2025/07/08 18:00

メンバーそれぞれの棲み分けがはっきりして、信頼度が高まった


──永井さんについては、鍵盤奏者である以外の持ち場というと?

永井秀和(以下、永井):本業は作・編曲なんですけど、今回はあんまり作曲で貢献できなかったので、細かいディテールとか、コーラスの積み立て方とか、そういったところでできる限りのことはやったつもりです。

本村:十分貢献してたと思うけど? それとも、俺はこんなもんじゃねえっていう感じ?(笑)

永井:いやいや(笑)。もちろん、「ここちょっと気持ち悪いから、こう変えてみようか」みたいな細かいアイデアはたくさん出せたと思うんですけど、もっとプロデュース的な視点で関われたらよかったなという気持ちはありますね。あと、自分が弾く鍵盤に関して言えば、今回はピアノをフィーチャーした曲が多かったこともあって、どれだけ音を厳選できるか、和音の構成をどれだけ精査できるか……そういった部分には特に気を遣って取り組みました。

 そういう個人的な作業もありつつ、ちょっと引いた視点で全体を見ることも意識していました。最初はメンバーそれぞれがやりたいことをやる、という感じでもよかったと思うんですが、それを全員がやると齟齬が出てくることもあって。そこをどうバランス取るか、あるいはどこを間引くかという部分は、メンバー全員で相談しながら進めました。そういう意味では、コツコツと、じっくり吟味しながら作れたんじゃないかと思っています。

──作業を縦のグリッドでとらえるというか、メンバーそれぞれが自分の役割を果たしながらちゃんと互いの位置関係を見て進めていったような感じですか。

永井:そうですそうです。まさにそんな感じですね。録音してから日が経つと、最初はいいと思っていたものでも「やっぱりちょっと違うかな?」と思う瞬間も出てくる。そういった感覚も含めて、時間をかけて作業していった感じですね。

──具体的には、どのくらいの期間をかけたんですか?

本村:家でダビングしたものも含めると、たぶん15日間くらいはかけたかな……。でも、そのぶんこれまでになく丁寧に精査できた実感があります。今回、さっき話した〈hmc studio〉で録音した部分もあれば、埼玉の本庄市にある〈スタジオディグ〉でも作業しました。少し補足すると、私がもうひとつやっているHedigan'sってバンドのメンバーのギタリストと鍵盤のメンバーが経営しているスタジオなんです。そこでダビングさせてもらったりしましたね。

他にも、カネコアヤノさんの作業をやってる伊豆のスタジオに遊びにいって、ついでにダビングさせてもらったりとか……、いろんなところで作業したんです。ミキシングも池田さんが担当してくれた曲もあれば、私がやったものもある。ひとつひとつの音のダビングをするにしてもミックスするにしても、「これがベスト」と思える状態を、今まで以上に精査して選べたと思っています。


──作業場所を固定しなかったからこそ、1曲ごとの求める音に近づけたと。

内村:本当にそうですね。ある程度「任せるところは任せる」という感覚が自然にできていたんだと思います。本村くんが伊豆のスタジオで1人でダビングしていても、そこはもう信頼して任せる、というか。そういう棲み分けができていたからこそ、うまく進められたのかなと思います。

本村:うんうん、そうだよね。全員が立ち会わなくても、絶対にいいものが返ってくるだろうっていう信頼度はあったし、それがどんどん高まっている感じもしました。今、こうしてみんなの話を聞いていても、「ああ、ちゃんと任せられていたんだな」って改めて気づかされましたね。

──ちょっとザ・ビートルズの『ホワイト・アルバム』みたいな良さがあるアルバムかなと思っていたのは、なるほど、そういう背景があったからなんですね。ただ、その当時のザ・ビートルズと違って、バンドとしての結束力は高まっている。でも、作業は互いに尊重し合っていたわけですからね。

本村:そうですね。私ひとりで作業をするような時でも、「アイツとはもう一緒にやってられん!」みたいなのは一切なかったですから(笑)。今はリラックスしてやれてるなというのは実感としてすごくあります。何かを過度に背負ってるわけでもなく、コミュニティとしての居心地が、めちゃくちゃいいというか。

──バンドというより、コミュニティという感覚の方が強いんですか。

本村:みんなどう思います? 私は今なんとなく無意識的に「コミュニティ」って使っちゃったけど。

内村:音楽的な趣味とかも全然違うし、他の仕事をしてるメンバーもいれば、音楽専業でやってるメンバーもいたりで、最初からそういうスタンスではあったけど、最近はそこの折り合いが上手くついてきてる感じはしますね。

永井:確かにバンド以外ではあんまり集まらないですよね。どっかにみんなで遊びにいくとかもないし。

本村:だからって別にドライなビジネスパートナーみたいな感じでもない。5人揃ってディズニーランド行く、みたいなのはないですよね。

内村:あ、でもアルバムができたら5人で行こうって話はしてた。(笑)。

本村:まだ行ってないけど(笑)。でも、そういうベタベタしてない関係性だから、個々の作業が増えてもちゃんと理解し合えているんでしょうね。

この記事の筆者
岡村 詩野

音楽評論家/ 音楽メディア『TURN』(turntokyo.com)エグゼクティヴ・プロデューサー/ 京都精華大学非常勤講師/ オトトイの学校 内 音楽ライター講座(https://ototoy.jp/school/ )講師/ α-STATION(FM京都)『Imaginary Line』(日曜21時〜)パーソナリティ/ 『Helga Press』主宰/ Twitterアカウント ▶︎ @shino_okamura / Instagram ▶︎ shino_okamura

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この記事の編集者
石川 幸穂

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