5人は自分を変えさせてくれた大きな存在
──2020年に入ると、石原さん、谷さん、西野さん、藤原さん、大塚さんのメンバー5名が加入します。みなさんはなぜ、メイビーMEのオーディションを受けようと思ったんでしょう?
石原すずか(以下、石原) : 私は前に活動していたグループが解散してしまったんですけど、そのときもファンの方にいちばん楽しんでもらえるライヴがしたいって思っていたんです。メイビーMEならそれができるんじゃないかなと思ってオーディションを受けました。
谷あやか(以下、谷) : 私はもともと元AKB48の小嶋 陽菜さんが好きで、中学生のときからアイドルのオーディションを受けてきたんです。専門学校を卒業するタイミングで、メイビーMEの新メンバーオーディションの告知を見て「私はここで頑張れるかもしれない」とビビっときました。


西野みやび(以下、西野) : 私も小さいころからアイドルにずっとなりたいと思っていたんです。大学生になるタイミングで夢を諦めきれなくて、毎日のようにオーディションを探していました。他のアイドルさんのオーディションを受けていたのですが、まだ覚悟が足りなくて、辞退しちゃったんです。そこから半年後にメイビーMEのオーディションの広告を見て、ゆうかちゃんと愛ちゃんが頑張っている姿に刺激を受けて、一緒に活動をしたいと思って受けました。
藤原奈穂(以下、藤原) : 実は以前、新庄さんと同じタイミングでオーディションを受けたんですけどそのときは落ちてしまったんです。その後も、ずっとメイビーMEに入りたかったという思いがあって、いままでの自分はずっと性格がネガティブで暗かったんですけど、そういう自分を変えたくてアパレルでバイトして、私服もメイクも全部変えたんです。1年ぐらいコツコツ頑張ったのでメイビーMEのオーディションの告知が出た瞬間にすぐ送りました。
大塚のりか(以下、大塚) : 私は実際にTIFの争奪戦を見たんですよ。そのステージを見てメイビーMEを好きになって。なかなかオーディションを受ける勇気が出なくて、オーディション締切日の直前まで悩んでいたんです。でも、ゆうかちゃんと愛ちゃんが守ったメイビーMEを自分が入って続けさせたいという思いがあって、締切日のギリギリに送りました。
マネージャー : 正直、ギリギリ時間外でした(笑)。でも、文章が熱かったからやる気がありそうだと思って受付けました。写真も谷は友達に撮ってもらった写真とか、石原はアイドル活動やっているときの写真だったけど、大塚は全身映らないからって、ベッドの上に乗っていて(笑)。
一同 : (笑)。



──オーディションの思い出はありますか。
藤原 : オーディションの会場に入るのがすごい緊張してずっと扉の前に1人で立っていたんですよ。ドアを開けていいのか迷っていたら、すずかちゃんが急に来て「え? 開けないの?」って言われて(笑)。本当にすずかちゃんがいなかったら一生入れなかった。
石原 : 緊張してるのかなと思って一緒に入ったのは覚えています。
木内 : 良かったじゃん。すずかちゃんがいなかったら入り口の前に立ったままでオーディション会場に入らないで帰っていたよ。
──漫画の第一話みたいなすごい出会いですね(笑)。新しく入った5人から見て、先輩の2人はどんな印象ですか?
石原 : 私は、ダンスのレッスンを教えてくれたのが愛ちゃんだったんですけど、すごい優しく教えてくれていたし、本当に心がきれいなんだなって思いました。ゆうかちゃんは話すとすごい優しい。「ディズニー行こうよ」とか「浴衣着ようよ」とか言ってくれて、めっちゃ優しいやんって思っていました。
谷 : 最終のダンス審査のときにお二方が来てくれたんですけど、入り口をガバって開けたときにドーンってオーラがすごかったのが、印象に残っています(笑)。
木内 : 嫌だー(笑)。
新庄 : 恥ずかしい(笑)。

──2年と3年の先輩の先輩が部室に来たみたいな(笑)。西野さんはどうですか?
西野 : 私はダンスが苦手なんですけど、愛ちゃんは私が間違えたら「みやびちゃんって動きが独特でちょっとツボっちゃうんだよね」とか笑いに変えてくださるんです。私は入る前からゆうかちゃんのインスタとか見ていたり、アイコンにしていたりとかしていたので、実際に会ったときどうしようと思っていました(笑)。グループのことをすごく考えて、まとめてくださっていてすごい尊敬しています。
藤原 : 私は愛ちゃんとゆうかちゃんのYouTubeとかSNSもフォローして見ていたので、はじめてお会いしたとき、芸能人に会った感覚でした。そこから何カ月も慣れなくて、写真を撮るのもずっと手が震えて画面がブレちゃってごめんって感じでした(笑)。
大塚 : メイビーMEのライヴを好きで観ていたんですけど、2人とも第一印象は、すごくかわいいでした。加入当時は、私は2人みたいになれるのかなっていうのが不安で。最初のほうは同じグループで活動しているのが慣れなくて、ずっと緊張していました。レッスンが終わったあと藤原 奈穂ちゃんと2人で「後ろ姿ヤバくない! めっちゃ芸能人!」って言っていました(笑)。
──逆に木内さん、新庄さんから見て新メンバーが入ってからはどうでした?
木内 : 明るい! もう親みたいな目線になっちゃって、「私の子どもたち!」みたいな感じですね(笑)。私が支えなきゃとか引っ張らなきゃっていう責任感を自覚させてくれたので、いい刺激になりましたね。
新庄 : 過去の自分を見ているような感じでした。すごく緊張しているのを見ていたんですけど、真剣にオーディションに取り組む気持ちがそれぞれ伝わってきていて、いい子たちなんだろうなって思いました。私も後輩のままでいちゃダメだし、もっと周りを見なきゃいけないなと思いました。5人は自分を変えさせてくれた大きな存在だなって思います。