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INTERVIEW : LUCY
LUCY、なんだかすごいグループになりそうな予感がする。このインタヴューの後、そんなことを思った。それはきっと、メンバー全員のこのグループに懸ける想いが、熱かったからだろう。来年2025年1月10日東京・Spotify O-EASTで開催される、デビューライヴ〈GET UP LUCY IN LUCID DREAM〉で8人は一体どんな“新しいロック”を鳴らしてくれるのか。とにかく期待している。
インタヴュー・文：西田健
写真：大橋祐希
ここでもし話せなかったら一生後悔すると思った
──皆さんは、7~8月に開催されたLUCYのメンバー・オーディションに合格して集まったんですよね。
アヤ：はい。1次審査は書類審査、2次審査は面接、3次審査は3つのグループに分けてパフォーマンス審査を行いました。
──アヤさんから見て、このメンバーが揃ったときの印象はどうでしたか?
アヤ：1人1人がしっかり歌や踊り、音楽を届けたい子が集まったな、と思いました。あとは、人の気持ちを考えられる子たちが集まったと思っています。
──LUCYのメンバーが発表されたときは、すごく大きな反響があったと思います。
アヤ：経験者のメンバーも何人かいるのもあり、ありがたいことに期待値が上がっているのはあるのですが、正直全然安心はしていなくて。1回1回のライブやイベントでしっかり結果を出していかないといけないと思っています。
マリリン：私は「いけるっしょ」って思ってますよ(笑)! 最高のメンバーなので!
アヤ：みんな明るいんですけど、根っからの陽キャはマリリン。
マリリン：心配事が少ないかもしれないですね。
──では今回のインタヴューでは、皆さんにLUCYに入ろうと思った理由をお伺いしたいです。まずはマリリンさんから。
マリリン：私は以前さくら学院というグループで、アイドル活動をやっていたんですけど、もう1回ステージに立ちたかったんです。アイドルをやっていたのも10年以上前なので、ゼロから始める気持ちでした。歌うのが好きなので、歌にフォーカスしたグループがいいなと思っていた中、LUCYに出会って、絶対受かりたいなと。だから書類も2回送ったんです(笑)。1回目の書類を送った後、OTOTOYさんのアヤちゃんのインタビューを読んで、すごく感動して。それで改めて想いを伝えたいと思って、2回目の書類を送りました。
オーディション期間中に掲載された、アヤのインタヴュー記事
──皆さんから見たマリリンさんの印象は?
カノン：マリリンは「ニコ☆プチ」って雑誌の専属モデルをしていたので、小さいときからマリリンのことを知っていたんです。マリリンが表紙の号はまだ家にとってあるくらい当時から憧れのモデルさんです。だから、ずっと誌面で見ていた憧れの人と同じグループになれたことが今でも嬉しいしとっても光栄に思ってます。
ミイサ：私、人生で初めて好きになったアイドルがさくら学院さんだったんです。雑誌の「ちゃお」についてたDVDのエンディング・テーマをさくら学院さんがやっていたんですけど、そこで好きになりました。3次審査の待機時間があったんですけど、「ここでもし話せなかったら一生後悔する」と思って、話しかけましたね(笑)。
アヤ：マリリンは、面接で話をしたときにずっとグループ活動をしたいと思っていたらしいのですが、どんなグループに入りたいかが明確にあって、それがLUCYのコンセプトにもマッチしているな、と思っていました。3次審査のパフォーマンス審査では、思わず目がいってしまう華がすごくあり、LUCYへの熱意も伝わり、メンバーとして選ばれました。
──では次に、最年少の兎ミイサさんはどうでしょう?
兎ミイサ(以下、ミイサ)：私はずっと小さい頃からアイドルが好きだったんです。自分は見る側だと言い聞かせていたんですけど、アイドルの音楽に沢山助けられてきた人生だったので、大きくなるにつれて、今度は自分が音楽を届ける側になりたいという気持ちが芽生えてきたんです。それでオーディションを探していて、LUCYのオーディション情報を見つけた瞬間に｢これだ！｣と思って。｢ガーリッシュ・ロック｣っていうコンセプトや、公開されてるデモ音源が、自分のやりたい事そのもので、運命を感じました。その後アヤちゃんのインタビュー記事を読んで、メンバーの事をアイドルやっている期間だけでなく、人生単位で考えてくださっていることを知り、｢ここしかない！｣と思ってすぐに応募を決めました。
──ミイサさんはオーディションのときどんな印象でしたか?
ナギムー：なんか紙芝居やってたよね。
アヤ：やってた！紙芝居をめくって「餃子が好きです」って言ってた!
ミイサ：恥ずかしい(笑)。熱意を印象に残る形で伝えたくて、紙芝居を持っていきました。順番が近づくにつれて、少し恥ずかしくなったんですが、出さないと後悔すると思って一生懸命やりました。
カノン：オーディション当時からずっと感じてたけど、ミイサはすごく根性があると思います。人1番陰で努力していることは普段のレッスン中にも伝わってきます。とにかく頑張り屋さん。
アヤ：ミイサは、書類審査の書類に歌唱動画を送付してくれていたのですが、顔はめっちゃ可愛いのに、歌声がすごくカッコよくてGAPに惹かれました。実際に3次審査で歌って踊ってる姿をみて、可能性をかなり感じました。この子は化けるな、と思いました。
