褒められたら、たまたま「ラッキー」
──ライヴでは新曲もたくさんやっていましたね。「こういう引き出しもあるんだ」という驚きもありました。
守乃:ゆっくりめの曲もやりましたね。ピアノメインの曲とかは、私のピアノだけでは表現できないのを、「キーボードのまもさん」にお願いしますってやってもらったり。私のデモ音源にベースが入ってない曲も「ベースのまもさん」が全部入れてくれて、すごく進化したんです。人と人、支え合ってます。
──すごくバンドっぽいですね。
守乃:そうなんです。ありがたいです。ライヴをやったことで、スタジオで合わせるだけじゃ気づかないこともありました。レコーディングとかも「他のまもさんたち」と一緒にレコーディングしてるんです。素直に皆さんの意見を取り入れてめっちゃ良くできたりするのが楽しいです。そんなことできるなんて。私そんなことできなかったから。嬉しいです。今生きてて。まあ成長してるのか、丸くなったのか…。ちょっと悲しいんですけどそこは。まぁでもとりあえず楽しいです。
──楽曲制作とライヴはどっちが楽しいですか?また別の楽しさですか?
守乃:別の楽しさですね。人とやる、楽曲制作は己との闘いって感じなんですけど、ライヴとかスタジオだと、その音源を「皆さんお願いします」って「わー」って広がる未来って感じです。
──ちなみに曲を聴いてもらうのってすごく楽しいですか?
守乃:楽しいです! すごい自信作の時とかはすごいわくわくします。あ、でも押し付けないようにしようと思いながら「聴いてください」って思っていて。褒められたらラッキーぐらいで、「聴いてください(控え目に)」って感じで聴いてもらってます。
──反応は気になるタイプですか?
守乃:いや、そんな気にしないかもしれないです。自分の中でいいって思ったらいいなっていうのがあって、プラス褒められたらめちゃくちゃ嬉しいんですけど、でもそれはたまたま「ラッキー」ぐらいで。自分の中で「めっちゃ最高」ってなってたらそれで完結することが多いです。
──反応がよかった曲はありますか。
守乃:"Dogma95"は良かったかも。デモのとき、オシャンティーなギターが弾けなかったので、「ギターのまもさん」に「オシャンティーな、あの踊ってる感じで」ってお願いしたら、すごく進化したんです。ギターソロとかも神です。けっこうガチガチに歪ませてる曲じゃないんで、さわやかで踊ってます。
──お客さんを踊らせたい気持ちはありますか?
守乃:踊らせたいって思ってもどうやって踊るんだろうと思うんですよ。やりたいんですけど、もうちょっとレベルアップしてそういうのどんどんやりたいんですけど、まだちょっと精一杯です。

──なるほど。これから目標とする大きい会場はありますか?
守乃:えー、それは、やっぱ日本武道館ですかね。武道館。あー、出れたら人生嬉しいですね。生きててよかったと思うと思います多分。
──ちなみに武道館には行ったことありますか?
守乃:あります。斉藤和義さん中心に色んな人が出る、ライヴにお母さんと観に行きました。斉藤和義さんも好きで、お母さんが聴いてて一緒に聴いてたのでそれで一緒にライヴ行きました。加山雄三さんとかが出ててすごかったです。
──すごい豪華(笑)。ライヴを観るのも好きですか?
守乃:はい。好きです。学生の時はモッシュとかもやってました。でも背が小さいので何も見えなくて。カリスマたちをこう。みんなの隙間から見るのとか楽しかったです。
──最後に読者の方にメッセージをお願いします。
守乃:いつも感謝しております。皆さんどうか健康でいてください。寒かったり暑かったり世界が大変なことになっておりますが、だからどうか皆さん健康でいてください。またもしよかったらライヴにも来てみてください。よろしくお願いします。

守乃まもワールド全開の1枚
編集 : ニシダケン
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