので、E(外交的)とI(内交的)の間くらいなんですけど。ありすは初対面の人ともガンガン行けるタイプですね。


──メンバーに言われて嬉しかったことはありますか。
郡山 : この前、私の誕生日にちょうどリリースイベントがあって、その時のMCで、メンバーみんなが「私の好きなところ」を一人ずつ話してくれたんですよ。そういう機会ってなかなかないので、嬉しかったです。あとこの前、詩⾳と一緒にラジオに出演したんです。その時にお互いを紹介するコーナーがあって、詩音が私のことを「意外と毒舌」って言ったんですよ。最初は「そう見えてたの?」ってびっくりしたんですけど、「“毒舌アイドル”いいな」って思って、ちょっとそれいいかも、使ってみようかなって思っています(笑)。
──毒舌アイドル(笑)。たしかに面白いかもしれないですね。
郡山 : 元乃木坂46の齋藤飛鳥さんも以前、そういうキャラでやられてた時期があって、ちょっと憧れていたんです。だから、ニコニコで中和しながら、そっと毒舌を(笑)。あと私、『コジコジ』(さくらももこ作の漫画)がめっちゃ好きなんですけど、コジコジってニコニコしながらズバッとストレートに言うじゃないですか。ああいう感じで、実写版コジコジを目指していこうかなと(笑)。

──先日開催されたデビューライブはいかがでしたか?
郡山 : やっぱりすごく緊張しちゃいましたね。もともと性格的に緊張しいなので、舞台裏で心臓バクバクしてました。でもメンバー・カラーの緑色のペンライトが見えたおかげで、少し緊張が落ち着きました。
──ライブでも披露されていましたが、あじふらいの楽曲についてどう感じていますか?
郡山 : サウンド・プロデュースを少年Tさんが担当してくださっているんですけど、もともと小さい頃から少年Tさんのことも知っていたんです。まさか楽曲を提供していただけるとは思っていなかったので、本当に幸せだなって思いながら歌っています。
──どの曲もそれぞれ印象が違いますよね。
郡山 : そうですね。たとえば“⻘春の栞”や“雨音に咲く”は、グループのテーマ「紫陽花は降らない」を象徴するような楽曲で、私たちらしさが詰まっていると思います。一方で“君は君を往け”や“私が来た”はポップな感じで、背中を押してくれる応援ソングのような曲ですね。
──せっかくなので、MVの見どころも教えてください。まず“⻘春の栞”のMVについて。
郡山 : そうなんです。撮影当日は雨が降っていたんです。私たちってライブの日とか撮影の日、雨が多いんですよ。グループ名「紫陽花は降らない」にぴったりですね(笑)。撮影の日がかなり寒くて、ストーブ囲みながら「寒い~!」って言ってました。私は衣装が長袖だったので、割と頑張れたんですけど、半袖の子たちは大変そうでした。
──それも青春っぽいですね(笑)。
郡山 : 休憩中に定食屋さんのお弁当を食べたんですけど、全員違うお弁当選んでたんです。ちなみにアジフライ弁当はあったけど、誰も選ばなかったですね(笑)。
──グループの略称「あじふらい」なのに(笑)。好きなシーンはありますか。
郡山 : 紫陽花をイメージした花びらが風で舞う中で踊るシーンが本当に綺麗で大好きなんです。花びらは毎回集め直して、もう一度撒いて、って何回もやったんですよ。それも楽しい思い出です。