いつかは全員で飛ぶ演出もしたいです
──冨田さんは鹿児島公演で、欅坂46の元メンバーである平手友梨奈さんのソロ曲「角を曲がる」を披露しました。
冨田:この楽曲は、自分のなかでも挑戦してみたい楽曲でした。今回のソロ曲のコーナーで自分がどのような姿をお見せしたいか考えた時に、思いっきり表現できる曲がいいなと思ったんです。この5年間の活動を経て、今だからこそ挑戦できるはずと思い披露させていただきました。
本田:本当にかっこよかった。説得力のある表現ができるのは、すごいなと思いながら見ていました。
蟹沢:本当に素敵だったよ。

──蟹沢さんは、神奈川公演で、坂道AKBさんの「誰のことを一番 愛してる?」を披露しました。
蟹沢:この曲は、リリースされた当時高校生のころから聴いていた楽曲でした。神奈川県出身の私にとって、横浜アリーナという場所は、自分の中でもひとつの節目になりますし、そこでまた新しい自分の幅を広げたいと思っていました。新たな一歩で、さらに私のパフォーマンスも深められたらと思い、挑戦させていただきました。
冨田:曲最後の余韻で、振り返ったところまですごく良かったです。
本田:萌ちゃんは横浜アリーナという広い空間でも、パフォーマンスでお客さん全員を引き込む力があると思いました。誰もができることではないので、才能と努力を改めて感じました。

──横浜アリーナ公演は、メインステージの他にも、センターステージ、会場後方のサブステージがあって、おそらく会場のどの席にいても自分の眼でメンバーが見えるという構成になっていたのが、とても良い演出だなと感じていました。
本田:会場全体を走り回るのでかなり大変だったのですが、私たちも楽しかったです。
冨田:アンコールで会場を歩いた時は、パレードをしているような気持ちになりました。
蟹沢:素敵な演出のおかげで、ファンの皆さんも私たちも楽しくライブができました。ファンの皆さんの近くに行くことができて本当に嬉しかったです。

──「天使は何処へ」の最後で、火花が飛び散る演出のなか、冨田さんがステージ上をフライングする演出にも驚きましたよ。
冨田:私も驚きました。大きな会場でこのような貴重な経験をさせていただけて光栄です。最初は感覚がつかめずドキドキしていたのですが、何回か練習を繰り返し慣れていきました。
蟹沢:すごかったです。とても速いスピードで舞っていました。
──フライングしたい願望はあったんですか?
冨田:ありました。今回は1人だけだったので、いつかは全員で飛ぶ演出もしたいです。
蟹沢:大きい会場でしかできない演出をさせていただいたので、これからのライブでもいろいろな演出ができたらいいなと思います。
冨田:これからもいろいろな演出に挑戦して、どんどん素敵なライブにしていきたいです。夜公演の「まほろばアスタリスク」ではラストサビが始まるタイミングで銀テープの演出があったのですが、本当に夢の中にいるようでした。
蟹沢:私たちの気持ちや要望を汲み取って演出を作ってくださったので、この舞台に立てて幸せだと実感しました。
