これからが本当に動き出すタイミング
──11月2日にはEX THEATER ROPPONGIにて〈鈴木このみ Birthday Live 2024 ～Reweave～〉が開催されます。こちらはどんなライヴになりそうですか?
鈴木 : 今回の新曲のタイトルでもある「Reweave」をつけた通り、「リゼロ」楽曲を中心にお届けしようと思っています。私のまた違う一面を見せつつ、来てくれた皆さん誰一人も後悔させないようなライヴにしたいです。今回は見せる方にも特化できるライヴだと思うので、そういう演出とかにもこだわっています。曲の世界が広がるような、視覚的なものを用意しているので、これはぜひ実際に見て、味わってもらえたら嬉しいです。
──ライヴにおいて、鈴木さんが心がけていることはありますか?
鈴木 : 常に新しいライヴを見せたいという気持ちがあります。私は見ていて楽しいライヴが好きなんですよ。昔、母にKinKi Kidsさんのライヴに連れてってもらったときに、視覚的にも楽しいライヴってすごく素敵だなって思ったので、自分もそういうライヴをしようと心がけてます。ライヴに来た時に、耳だけじゃなく、五感を使って楽しんでもらえたら嬉しいですね。
──いま鈴木さんにとって「ライヴ」というものの比重は大きいものなんですか?
鈴木 : すごく大きいと思います、私はその一瞬しかできないものが好きなんです。もちろんレコーディングも好きなんですけど、ライヴはもっと好きですね。レコーディングは何テイクも録れるから、実験するような気持ちがあるんです。ライヴはどっちかっていうと感じたままにバーンとやっちゃうところが大きいです。ライヴは今の自分を隠せない場所です。ライヴは私にとっては生きがいですし、生きることそのものが出るって感じがします。
──これまで活動してきたなかで、鈴木さんはアニソンシンガーという大きな括りのなかでも、かなり重要なポジションになっている感じがしています。ご自身でそのあたりについて考えることはありますか?
鈴木 : そうですね。もちろん考えたりする時もありますね。「今の自分ってどこにいるんだろう」って、周りの人を見渡しながら考えることもありますし。13年歌を歌い続けて、ありがたいことにずっとアニメの曲でシングルを出させてもらうのって、あんまりないことじゃないですか。それは本当に恵まれてきたんだなって思っていますね。でも最近は自分の好きなことを貫こうという気持ちも大きくなってきました。自分がもっと大きくなることで、作品に返すことが多くなっていくといいなと感じてます。
──アーティストとして、もっと大きな存在になっていきたいというか。
鈴木 : そうですね。活動をはじめた最初の方は、「やったー! あの作品の曲を担当することになったぞ!」みたいな気持ちだけで歌ってきた感じがあるんです。でも最近はありがたいことに、大きなイベントに出ても、最後の方に出させてもらうことが増えてきました。私にそれなりの役割を期待していただいているのかもしれないなって肌で感じています。だから今の自分ができることは、「やったー!」のその先に行くべきなのかなと感じています。
──なるほど。
鈴木 : もちろん今回の「リゼロ」の主題歌を担当することはすごく嬉しいですし、光栄に思っています。でも「リゼロ」という作品に引っ張ってもらうわけではなく、ちゃんと自分の信じる道を大きく広げていって、それが逆に作品につながるようなアーティストになっていけたらいいなと、今はチームで話し合っています。
──「アーティストとして大きくなりたい」という風にマインドが変化したのは、なにか大きなきっかけがあったんですか。それともやっていくうちに変化したんですか?
鈴木 : やっていくうちにですかね。でもきっかけで言えば、アニソンの祭典である、アニサマ(「Animelo Summer Live 2022 -Sparkle-」)でトリを担当させていただいた後から、変わってきたかもしれないですね。徐々にイベントの出番が後ろの方になってくるのは、「あなたはアニメ界を背負ってくださいね」とか「きっと鈴木このみだったらここまでやってくれるだろう」と期待してくれているからだろうと思うんです。きっと自分の身の回りのスタッフさんやファンの皆さんも、今はそういう目で見てくれてるだろうし。その期待には応えたいですね。
──その気持ちが「この秋から攻めの方向で行く」にも繋がってくるんですね。
鈴木 : そうですね。これからが本当に動き出すタイミングだなって思っています。準備もしっかり万全にしている最中なので、いつも応援してくださってる方にも、初めましての方にも、久しぶりの方にも、ぜひ期待してほしいです。ぜひ皆さんも、これからも体調管理はしっかり続けつつ、スクワットとかして、一緒に楽しんでもらえたらと思います！
「リゼロ」3rd seasonのOPテーマ
LIVE INFORMATION
〈鈴木このみ Birthday Live 2024 ～Reweave～〉 ※SOLD OUT※
2024年11月2日(土)
会場：東京・EX THEATER ROPPONGI
時間：OPEN 17:00 / START 18:00
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PROFILE：鈴木このみ
1996年11月5日生まれ、大阪府出身。
2011年、第5回全日本アニソングランプリ決勝大会でグランプリを獲得し、翌2012年に「CHOIR JAIL」で15歳でデビュー。
TVアニメ「ノーゲーム・ノーライフ」OPテーマ『This game』、TVアニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」のOPテーマ『Redo』など多くのTVアニメ主題歌を担当。
2022年、ドラマチックRPG「ヘブンバーンズレッド」において誕生したXAIと鈴木このみによるラウドロックユニット「She is Legend」を結成。2023年には初の全国ツアーも開催し、全公演SOLD OUTとなる。
2023年には4年ぶりのアジアツアーを「台湾」「香港」「ソウル」「上海」にて開催。同年、10月にはTVアニメ「ブルバスター」のEDテーマ『頑張れと叫ぶたび』をリリース。
2024年1月より放送開始のTVアニメ「異修羅」ではEDテーマを担当し、「Konomi Suzuki Asia Tour 2024」開催することが決定している。
鈴木このみオフィシャルサイト・ファンクラブサイト https://www.konomi-suzuki.net/
鈴木このみオフィシャルX https://twitter.com/Suzuki_Konomin
鈴木このみオフィシャルInstagram https://www.instagram.com/konomin_official/
鈴木このみオフィシャルYouTubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCuDILZhkm3kZHownsx_wH3A
