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INTERVIEW : SKE48(井上瑠夏、大村杏、坂本真凛)

パフォーマンスのグルーヴも団結力もますますパワーアップしているSKE48。今回のシングル「Tick tack zack」のMVでは、そんな彼女たちの姿を存分に感じることができるだろう。変化を続けるグループのなかで、常に切磋琢磨している彼女たちの目は輝いている。ぜひ、SKE48の魅力に釣られてみてほしい。
取材&文 : ニシダケン
写真 : MANAMI
今度はみんなで釣りに行こうか
──昨年2024年はみなさんにとって、どういう年でした?
井上瑠夏(以下、井上) : 私はアイドルはじめて9年目なんですけど、いちばん充実していた1年だったなと思います。地元の熊本で、たくさんお仕事ができましたし、全国放送の歌番組に出演させてもらったり、写真集「僕から先に言わせてくれ」を出させてもらったり、アイドルとしていちばん輝けた1年だったんじゃないかなって思います。
──初の写真集をつくってみて、いかがでしたか?
井上 : 自分が写真集を出せるなんて思ってなかったですし、そんな夢のようなことが起きたので、ファンの方にもすごく喜んでいただけたんです。なので去年は「写真集の1年」みたいな感じでしたね。写真集を通して新しい自分の一面を見せられたんじゃないかなって思っています。長年の夢が叶いました。
──どんな一面を見せることができましたか?
井上 : 私のすべてを見せられたんじゃないかなと思います。熊本県の地元の小学校で撮影したり、いろんな経験をしたんです。熊本は海や森とか、自然も豊かな土地なので、そこも味わってもらいたいです。発売から数ヶ月経った今でも「写真集買ったよ」って報告を受けるのが、すごく嬉しいです。これからもたくさん活躍できるように頑張りたいなって気持ちも生まれました。写真集を通して、SKE48をさらに広めたいっていう気持ちも強くなりました。
大村杏(以下、大村) : 写真集、すごく良かったですよ!!
坂本真凛(以下、坂本) : うん。可愛かったよ!
井上 : ありがとう! このふたり(大村&坂本)は自腹で写真集を買ってくれたんです。しかも発売日にゲットしてくれたんですよ。メンバーに見られるとちょっとドキドキしちゃうんですけど、すごくそれが嬉しかったです。本当にもう幸せすぎて。でもこれからはチームがふたりとも離れちゃうので、それがすごく寂しいです。


──大村さんはいかがでしたか?
大村 : 私は人生が変わった1年でした。研究生から昇格させていただいて、選抜メンバーにもなったんです。高校も卒業しましたし、いろんな雑誌に掲載していただいたりもしました。SNSで自分を発信する場が増えたのも、すごく嬉しかったです。昇格してTeam Sに加入して、先輩方と一緒にツアー〈SKE48 SUMMER Tour 2024〉ができたのがすごく楽しくて人生がガラッと変わった一年でしたね。
──ひとつステップアップした年だったんですね。
大村 : 去年の1月あたりに研究生公演がスタートして、「制服の芽」という公演があったんですけど、そこでセンターをさせていただいたことも大きい出来事でした。公演のセンターって、すごく大事なポジションなんですけど、それを目指して一生懸命頑張ってきたんです。だから初日のステージに立った時が忘れられなくて。「制服の芽」って代々大切にされている公演ですし、それを今この時代にもう一回やることに、大きな反響もありましたし、他のAKB48グループのファンの方も来てくださって、それがすごく嬉しかったです。「懐かしい気持ちになった」みたいな声をすごくいただいて。「昔ながらのSKE48を体現していて良かったよ」と温かい言葉をかけていただくことも多かったです。
井上 : 「制服の芽」は、杏がどこにいても、彼女の居る場所がセンターになるような公演でした。私が初めて見ていたら、絶対杏推しになってるくらい、一瞬で虜にしてしまうほどのパフォーマンスで素晴らしかったです。杏だけじゃなく、みんながすごく輝いていて刺激をもらいました。みんなキラキラしていたし、そしてどこかギラギラもしていた気がします。
坂本 : わかる。ギラギラしてたよね。普段Team Sで〈愛を君に、愛を僕に〉公演のときに、杏が近くで踊ってるんですけど、パフォーマンスの迫力がすごいんですよ。杏のギラギラに負けないように頑張ろうって、いつも刺激をもらえています。杏は、本当にスーパースターみたいな後輩だなって思ってます。
大村 : びっくりです。めっちゃ嬉しい。ありがとうございます!!


──坂本さんは昨年2024年を振りかえってみて、いかがでしたか?
坂本 : 「愛知県」をより好きになった一年だったなって思います。私は愛知県出身で、もちろんSKE48も名古屋市の栄を拠点に活動させていただいているんです。昨年は交通安全のイベントに出演させていただいたり、地元の人とより密になった経験をしました。8期生8人で〈SKE48 8期生8人の8周年コンサート♡ぱちぱちぱーちぃ♡〉をやったことも思い出ですね。これからも愛知県の人間、そしてSKE48のメンバーとして、「名古屋のアイドルなんだぞ」ってアピールできたらなと改めて思った1年でした。
──SKE48は、昨年10月には16周年コンサート〈SKE48 16th Anniversary Festival 2024〉も開催しましたね。
坂本 : そうですね。16周年コンサートは3日間開催したんですけど、毎日セットリストが全然違っていたんです。さらに、初めて生バンドでのパフォーマンスにも挑戦しましたし、たくさんチャレンジすることが多かったです。私はSKE48に加入して9年目になりますが、今回のコンサートはこれまでで一番リハーサルを重ねたのではないかと思うほど、気合いを入れて臨みました。シャッフル公演もありましたし、SKE48全体としても新しい試みをたくさん取り入れた1年だったと感じています。新しいことに挑戦することで、ファンの皆さんにも新たな興味を持っていただけたかなと思っています。
──坂本さんが個人的に昨年の活動で印象に残っていることはありますか?
坂本 : 釣り番組(「Fishing Lover東海」)に出演させていただいたことが印象に残っています。初めての釣り体験だったんですけど、思った以上に簡単に魚が釣れて、とても楽しかったです。その番組を見た方から「こんな可愛い子が釣りをしているなんて!」という声をいただいて、ラジオにもメッセージが届いたのが嬉しかったです。地元での活動を通して、SKE48を知らなかった方々に興味を持っていただけることがとても嬉しくて、少しずつ手応えを感じています。これからも新しい挑戦を続けていきたいです。
──大村さん、井上さんのおふたりは釣りの経験はありますか?
大村 : 私も釣り堀は小さい頃行ったことがあって。ロケで本格的な釣り企画でやったことがあるんですけど、めちゃくちゃ楽しいです。餌が美味しそうで食べようって思っちゃうんですよ(笑)。
坂本 : え!?(笑)
大村 : 釣り堀用の丸めるエサも美味しそうですし、小さな魚とかエビとかも美味しそうだなって(笑)。くさいからみんな嫌がるんですけど、私はその匂いが大好きなんですよ。だからみんなで行く時は率先して餌をつけたいと思います。
井上 : 私も小学生に入る前くらいの頃、地元・熊本県の天草市の海に、朝から家族4人で釣りに行ってたんです。釣りの雑誌に家族で載ったことがあるくらいです(笑)。私は釣る側というよりも、海辺を散歩したり、人形を連れて行って遊んだりしていました。海まで行く途中の釣り屋さんとか、餌の匂いとかも結構覚えていて、懐かしいなって思います。私も一緒に釣りの仕事もしてみたいです!
坂本 : じゃあ、今度はみんなで釣りに行こうか(笑)。

