全部できるようになったときに、私は生まれ変われる
——豆柴の大群は〈道玄坂PARTY〉などの対バンイベントで、他のアイドルさんと一緒にライヴをする機会が多いと思います。他のアイドルさんと対バンすることで感覚に変化はありましたか?
レオナ:かわいい系のアイドルさんを観ると、こういう部分も自分たちで出していかないとな、と思ってしまいますね。
モモチ:かわいい系のアイドルさんとの対バンでは、楽屋でもみんないい香りしているので、私たちもめちゃくちゃ香水つけてます(笑)。
——加入してからいろんなイベントやフェスにも出られたと思いますが、印象に残っているものはありますか?
レオナ:〈TIF〉ですね。本当に出たかったんです。アイドルとして、本当に憧れのフェスだったので、出られたことがすごく嬉しかったです。
モモチ:大好きな日向坂46さんも〈TIF〉には出ていたので、同じ世界にいる気がして嬉しかったですね。それに〈TIF〉には妹も遊びに来ていたんですよ。妹はWACKのグループのステージにほぼ全部参加していましたね。

——モモチさんの妹さんも、WACKが好きなんですか?
モモチ:もともと妹がWACKのファンなんです。豆柴も観てくれましたよ。BiSさんの黒い衣装がすごく好きだったみたいで、すごく似ているワンピースを着て、〈TIF〉には参戦していましたね。あと豆柴の特典会にも私以外のところには参加してくれています。
——お姉さんの特典会には参加しないんですね(笑)。
モモチ:やっぱり姉の私とチェキ撮るのは遠慮しているみたいです(笑)。
——豆柴は4月〜7月にかけて、都内某所とのツーマンライヴツアー〈MONSTERS TOUR〉を回っていました。実際やってみていかがでしたか?
モモチ:私たちははじめてのツアーだったんですよ。完走できてよかったです。都内某所は途中からミクが活動休止して、3人から2人になったんですけど、それでもしっかりライヴを続けていて、すごいなと思いました。勝手になんですけど、不安でいっぱいだろうなと思って、リハで涙が出てきちゃいました。
レオナ:都内某所が成長していく姿をそばで見ていたんです。すごかったですね。私たちも負けていられないなと思いました。
——今回のツアーで、成長を感じる部分はありましたか?
モモチ:MCは少し成長できたかな。本当にMCが苦手だったんですよ。レオナは最初、トイレで泣いていたよね。
レオナ:うん。泣いてた。ツアー前は、MCを任されても本番全然喋れなくなっちゃって。でももうそういうことはなくなりました。
モモチ:今回のツアーでは、前日にMCで話すことをまとめて、スタッフさんに提出していたんです。夜中までふたりで言うことをお互い話し合いながら推敲していったんですけど、結局ほとんど全部修正が入ってしまったこともありました。

——大変でしたね。
モモチ:そうですね。でもその原稿を丸暗記するくせがついてしまって、そのせいでさらに緊張してしまっていたんです…。だから一層のこと、丸暗記しなければこんなに緊張しないんじゃないかと思ったんですよ。それで1回、自分の言葉で話したら、そのMCが1番良かったと言ってもらえたんです。だから今は文章ではなく箇条書きにしてMCするようにしています。そうしたら緊張もなくなりましたね。
——パフォーマンス面はどうですか?
モモチ:まだまだですね。1歩進んで1歩下がるのを繰り返しています。いつか全部できるようになったときに、私は生まれ変われると思うんです。だから今は1つずつ一生懸命頑張っています。
レオナ:ライヴ後に、スタッフさんにアドバイスもらっています。わたしたちふたりが成長していく過程を見てほしいですね。そこもこれからの見どころです(笑)。
モモチ:レオナは最初から上手かったから、「伸びしろはもう無いでしょ」と思っていたんですけど、やっぱり映像で見比べると全然レベルが違いますね。一時期声帯の不調で声が出にくくなったミユキの歌割りを、レオナが代わりに歌っていた時期があったんですけど、すごく成長していて感動しました。「レオナってまだ伸びるんだ、これ以上離れないでくれ」と思いましたね。
