ワンカットだから、本当にダッシュでスタンバイした
──そんな個性的なMYERAですけれども、5月3日には新曲の“TORNADO”と“No Drip”を2曲同時にリリースしました。どちらもMYERAらしさの詰まったパンチの効いた、楽曲だなと感じています。
Aguri:まず“TORNADO”は、現代社会を行き交う情報やいろんな競争を、トルネードに例えた曲です。様々なことが行き交う中でも、「MYERAは自分らしさという芯を持って突き進んでいくぞ」というメッセージを込めています。ちょっと強気な感じの歌詞も私はとても好きです。
Koto:これまでの楽曲は、自分の葛藤とか、自分らしさとはなにか、みたいなものを歌詞に綴ったのが多かったんです。“TORNADO”は1曲を通してずっと自信のある自分を貫いている感じがあって、パフォーマンスの時もめっちゃ高揚しますし、気合いが入ります。
Yui:この曲は、振付が特徴的なんです。サビでトルネードを回して傾いていく振付が印象に残ります。途中の振りもみんなが真似したくなるようなものが詰まっているので、踊っていても楽しいです。

──MVもすごくかっこよかったです。
Riria:MVはダンスブレイクのところが見どころかなですね。照明もめっちゃかっこよくなってたり、みんなで踊り方も揃えたので、私たちの迫力が詰まっていると思います。
Himena:私は、食器がたくさん置かれている貴族の食卓みたいなところを、机の上に立って歩いたんです。やっぱり撮影中はちょっと罪悪感というか、ちょっと抵抗があって。そんなときにスタッフさんも「ジャイアンになった気持ちで歩いて」って言ってもらって、その通りにしてみたんです。そのシーンもかっこよくなってたので、そこが見どころかなって思います。ぜひジャイアンになった私を見て欲しいです。
Koto:“TORNADO”のMVは衣装もすごく素敵なんです。いつもスタイリストさんがメンバーに合わせて選んでくださるんですけど、いままでドレスを着たことがなかったので新鮮でした。5人の個性が出ててすごいお気に入りです。
Yui:私はエレベーターの中に入って撮影したんですけど、その撮影が結構大変でした。エレベーターの中は、監視カメラみたいな広角カメラで撮られてて、その画角がめっちゃ可愛いんです。MYERAの指名手配のポスターが貼ってあって、それを使って表現するのが楽しかったです。

──続いて“No Drip”は、これまたかっこいい曲ですね。自分自身の魅力で輝く自信を表現した楽曲とのことですが、歌ってみていかがでしょうか。
Yui:この曲の推しポイントは、Ririaちゃんのパートです。最後のフェイクなんですけど、まず私はあんなにすごい歌い方はできないから、その実力にあっぱれという感じです。すごく入り込んでいて、「どうしてそんな声が出るの!?」って驚きました。
Aguri:歌詞のなかに「MYERA」という言葉が入ってるのがすごい印象的で特別感を感じました。私たちの曲なんだって嬉しくなったのを覚えています。
Riria:MVでも「MYERA」という歌詞のところには、ちょうどMYERAの全員が写ってる画角になっているんですよ。そこがめっちゃかっこいいって思いました。

──この曲のワンカットで撮影されたMVもすごいですよね。
Koto:ワンカットでの撮影は、続けて撮らなきゃいけないし間違えられなくてプレッシャーがありました。自分のところでカメラを止められない中で、メンバーみんなよくできたなって思います。この曲は、「飾らない自分」をすごく大切にしているんですけど、MVの中でも一人ずつ順番にジュエリーを外していく描写があるんです。そこがすごく好きです。
Himena:ワンカットだから、本当にダッシュでスタンバイしたんです。裏でめっちゃ走ってます(笑)。

──実際何テイクくらい撮ったんですか?
Koto:4回目くらいだったかな。
──すごい! たった4回で!?
Koto:そうです。みんな本当に覚えるのが早くて。
Yui:一発で決めるぞって気合い入ってました。
