スペシャル・フォトギャラリー
SKE48のスペシャル・フォトギャラリー。ここでしか見られない写真たちをぜひ、存分にご堪能ください!
INTERVIEW : SKE48(荒井優希、北川愛乃、中野愛理、野村実代)

昨年15周年を迎えた、SKE48。彼女たちには、脈々と受け継がれる「SKE48の波長」というものがあるらしい。普段は、別々のチームで活動していても、全体になると自然とダンスが揃うのだという。32枚目のシングル「愛のホログラム」のMVでも、その揃ったダンスの美しさは発揮されている。昨年は12期生が加入し、新たな風も吹いているSKE48。まだまだこれからも素敵な景色を見せてくれそうだ。
インタヴュー&文 : 西田健
写真 : MANAMI
挫折を味わったことがある方はすごく刺さる楽曲
――2023年、SKE48は15周年を迎えました。振り返ってみてどんな1年でしたか?
北川愛乃(以下、北川):センチュリーホールで15周年コンサートをやらせていただいたことがいちばん印象に残っています。オープニングで12期研究生以外の全メンバーでのハンドダンスに挑戦したんですけど、それが本当に大変でした。でも大変だったからこそ、やりごたえもありました。それに、各チームで新公演もやらせていただいたことで、それぞれのチームでは結構団結力が深まった年だったと思います。周年コンサートを経て、チームを超えてグループ全体で気持ちが1つになれた1年だったなと思いますね。
荒井優希(以下、荒井):去年は春コンだったり、サマーツアーであったり、季節ごとのライブをたくさんやらせてもらった印象があります。夏はシャッフルメンバーで回ったので、チームだけじゃなくて色々なメンバーと過ごす時間が多かった年でした。SKE48全体で頑張ろうという意識が高まった年だったなと思います。この調子で2024年ももっと大きなステージを目指したいです。
野村実代(以下、野村):新公演がチームごとに出揃ったし、12期の子たちが入ってきたので、新しいSKE48がどんどんできはじめた1年だったなと思います。あと、個人的にはファンの方をいっぱい振り回した1年だったなと思っていて。ツアーやフェスだったり、ファンの方に来てもらわないと成り立たないイベントがすごく多かった中で、ファンの方はよく着いてきてくれたなと。でも、ファンの方には「2024年も振り回して!」と言われることが多いので、今年も振り回したいと思います(笑)。
中野愛理(以下、中野):昨年は春夏秋冬、どの季節もライブができました。オールシーズンでライブをしながら、ファンの皆さんをより身近に感じられた1年だったなと思います。個人的には絶好調の年だったので、2024年はさらに右肩上がりで活動できたらいいなと思っています。


――2月28日に32枚目シングル「愛のホログラム」がリリースされます。これまでのSKE48の表題にはなかなかないような楽曲という印象を受けたのですが、どのような楽曲に仕上がりましたか?
北川:SKE48史上、1番といっていいぐらいの「ザ・失恋ソング」ですね。大好きだった人を思う苦悩や寂しさがたくさん歌詞につまっています。失恋経験のある方や、恋愛じゃなくても、挫折を味わったことがある方はすごく刺さる楽曲なんじゃないかなと思います。
荒井:歌詞がすごく重たいんですよね。失恋したことによって周りが気にならないくらい、自分の世界に入ってしまったような歌詞だと思います。でも楽曲自体は盛り上がるパートもありますし、パフォーマンスするときにもみんなで入り込めるような曲だと思うので、ファンの方の前で披露するのがすごく楽しみです。
中野:イントロを聴いたときから「絶対好きな歌だ」って確信しました。でも歌詞がすごく重くて、孤独な感じがします。きっとこれからもずっとこの人を忘れられないまま、次の恋に進めない人なんだろうなって思ってしまいました。ホログラムって、ぽわぽわした光みたいなのものだと思うんですけど、この曲の主人公にとって、いなくなってしまった人自体がホログラムなのかなと思いますね。
野村:私は失恋したこともないくせに、失恋ソングを聴いて泣く人なんですよ。「よくぞこれをSKE48にくださったな」と。こういう切ない表現もしてみたかったので、素直に嬉しかったですね。サビの「僕の⼈⽣ 照らしてたのは 君という名の太陽」という表現を見て、私もいつかそう思われたいなと。この歌の主人公は、相当相手のことを想い続けている歌詞なので、想われている人は幸せだなと思うんです。私もそういうふうに想われる人になりたいですね。

