QUEENSのダンススキルをただただ見せつける
——「冠波心掴」にはグループの決意表明になっているわけですね。最新シングルには3曲収録されています。まずは先行してリリースされた2曲についてお伺いします。まず“Bullet”はどんな曲になりましたか?
NANAMI:“Bullet”は私が作詞したんですけど、QUEENSのかっこいい部分を全面に出した曲になりました。世界観がすごくシリアスですね。セトリに入れるだけで表現の幅を出せるような曲になっていますね。
RINA:この曲はダンスがハードなんですよ。お客さんが一緒に盛り上がってくれると、私たちも気持ちが高まってライヴに熱が入るので、個人的にはQUEENSの曲の中でも上位に入る曲です。
MAHO:振付は私が担当しました。毎回要望に沿って作ることが多いんですけど、“Bullet”に関しては「一切真似できない振り」という要望を受けて作りました。普段は真似できる振りが多いんですけど、QUEENSのダンススキルをただただ見せつけるものにしましたね。
——ということはメンバーの皆さんも覚えるのが大変だったんじゃないですか?
NANAMI:そうですね。ここまで踊り込む曲も久々だったので、いい経験になりました。
AYA:私も振付を作るのをお手伝いしたんですけど、この曲は何回も作り直しをしました。ライヴパフォーマンスが映える曲だし、歌唱している姿を見ても1人1人が輝いている曲だなと思います。それがお客さんにも伝わっているみたいで、この曲はすごく愛されているなと思います。
NANAMI:この曲、ライヴですごく盛り上がるんですよ。正直ここまでとは思っていなかったくらいです。普段とはまた違うベクトルの曲を出して、それが今のお客さんにフィットしたのが嬉しかったです。武器の1つになったと思いますね。
RINA:Aメロの振りのときに、NANAMIとAYAの膝に座るんですよ。その振付は今までのQUEENSでなかったので、ちょっと気取ってやってます。

——まさにクイーンな振る舞いですね。
NANAMI:RINAは普段からやっているもんね(笑)。
RINA:やってないよー(笑)。
URUMU:普段は馬に乗っているんだっけ(笑)?
RINA:違う違う!(笑)。結構「馬に乗ってそうだね」とか言われるんですけど、普通に自転車に乗っています(笑)。
MAHO:でも遠征に集合するときに、いつもタクシーで来てるじゃん。
RINA:それはキャリー持つのが大変だから…。
NANAMI:荷物多いもんね。

——(笑)。NANAMIさんは何を意識して作詞したんですか?
NANAMI:この曲のデモを聴いたとき、1番大事なのは「疾走感」とか「エネルギー」だなと思ったので、歌詞もそれに合うように書いていきました。歌詞は全体的なテンションに重点を置いたので、歌詞も英語と日本語のバランスを考えてかっこよくしようと思いましたね。
HIKARU:歌詞を見た時、結構びっくりしたんです。自分が加入してからは盛り上げる曲が多くて、歌詞もハッピーな感じだったので、違う1面が見せられそうだなと思いました。素敵な歌詞だと思います。ライヴではコールをしてくれる部分でもあるので、歌っていて気持ちいいですね。

——難しいと思った箇所はありますか?
EMIRY:難しいと思うところはたくさんありますね。レコーディングのときは苦戦しすぎました。ライヴでも難しいです。
NANAMI:ダンスも大変だよね。
EMIRY:休憩するポイントがほとんどない。
MAHO:ごめんごめん(笑)。
NANAMI:まあ、それだけにやりがいがある曲ですね。
